たったひとつの命だからコミュのたったひとつの命だから・・・・・

結婚して２０年。
３人の男の子に恵まれ　普通の生活の中で　普通の家庭を築いてきた。

変化は　２年半前に訪れた。
父親が　同業者からの引き抜きで　それまで勤めた会社を退社。
しかし、引き抜きは　正式には決まっていなかった・・・
勘違いだった。

彼は　人に騙されたと　恨んだ。

それから　歯車が狂っていく。

なんとか見つけた会社で今度は　詐欺まがいの話に乗せられる。
本人は　周りもやっている事だからと　軽くのってしまう。

そして　罪だと我に返った彼は　脅迫という目に遭う。

親戚中に迷惑をかけ、大金を借りた・・・ものの返す力はない。

　　　ここで　人間として踏ん張って欲しかった。

彼は　周りから責め立てられ、とうとう蒸発した。
どこかで　生きているのか　死んでいるのか。
いや、死ねる人ではない・・・・

仕事をしようと思わないだけじゃなく　家財で売れる物は何でも持ち出した。
婚約指輪ですら。

カードローンに手を出し　払うのは　両親と奥さんの実家。

私は思う・・・・
「生きるという事は心があるという事」
本当にその一言に尽きると　そう　思う。

心が死んでしまった人間に　どう　心を取り戻してあげるべきなのか・・

生き恥をさらすくらいなら　どうぞ　これ以上　人に迷惑をかける前に　自ら命を絶って下さい。
そう　思うのは　コレは間違いなのだろうか・・・・

人間には　ココぞという踏ん張り時が　必ず訪れると思う。
その時　腐ってしまうか　真面目に謙虚になれるかで　大きく分かれてしまうと。

「こんな父親ならいらない。
　従業員さんと　家族を守る為に命を絶ったオジサンは　卑怯なんかじゃない。
　お金は大事だけど　懸命に働く姿を　見せて欲しかった。」
そう　語った子供達。

　　　生きるという事は　心があるという事。
　　　命と心は　同じ高さにあるという事。

生きる意味を　考えさせられます・・・・・
　　