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フェイ・ウォン総括コミュの浮躁

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 『討好自己』のトピで北京ミュージシャンズについて触れましたが、北京ミュージシャンズといえば『浮躁』もプロデュースを含め北京一色です。しかしこのアルバムは音作りに関して重厚感が感じられず、全体的にフラットな印象を受けてしまいます。試みようとしている方向性はよく理解できるし、ここまで我を通してやりたいようにやったことは賞賛に値するのですが、いかんせんミキシングをはじめ中途半端で、各曲の完成度は低い。マネジメントやレコード会社とかなり対立があったのではないかと想像してしまいます。

 このアルバムのテイストを追求するのであれば、コクトー・ツインズや一部の楽曲を除いて、一発録りでライヴ感を押し出すなど思い切ったことをやるべきだったのではないかと思います。また、『討好自己』に比べて緊張感や新しいサウンドを創り出していこうとする意欲が感じられず、非常にぬるい。ADRIAN CHANとかALEX SANでもプロデューサーに迎えていれば、全体に引き締まり、完成度を上げられたかもしれません。竇唯と張亞東はプロデューサーとしての能力をこのアルバムでは発揮できなかったと言わざるを得ないでしょう。やはりALVIN LEONGがプロデュースしたアルバムは安心して聴けます。

 さらに言えばジャケ写もここまでやらなくてもいいのではと思います。ピュアさを表現する意図でのフォトセッションだったのだと思いますが、かなりズレてます。もっと別のやり方があったのではないでしょうか。安易さは払拭されません。ましてやジャケ写です。見たいのはフォトジェニックな王菲であって、スッピンの王菲ではない。せっかく前作『Di-Dar』のPVで最高にフォトジェニックなクールさを見せつけてくれたのに、アレって感じでした。音作りもそうですが、プロフェッショナルな姿勢が見えず、やけくそになっているような痛々しさを感じてしまいます。その中でも「堕落」だけは秀逸なだけに、もう少し根気よく、じっくり制作すれば1、2を争うアルバムに仕上がっていたかもしれないだけに残念です。現在廃盤になっていることだし、リミックス盤を再発してもらうことを願っています。

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