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洋楽名盤・新譜 レビューコミュのグリーンリヴァー「ドライ・アズ・ア・ボーン/リハブ・ドール」 1990US

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Green River「Dry As A Bone/Rehab Doll」1990年US
グリーンリヴァー「ドライ・アズ・ア・ボーン/リハブ・ドール」
 
1.This Town
2.P.C.C.
3.Ozzie
4.Unwind
5.Baby Takes
6.Searchin' (previously unreleased)
7.Ain't Nothin' To Do (alternate mix)
8.Queen Bitch
9.Forever Means
10.Rehab Doll
11.Swallow My Pride
12.Together We'll Never
13.Smiling And Dyin'
14.Porkfist
15.Take A Dive
16.One More Stitch
 
Alex Vincent(Drum)
Jeff Ament(Bass)
Mark Arm(Vocals)
Steve Turner(Guitar)
Stone Gossard(Guitar)
 
ほぼ1ヶ月書き込めませんでしたが、ストレスのたまる忙しい日々にも常にrockには救われます。
 
怒りや憤りを受け止めてくれるrock、魂をぶつけてくるような迫力によって、溜まりたまった鬱憤をぶっとばしてくれるrock。

グリーンリヴァーのこの傑作は、発表からはや20年近くたつ今でも、そんな心の友的な一枚です。
 
 
ニルヴァーナ、パールジャムといった1990年代のグランジロックと呼ばれた一連の90'sパンク革命の黎明期、まだ謎めいたアングラ時代のシアトル、インディーズレーベルのサブポップで、伝説となったバンド、それがこのグリーン・リヴァーでした。
 
  
その後、グリーンリヴァーの解散の後で、メンバーのベースのジェフ・アメンとギターのストーン・ゴッサードはパール・ジャム、ボーカルのマーク・アームとギターのスティーブ・ターナーはマッドハニーを結成し、サブポップの世界制覇、グランジの黄金時代に主役となっていきました。
 
 
そんなすごい奴らのエネルギーとパワーが詰め込まれています。
まるでグランジシーンの青年期のような勢いを感じます。
 
 
彼らが分裂したワケは、音楽的な方向性の違いも一因でした。
 
  
マッドハニー組はパンク志向、パールジャム組はハードロック志向、とその後の方向性をそのまま持っていたといえます。
 
 
そしてこのグリーンリヴァーでは、両者の要素が融合した素晴らしいバランスが成り立っていると思います。
 
 
マーク・アームのヴォーカルは、マッドハニーになると、どこか倦怠感と捨て鉢感のただようパンク色の強いものになります。
 
 
音域の狭いヴォーカルと雰囲気は、上手いとはいえませんが、ある意味迫力があり、カリスマ性のあるものですが、その醸し出す雰囲気は好き嫌いは分かれると思います。
 
ある意味90年代以降のフリーター的なものに代表される?社会の気分を体現しているところで、時代を映し出している感はあるとおもいます。
 
 
しかしこのグリーンリヴァーでは、パールジャム組のエッジの効いたハードロック系譜の音の中で、マーク・アームの良い部分が存分に引き出されているという気がします。
 
  
ブラックサバス、ツェッペリン、ドアーズなどの70年代ロックの影響を感じさせるドロドロとしたロック原初のエキスの中で、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ストゥージズ,ラモーンズ以降のNY系パンクの系譜、ハードコアの流れを汲みつつのパンキッシュなヴォーカルが叫びをあげ、全体の音はラフ、といういわゆるグランジロックと呼ばれることになってゆく音の極めてすぐれた原型がここでは聴かれます。
 
 
90年代以降の暗いもやのかかった時代の延長を、我々はいまだに生きているのだと、このアルバムを聴くたびに思います。
 
その限りにおいて、我々はこの音に救われ続ける。
 
そんな名盤です。

 

"This town"

 
"Queen Bitch" 


 

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