平城遷都１３００年祭コミュの飛鳥で堂本剛さんがスペシャルコンサート（５月14日） 平城遷都1300年祭メールニュース

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平城遷都１３００年祭メールニュース（2010.3.12）vol.21
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〜巡る奈良〜飛鳥・藤原地域と五條・吉野地域、４月からのイベント内容が発表
されました。
http://www.1300.jp/about/news/press/2010-1/press100304.html
http://www.1300.jp/about/news/press/2010/pres100219-1.html

飛鳥・藤原地域は平城京に先立つ都、飛鳥・藤原京の地。吉野は世界遺産「紀
伊山地の霊場と参詣道」などの自然豊かなエリア。近年は「癒しの地」として知ら
れています。

イベントは、奈良のうまいものが味わえる食体験モノや、季節の花、川遊び、ウ
オークなどから、「山伏修行一日体験入門」（天川村）といったハード系（！）まで
さまざま。この機会にぜひ参加してみてください。

それでは最後までおつきあいください。

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●・・・menu・・・●

01　コラム「なんと立派な平城京」
…text　　奈良文化財研究所　主任研究員　馬場基
02　イベント情報
03　せんとくん情報
04　特集・インフォメーション
05　1300年祭広報室から

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●・・・【01　コラム『なんと立派な平城京』】・・・●

＊＊　平城京へ戻りたい、それが願いでした。＊＊

　ニュースを見ていると、いろいろな「世論調査」が取り上げられています。遠い
奈良時代にも「世論調査」が何度か行われています。そしてその世論によって、
平城京は都として復活した、という出来事がありました。聖武天皇が平城京を離
れ、恭仁京（くにきょう、現・京都府木津川市）や甲賀宮（現・滋賀県甲賀市信楽
町）などを次々と造営していた、いわゆる「彷徨（ほうこう）」の時期のことです。

　天平16年（744）閏正月一日。平城京を離れていた聖武天皇は、官人達を集め
て、恭仁・難波（なにわ）のどちらが都にふさわしいかを問います。結果は、五位
以上の貴族たちで恭仁が24、難波23。六位以下の実務・下級官人層で恭仁157
難波130。両者拮抗するものの、恭仁派の方が多かったのですが、結局、難波
遷都は強行されます。

　なんのための世論調査かと思った人もいたかもしれません。一応みんなの意
見を聞いたことにしておこう、ということだったのでしょうか。ただ、この記事のお
かげで、現代の我々は当時の役人の数を知ることができるわけで、大変ありが
たい世論調査です。

　２回目は天平17年（745）５月２日。都となっていた甲賀宮周辺では山火事が頻
発、度重なる遷都の影響かどうも世情は不安定。そんなこんなで、聖武天皇が
官人たちに都はどこが良いか尋ねたところ、全員が「平城」と答えました。５月４
日には平城京の寺院に残っていた僧侶たちに意見が求められ、これまた「平城」
という答えが返ってきます。

　聖武天皇は翌５日にはさっそく甲賀宮から恭仁宮に向かい、人々によって熱狂
的に迎えられたことが、当時の正式な歴史書『続日本紀』に記録されています。

５月７日には僧侶や民衆によって平城宮の清掃が行われました。そして、11日
に聖武天皇はついに平城京に戻りました。

　還都決定時の人々の熱狂や、宮内の清掃などを見ると、多くの人々が平城還
都を切望していたことが知られます。こうした世論によって還都した平城京で、大
仏の造営が開始されました。

　「奈良」の大仏は、まさに「世論」のたまもの、といえるかもしれません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（奈良文化財研究所主任研究員　馬場基）


●・・・【02　イベント情報】・・・●

◇最新イベント情報

假屋崎省吾デモンストレーション＆トークショー　ほか
http://www.1300.jp/event/new.html


◇ニュース・トピックス

★飛鳥・藤原地域＆五條・吉野地域のイベント内容決定

・「飛鳥・藤原みやび祭」（４月２〜３日、橿原神宮周辺）……ステージイベントや
奈良のうまいものが集まる飛鳥食市、パレードなどを開催。

・「美しき飛鳥の祝祭」（５月14日〜６月５日、奈良県明日香村ほか）……５月14
日から16日に明日香村で開催する「まほろばコンサート」には、堂本剛さん（14
日）、秦基博さん（15日）、ゴスペラーズ（16日）が出演します（有料）。

・「吉野未来フォーラム」（６月５日、大淀町あらかしホール）……タレント・浜村
淳さんの基調講演のほか、パネルディスカッションには浜村さん、女優・菊川怜
さん金峯山寺執事長・田中利典さんなどが出演。司会は元フジテレビアナウン
サー・富永美樹さんです。
http://www.1300.jp/about/news/index.html

◇１３００年祭ピックアップ

「とくとくパーキング奈良」会員募集中
新規登録先着1300名さまに千円相当のＥＴＣポイントプレゼントキャンペーン中！
http://www.hanshin-exp.co.jp/drivers/etc/topics/parkingmoniter/tokutoku/index.html

◇巡る奈良　
http://www.1300.jp/event/roam/index.html

◇奈良大和路秘宝・秘仏特別開帳

特別講話聴講希望者を募集しています。
http://www.1300.jp/event/roam/yamatoji/index.html

◇平城宮跡（メイン会場）２０１０年４月24日〜11月７日
http://www.1300.jp/event/kyuuseki/index.html

●・・・【03　せんとくん情報】・・・●

◇せんとくんオフィシャルサイト
http://www.1300.jp/sentokun_os/index.html

◇スタッフダイアリー　
http://www.1300.jp/about/staff/100305.html

●・・・【04　特集・インフォメーション】・・・●

◇県民活動支援・後援事業
http://www.1300.jp/information/assist/index.html

◇協力企業・団体

広く県内外の企業・団体さまに、平城遷都１３００年祭への協力をお願いしていま
す。皆さまのご支援、ご協力に感謝申し上げます。
http://www.1300.jp/links/support.html

◇せんとくん募金　

みなさまのご支援・ご協力をお願いいたします！
http://www.1300.jp/information/donation/index.html

●・・・【05　広報室から】・・・●

　３月上旬、平城宮跡で「第一次大極殿（だいごくでん）」の試験点灯が行われま
した。

　日本の照明デザインの第一人者・石井幹子（もとこ）さんが手がけられるライト
アップをいち早く見たい！　そこで、庁舎の屋上から確認しようと、単眼鏡片手に
1.6?先を凝視しつつ今か今かと待っていたのですが――。この日はとても寒か
った。ひっきりなしに冷たい風に吹き付けられ、我慢限界、一時撤退。

　リベンジは毎日の通勤で乗車する近鉄電車の車窓から。世界でただ一つ、世
界遺産の中を駆け抜ける電車（贅沢！）から、豪壮なる唐風建築が闇夜に浮か
び上がる様を見ることができました。

　第一次大極殿は４月23日の「大極殿完成記念式典」でお披露目されます。この
日は、元明天皇が藤原京から平城京に遷都した（引っ越した）７１０年３月10日を
新暦に直した日。式典への参加は招待者のみとさせていただいていますが、平
城宮跡会場がオープンする翌24日からごらんいただけます。

　文化庁が９年の歳月をかけ完成させた華麗な古代復原建築は見どころ満載。
しかも「入場無料」です！　前庭では天平衣装（てんぴょういしょう、奈良時代風の
衣装）を来て“お散歩”ができる「天平衣装体験」（こちらは有料、大人300円）も
できます。

　マニアックに楽しむもよし、大極殿を触媒に奈良時代へマインドトラベルを試み
るもよし。従来の博覧会とは似て非なる、会場の内外をへだてる柵がない“お祭
り”を、五感を使って存分に楽しんでください。

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〒630・8113　奈良市法蓮町757　奈良県法蓮庁舎
TEL.0742・23・2005 URL　http://www.1300.jp/
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