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仮面ライダー strangerコミュのmasked rider stranger VOL9

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【 一撃必殺 】


プーン ‥
19時のニュースです‥

また新たな
都市伝説なのでしょうか
都心部で頻繁に起き増え
続ける被害と目撃例です
が‥
今日18時15分頃帰宅する
会社員で混雑した鮮魚店
魚松に現れました
《内掛け女》の速報です

「し、新一‥出たう、う、
内掛け女だっ!!」
「驚きすぎだろ‥」

被害に遭った男性からの
通報を受けその後の現場
は騒然としたなか新たな
波紋広げそうな気配です


現場には二小下レポーターが
取材を続けてるようです

二小下くん‥ニコシタクン‥‥
はい‥聞こえております

にこもとです‥

そちらは今どんな状況で
しょうか?
はい、被害に遭った男性
は柔道の有段者でもあり
今回のことを相当気に病
んでる模様です
二小下くん‥ニコシタクン?
はい
内掛け女についての情報
をこちらの方へは中心に
頂けますでしょうか

はい‥
その内掛け女な
タタッタタァタタァタタータ‥続いて
ニュースフラッシュ
滝沢フリューゲルスです
先ほど自民党の発表した
格差社会を是正‥‥‥
‥プチッ

「なァァわ‥‥」

「しかしなぁ新一、こりゃ
ショッパーの仕業かなァ」
「なんでTV消すんですか
おやっさん‥」
「もういいだろ内掛け女は
済んだんだから‥」

「‥‥‥‥」

新一は何か言いたそうだ




「しかし本当かねェ?‥‥
男なぎ倒す女が何の理由
でそんな事件を」
「マスター本当かどうかな
んて被害に遭った方もい
るんだから‥」
「すまん‥悪い意味じゃ」

「理由なくても男なぎ倒す
女なら知ってる‥」
「もしかして新一、そいつ
が犯人か」

「イヤ、その女は投げない」
「しィーんさん!!‥‥」

ヨシッ‥
新一は椅子からスッと立
ち上がってヘルメットを
手に取り水を飲み干した

「ま、現場に一度行ってみ
ますよ‥おやっさん」
「おぉ新一ぶん投げられる
なよォ‥お前」

シシシ‥
「そこは心配いりませんよ
俺は変身したら服を掴む
とこないからね」
「おぉそりゃ名案だ新一」
「ちょっと‥
お二人さーん、内掛けよ
ベルト掴んで引き付けて
ポイッよ‥‥‥で、
頭からグシャ」

「‥‥‥」


「きょ、今日はたまには‥
ベルトはずしていくかな」
「おぉ新一そりゃ名案だ」

「マスター、新さん‥仮面
ライダーが命のベルトを
はずして何しに行くのよ
‥‥大丈夫‥ね?」

よしッ‥
「ミリィへ連絡だ‥ ピッ」
「もうっ!!ここで押しても
意味ないわよ」




ピリリリ ピリリリィィ―ィィ‥


‥ッ!? キャン




「お留守番中のパピちゃん
がビックリするでしょ」
「念のためさ‥壊れてない
かの確認だ。もう一度押
せとのリクエストも多い
からね‥あはは」


彼の名は風間 新一
またの名を …
仮面ライダーストレンジャー

ヴ―ゥゥンブンブゥゥーン‥

♪♪〜オープニングソング
ピキィィ―ン
仮面ライダーァァァァ―
ダダン
タタタッタ―タタタッタ―

ジャァァ―ン
せいぎのひかりに影る悪
キィィーックアクセルだ
オー2サイクルぅぅ




x x x


ヴゥンブゥゥーン ‥‥


高速道を普段の姿で新一
はバイクの速度を上げて
ニュースで観た付近へと
向かっていた

新一の駆るRZRの100m
先、合流点から本線へと
一台のバイクがテールを
流して滑り込んだ‥‥

「違いない」


ブゥゥーンヴヴン‥‥

軽量フレームに真紅のカラー
SDR
リリィ・スレンダー

ぴったりと
そのあとをゆく新一



ヴンブ―ブゥゥゥーン


やや急なコーナーの手前
から
新一は速度を上げ右側の
前をゆくリリィへアウト
からかぶせるように寄せ‥
そのまま前に出た

「‥‥‥」

交わされる瞬間‥リリィ
は無表情なままの瞳を
新一に合わせた

「悪ィ先に行く‥」

アクセルを緩めず新一は
そう呟いた



しかし‥白いミニスカで
真紅のSDR‥無表情に
銀のジェットヘル
ブーツに
サングラスって

♪〜ダガスガッガッガ
ダガスガッガッガ‥‥
ハララ〜ラ-ララ〜
「オマエはジョン・コナーを
殺しにきた新型のターミ
ネーターか‥」

カリフォルニアの知事も
ハーレーや白バイも‥‥
近くにはいないようだ

ブゥゥーンヴヴン‥




x x x

新一は
ニュースにあった付近で
バイクを停めたまま辺り
の様子を窺っていた
ヒコォーヒーィィ ヒココ-‥ ピッ

突然、軽快に新一の携帯
の音色が響いた
「新一、新しい速報が今流
れてる。近いぞ!!‥
大手スーパーのバイエーだ」
うわァァーあ‥‥

「ッ‥‥!?」
「待っておやっさん‥いた
多分、今のだ」
「お、おい新一よ‥」
パチン
ブゥゥーン‥‥




ひぃー
「俺が何をしたんだよ‥な
誰だよあんたは」
「誰でもないね‥男って生
き物に恨みがあるんだよ
情けない‥
何もしていない段階でさ
ひぃーもないんじゃない」
ザッ‥
「その悪行待てぇーェェい!!
‥ヤメるんだ内掛け女ッ」

「‥‥‥誰?」

「誰ってお前ショッパーの
怪人だろ‥」
「何?‥ショッパーって」

「‥‥えっ!?」

犯行現場に駆けつけて来
た新一は犯人がショッパ
ーの怪人ではないことに
気付いた‥

あァァ
「頭のてっぺんのおさげ‥
お前はオリンピック候補
のサワラちゃん‥安仁屋
亮子か」
「オマエ言うなよ‥」


「あ、あんた‥助けてくれ
あの女がいきなり‥」
「被害者も出ている以上‥
立ち会った俺は見過ごす
わけにはいかんな」
「‥‥へぇー自信あるかい
お兄さんは?」

「警察へ行け安仁屋亮子ッ」

アホかッ!!
「会ったばっかりのあんた
に説得されて悔いる行い
だったらやっとらんわッ」

「大丈夫かい?‥あんた」
「ウルセーわ黙ってろ被害者」


「ち、相手はオリンピック
級なんだぞ
しゃーねえな‥やるか‥
サァ来いっっ俺が相手だ」
ウフフ‥
「そうこなくっちゃね‥」

ザッ‥
街外れの通りで薄明かり
の下向かい合う両者‥顔
をパチパチと叩きその場で
リズムよく軽く跳ぶサワラ
ちゃんの姿‥
「さていくよ‥‥サァァ」
バッ

ズザッ‥ガシッ ブゥン…

ゴシャ‥‥

「‥‥‥」

変な格好のまま倒れてい
る新一の頭からドクドク血
が出ていた
「やっぱつええな‥‥ガク」
「ひぃー‥母さァァん」

被害者の男の逃げ足も間
違いなくオリンピック級
だった‥


ブゥゥーン‥キィィ トトトトトト
ちょっと‥
「新さん、受け身ぐらい取
れたでしょ‥何してんの」
「無理‥‥」

「今度は誰だい?‥‥」

リリィを照らす街灯の明
かりがちょうど安仁屋か
らはシルエットになって
いた
「通りすがりのただの女よ
‥ヒマだから相手になろ
うかしら?」

リリィはバイクから降り
ヘルメットを脱ぐと明か
りに入り安仁屋へと微笑
んだ

「‥へぇーとんだセクシー
バカ女の乱入だね‥同性
が相手なら私強いよ」
「新さん、‥もう少しだけ
我慢していてね」
「ミリィお前の言う通りだ
組んだ瞬間投げられるぞ
‥気をつけろよ」
「あんたならアメリカまで
飛んでくよ‥実際」

「あら、鼻息荒すぎてよ‥
サカナちゃん」

「‥サワラだろッ!!」

「同じじゃない?‥フフフ‥」

「ムカつく色気女は西海岸
へ直行‥楽しんでおいで」

「あら、本人は行けないの
ね‥残念かわいそうだわ」
フフ ‥ふふふ
ウフフ‥フフフ‥

あわわわ‥誰か毛布を‥
凍り付くような女の舌戦
に新一は震えた
ザザッ‥‥ッ!?
大きく構えてやや前方に
体重を乗せた右利きの
安仁屋に対し
リリィは右前半身に構え
やや後方に体重を置き
右に左に相手を振る動き
を時折みせる

(面倒ね懐が遠いか‥)
(投げとは限らない‥)

「さていくよ‥‥サァァ」
「よろしくね‥‥ぅ―サァ」

ザァッ
‥‥‥ジリ

バッ

ズザッ‥ガシッ ギィッ…
(右の袖‥!?)
(取った!!‥)

ドウッ‥‥っっ


「‥‥‥」


ドサッ‥‥



勝負は一瞬で決まった‥

自然体のまま構えを解く
ように瞬時に間を詰めた
安仁屋に
虚をつかれたリリィは
相手をいなせず
安仁屋は取った右袖から
巻きこむように
潜り込んで背負いにいく




「掌打は円と螺旋‥動きと
力の伝達よ。8cmの隙間
があれば、それは全力の
一撃なの覚えておいてね
‥」


中段左掌打
右胸の下に飛雷一閃
その一撃‥
容易く手に入れた 右袖
勝機に慢心が交じる刹那

あら、‥
「聞こえてないかしら‥」



「お、怖ろしい‥‥‥」

打ち身に息がつまるなか
新一はアスファルトの上


女異種格闘技最強決定戦
を制した
掌打女の勝利に震撼した







end.

コメント(3)

柔道対決と思ったら‥
ひでぇ(><;)

サハラ砂漠は大切にね(*^^)b

(。・_・。)ノ ‥はーい☆

暴力も武器も否定しない
が‥
自ら行使するのは控えよ
う★

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