ロンドン・シネマ日記・ホラー編コミュのついでにEasten Promises

クローネンバーグ監督がまたしてもヴィーゴ・モーテッセンと組んで作ったロシアンマフィアサスペンス。
前作にもまして暴力の応酬でみていて潔いと思えるくらい。
評価も高くてオスカーにヴィーゴ初ノミネートかなんていわれてる割には客足が伸びなかったみたいだね。やっぱりリアルな暴力は受けないのかな？ましてやわが町ロンドンの暗部を見せられているようで気分が滅入ってしまうのか？
それくらいロンドンで撮影してるよってよく判る。
家の近所の墓地も出てきたね。ここの墓地は街中にある中では大きいほうだからか「ストームレイダース」とかでも撮影に使われてたね。近所に住んでいながら撮影現場に出くわしたことがない。毎日前を通るわけではないので仕方がないけど。
映画に話が戻るけど、そういえばこれはホラーではないけどここに書いてしまった。まあクローネンバーグだからいいかと思って。あと先ほどから書いているとおり暴力いっぱいだからね。
マフィアがらみの血まみれシーンが結構あるし、いきなり喉首掻き切ってドクドク血があふれる描写とかホラー並みだよ。ナオミ・ワッツ演じる産婆（いまどきはなんて言うのかな？）が出産後死んでしまった妊婦の身内を探して赤子を引き渡そうとするうちにロシアンマフィアが裏で関わっていてドンドン危険な世界に入り込んでいく・・・・・。
そういえばBeowolfでもあったがここでは生身の人間（ヴィーゴが）の全裸の大格闘シーンがありますよ。フルチンでヴィーゴが殴るの投げ飛ばされるのでとにかく圧巻でした。でも動きが早いから全裸って言ってもねえ。それほど見えませんよ。アメリカなんかだとこのシーンは差し替えられたりしたのかなって気になったりして。

さてこれから１２月ですがオスカー狙いの作品も続々登場する中でこの作品は本当にノミネートされるのでしょうか？最近（ここ２０年くらい）オスカーはつまらなさ過ぎるのでこういう映画が受賞して欲しい。