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野田成人に社会問題学ばせるのだコミュのネズミ講

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 バブル経済のお話で、チューリップバブルとITバブルの例を挙げました。これらは資産が実態以上に価値があると錯覚された結果です。しかしながら、もしこのチューリップにしろ、光通信株にしろ、転売益を狙って永久に市場参入者が増え続けたなら、どうでしょうか?どんどん上がり続けますね。これ何かおわかりかと思いますが、無限連鎖講、つまりネズミ講ですね。

 だからバブルの仕組みは、ネズミ講と同じなんです。更に拡大していくと、資本主義経済そのものが緩やかなネズミ講みたいなものなのです。バブルの一つの要因は、過剰流動性、つまり大量にばらまかれたお金といわれます。元はといえば借金したお金なんですが、それでみんながチューリップや光通信を買うわけですね。集団心理の錯覚が、実需とかけ離れた価値を生む。「あ〜、みんながチューリップ欲しがっている。よし、俺も家財投げ出してでも買うぞ!」って。

 バブル経済は、実体の経済成長以上に資産価格が上昇した状態。しかし現在の資本主義が、永遠の経済成長を前提としている以上、やっぱりネズミ講みたくなってきます。常にバブルの要因を抱えるわけです。借金して作ったお金をばらまいて、消費しましょうとあおる。お金がばらまかれすぎると、購買力が増大して物価が上がってくる。あがりすぎるとバブルになる。そこであがりすぎないように、お金の量を減らして物価を抑える。これが中央銀行の金融政策なんですが、そのお金の量は借金の金利で調整します。


1,銀行「景気が悪いな、よしお金をばらまくぞ」

2,銀行「今なら金利が0.1%でお得です。どんどん借金して下さい。」

3,一般「今借金すると得だ。それで車買おう、家買おう、あれ欲しいこれ欲しい。」

4,皆が借金する、お金が増えて物価が上がる、消費促進、景気が良くなる

5,銀行「景気がよくなりすぎた、バブルにならないようにお金を減らそう。」

6,銀行「お得金利キャンペーンは終了しました。これから金利は10%です、ご利用は計画的に。」

7,一般「金利が高くなったから借金は損だ。早く返そう。無駄遣いしないで倹約しよう。」

8,皆が借金返済、お金が減って物価が下がる、消費落ち込む、景気が悪くなる → 1に戻る

※(金利0.1%、10%とは分かりやすくする為の極端な例です)


 上記は、景気が循環する仕組み、インフレ・デフレの説明です。こんな風にバブルにならないように、かといって消費が落ち込みすぎないように、微妙な調整をしています。しかしこの微妙な調整がうまくいかずに、どちらかに転がって行ってしまうこともあるわけです。それがハイパーインフレ、逆に転がると恐慌です。

 日本の場合、2000年以降デフレで相当苦しんできました。金利政策が一定限度を超えてしまって、効かなくなってしまったのです。金利は0%以下には下げられないという限界です。金利を安くしお金を使ってもらおうにも、みんなが財布のひもを固くして貯め込んだのです。お金を使わないと、毎年1割ずつお金が減る、とでもすれば違ったでしょう。でもこれは特殊なやり方でもしない限り不可能です。このようにいくらお金をばらまいても消費に火がつかない状態を、「流動性の罠」といいます。

 今日本は、大企業のリストラ、貧乏人を犠牲にした結果、統計上は好景気になりました。じゃあ次はハイパーインフレさえ心配なければいいのか、というとそうでもありません。地球環境の制約から、成長の限界という最大の問題が出てくるのです。



コメント(4)

ゼロ金利政策でしたっけ?
ねずみ講っていうからマルチかと思ったw
野田さんはネットワークビジネスには興味ないですか?
アメリカでは在宅ビジネスとしてもはや当たり前!!が売り文句ですお。
今日の話は分かり易くてホッとしました。
わかった!
私の債務を減らすためには金利が−10%になればいいんだドル袋
なーんだ

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