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『鈴木康博』を心から応援する会コミュのアルバム『Three and Two』

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released 1979.10.20 (ETP-80107)

えんぴつ
5人のオフコース・・・バンドとしての姿勢を明確に打ち出し、名実ともに日本のトップ・グループとして輝いた大ヒット・アルバム



るんるん曲目
01. 思いのままに
02. 恋を抱きしめよう
03. その時はじめて
04. 歴史は夜つくられる
05. 愛を止めないで
06. SAVE THE LOVE
07. 汐風のなかで
08. 愛あるところへ
09. 生まれ来る子供たちのために
〜「いつもいつも」(1979.8.5田園コロシアム)

ペン解説メモ

 何よりもジャケットが強いインパクトを持っていた。表に写っているのは清水仁・大間ジロー・松尾一彦という新しく加わった3人で、彼らの上に“オフコース”というグループ名が英語で表記されている。もし、それまでの経緯を知らない人が見たら、この3人がオフコースだと思われかねない大胆なデザイン。3人と2人。小田和正と鈴木康博は、2人で裏に写っていた。当然のことながらレコード会社からの反対をメンバーが押し切ったものだ。3人が加わるようになって3年。1979年10月20日発売だった。
 つまり、それだけ彼らにとって大きな変化だったということでもある。バンド宣言とでも言えば良いだろうか。一曲目の「思いのままに」で“誰にもぼくの行く道を止められない”“行かせてほしい”と歌っているのもそんな決意表明に聞こえる。でも、イントロはアカペラのコーラスだ。一つの曲の中で、“変わらぬもの”と“変わったもの”を表現しているようでもある。
 小田和正は“設計図の人”で鈴木康博は“配線図の人”。そんな風に思ったことがあった。小田和正の描くビジョンや全体図。彼の曲の持つ空間性やスケールと鈴木康博の曲の持っている細部の緻密さ。二人の曲にはそんなデザイン的な特徴がある気がしていた。
 オフコースのバンド宣言。それは小田和正の描くオフコースという集団の設計図をより確信に満ちたものにしたように思える。「この辺りでどういう音楽がバンドとして成り立つかが分かってきた」と発言している。そんな確信の表明が79年1月に出た先行シングル「愛を止めないで」だった。初めて10万枚という数字に近づいたヒット曲。その中で彼らは、“「眠れぬ夜」はもういらない”と歌っていた。過去のヒット曲やあの頃のスタイルとの決別。“いきなり君を抱きしめよう”というフレーズに“いやらしい”という女性ファンの反発もあったと言う。自分たちの歌や言葉がどう受け止められるか。それも設計図に書き込まれていたと思えるほどにフォーカスが合って行く。
 5人のオフコース。サウンドの変化は楽曲にも影響を与えている。小田和正のメロディーはギターのディストーションのような直線的な思い切りが加わり、鈴木康博のボーカルは力強い男性的なものになった。8分を越えるロック大作「SAVE THE LOVE」は、彼の代表作の一曲だろう。全員の演奏がきらめくようなコーラスとともにうねってゆくオフコースのバンドサウンド。「FAIRWAY」の先に待っていたのは、遙かな大海原だった。
 エンディングの「生まれ来る子供たちのために」は、今聴いても感動的だ。商業的な成功や流行りから遠く離れた地平線に帆を上げて行く30代に差し掛かったミュージシャンの“明日への願い”。これももう一つの宣言だろう。クロージングの「いつもいつも」は、79年8月4、5日に行われた田園コロシアムのライブ音源だ。
 
田家秀樹

コメント(11)

なぜ「風に吹かれて」がこのアルバムに入らなかったのか
誰か教えてください!
まあ「さよなら」もベスト以外のアルバムには入ってないですが
こっちはアルバムのコンセプトとも合わないのもわかる気が
するので。。。

シングル曲を「愛を止めないで」だけで勝負する辺り(のちに
シングルカットしたりカップリングしたりはありましたが)
このアルバムの方向性に自信があったのでしょうか?
ヒットよりもアルバムとしてのコンセプトにこだわる辺りが
オフコースらしいですが。

「風に吹かれて」は「Three and Two」の匂いがして
挿入されていてもおかしくないと思うのですけど。

確かにアルバムとしての完成度は抜群にすばらしいです。
バンドとしての一体感や統一感が感じられる傑作です。
私の人生の中でもフェイバリットな一枚です。

「設計図」と「配線図」とはうまく言ったもんで、田家さんの
解説にはいつもながらうならされます。

書き出したら止まらないのでこの辺で。。。
田家さんの解説、たまりませ〜んです。
私も最初にこのジャケット見たとき、清水氏が小田さんだと思いました〜(笑)

>「設計図」と「配線図」

巧い!!!

このアルバムからオフコースがロックバンドになったと思います。聴いてて良かった〜〜〜です。
かじさんにとっては思い出深い「風に吹かれて」ですね。
歌が終わって終奏がとても切なくて名曲だと思います。
「思いのままに」は歌い出しの部分がすごく印象的です。
オフコースを知らずに行ったオーバーライブですが、このイントロがとても印象的でした。
「恋を抱きしめよう」もイントロのツインギターリフが最高です〜〜。最近「forward」を聴いて懐かしさでいっぱいでした。
「歴史は夜つくられる」はつい先日、横浜ライブへ行ったときにフリッパーさんと多似夢さんとて盛り上がった曲です。
イントロのシーケンサーがカッコいいです。ライブではギターで弾いてますね。(笑)多似夢さんから指摘されました。

「save the love」はやっと最近、鈴木さん本人も「オフコース時代の象徴的曲」だと認識してくれている発言があり、嬉しかったです。いつかバンドでやってほしいですね。
僕もかのアルバムのジャケットを見て混乱したくちです(笑)
オフコースを初めて知ったのはザ・ベストテンで「Yes-No」がランクされているのに”いつも出ていただけないグループ”ということがきっかけでした。

まず「We are」から入って過去にさかのぼっていったのですが、その時このアルバムジャケットを見たとき、”これは小田さんと鈴木さんは欠席して新しい3人をためすために3人だけで作らせたアルバムだろう”と思い込んでしまったのです(笑)。

だから小田さんと鈴木さんの歌は聴けないと勝手に思い込んでいたので、聴くのが一番最後になったような気がします。
で、聴いてみたら”あれ、二人とも歌ってるし、そういえば裏ジャケには二人が写ってる、どういうこと?”としばらく混乱していました(笑)。

このアルバムを僕なりに一言で表すと”「ロック」のオフコースの最高峰に位置するアルバム”ということになりますね。
記憶があやふやなんですが、洋楽のロックアルバムのミックスダウンを徹底的に研究して作り上げたとかライブでの雰囲気をそのまま音にしたい等々言ってましたね。
だからぐっとロック色が強くなったんだと思います。
はずかしながら、オフコースというバンドをリアルタイムで
スルーしていた私です。洋楽ばかり聴いていた時期です。

ですからある意味100%純粋な鈴木さんのファンです。今改めてオフコース時代の全部のアルバムを聴き、武道館のVを見て、修業中の身です。

進化していくオフコースを毎日楽しく聞いています。このアルバムも好きなひとつです。3人をフロントにしたのも2人がバンドとして3人を迎え「よろしく」という気持ちが表れているようですね。

バンドって難しいですよね。最初は純粋な気持ちが寄り集まって勢いで駆け抜ける。そのうち思いや好みがぶつかる。力関係が微妙なバランスを崩す。これはだれもが経験していることでしょう(私も何度かありました)

そういう意味ではこのアルバムの時期はみんなの気持ちがひとつになった幸せな時だったのではないか、と思いました。
ダッシュ(走り出す様)大陸先生、またこれはお宝なブツですねえ(笑)
なんとも貴重です。
「3と2」ってのがいいですね。
この「アルバム」、シングルの「愛を止めないで」のスマッシュヒットでオフコースの一番いい日がきたようですね。

でも、グリンダさんの話の通り、次なる「さよなら」のヒットが皮肉にも小田&鈴木のバランスを崩してしまってなんともその後の3年間は苦悩の日々だったでしょうねえ、2人にとっても3人にとっても。
そんな内情とは裏腹にバンド・オフコースの人気はその後、大爆発してしましました。

しかし、鈴木さんをソロ時代に知ってファンになったグリンダさんの感性が羨ましい・・・・さくらんぼ
このアルバムから、オフコースは変わりましたね。それまでの混沌感が一掃され、このサウンドの方針で!という強い意思が全曲に打ち出されていますね。

そして、鈴木さんの楽曲も、ギターを堪能出来る曲が多くて、楽しく聴けるアルバムです。楽曲担当のバランスもこのまま行って欲しかったなあ。
中学生当時、オフコースの中での鈴木さんの曲では「汐風の中で」が一番好きでした。特に「あの日あの時〜」からの歌詞とメロディーは、グッと来ますね、純情だったんだなあの頃は(笑)もちろん、今も大好きな曲です。
CD世代の僕が、中古レコードで初めて買ったレコードが、このアルバムでした(^o^)

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