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30代☆多摩地区のママ、パパコミュの水疱瘡ワクチンについて

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おはようございます。インフルエンザに関するご質問ありがとうございました。
過去に、みずぼうそう(水痘)に関する質問をいただいてお答えしたのがありましたので、小さなお子さんをもっている方々のために、自分の日記から引用再掲載させていただきます。何かの参考にしていただければ幸甚です。

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水疱瘡の予防接種は、1歳以上であれば年齢に関係なく受けることができますが、あくまで任意です。
基本的には終生免疫なのですが、予防接種を受けても約20%の人は水疱瘡に罹ります。
ただし、軽症で済むと言われています。
水疱瘡は、年齢が高くなるほど症状が重くなります。免疫力の低下を来すため、細菌感染を合併し、肺炎を併発することがあります。(特に成人罹患例)
また、水疱瘡に罹ると、それが一旦治っても、神経細胞に潜り込んでずっと棲息するのが特徴で、過労の時などに「単純疱疹」(口唇の周囲の水泡)や「帯状疱疹」(ものすごく痛い帯状の発疹)となって発症するので、水疱瘡に罹らないに越したことはないでしょう。
水疱瘡の予防接種は、弱毒ワクチンなので、やはり接種後に免疫の低下が来ますから、風邪など引かないように気をつける必要があります。他のワクチンは、弱毒ワクチンの場合、免疫の低下の回復を待つために4週間程度の間隔をあける必要があります。
ワクチン自体の副作用は、他のワクチンと変わりません。稀にショックなんてのもないとはいえませんが、アメリカなどでは、他のワクチンと一遍に2〜3種類接種したりもしていますから、あまり神経質になる必要はないと思います。

じゃあ、接種すべきか否か? ってことなんですが、考え方が二つあります。

1)抗ウイルス剤(アシクロビル:商品名;ゾビラックス、バルトレックス)があるので、予防接種でリスクを冒す必要はないのだ。

2)将来の「単純疱疹」や「帯状疱疹」のリスクを考えたら、罹患を回避出来るならやっておいた方が良い。

さて、どっちが正しいのか… ワクチンが「単純疱疹」や「帯状疱疹」のリスクを軽減出来るのか? アシクロビルが水痘ウイルスの潜在感染までを回避出来るのか? という問題については、エビデンスがないのです。

うちの子の場合は、アメリカで幼少期を過ごしましたので、予防接種が義務でしたから二人ともやりました。

投与に際しての副作用については、予防接種もアシクロビルも、まずないと考えても良いと思います。

ただ、最近、タミフルと異常行動が話題になっていますが、実際はタミフルを投与しなくてもインフルエンザでは異常行動は同程度みられます(インフルエンザ脳症といいます)し、インフルエンザより頻度は少ないですが、麻疹(はしか)や水疱瘡(みずぼうそう)でも、重症化すると脳症がみられることがあります。この最悪のリスクを回避するという意味では、ワクチンは有用といえるでしょう。

あとは親の判断ですね…

あ、インフルエンザに限らず、脳症には解熱鎮痛剤が関与していると言われています。これはインフルエンザの時の「ライ症候群」と呼ばれてきたものですが、当初はアスピリンとインフルエンザの関係が取りざたされて来ました。でも、実際にはアセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤では成人でも脳症のリスクが高まることが知られています。今話題のタミフルと異常行動も、タミフルが犯人ではなく、実は一緒に処方された解熱鎮痛剤が真犯人という可能性もあるんですよ。(こういうのを臨床疫学では“バイアス”といいます)
少なくとも、インフルエンザでは大人でも、他のウイルス性感染症では12歳以下では、アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛剤は、絶対に使わないでくださいね。
(アセトアミノフェン:商品名;カロナール、アルピニ坐薬、アンヒバ坐薬など)

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