村上龍さんが発行されているメルマガに韓国人のアンさんという方のレポートが掲載されている。今回のタイトルはこれだった。（以下全文を引用させていただきます。）
「Ｂ型男」
私の知り合いにはなぜかＢ型の人が多い。Ｂ型は一般的に敏感な感性を持っていると言われ、マスコミ関係者にはＢ型が多いという俗説があるが、それと関連があるのかも知れない。しかし、これからは、彼らのことをもう少しじっくり観察した方が良さそうだ。特に、Ｂ型の男性に注目である。
最近韓国では血液型同士の相性占いや血液型で性格を判断するのが大流行だ。血液型なんて４通りしかないのだから信憑性がないと言ってしまえばそれまでだが、説明を読んでいるとうなずけるような気もする。
血液型で性格を判断したり相性を見たりするのは、日本の能見正比古（のみ・まさひこ）氏が書いた「血液型人間学」が元祖だという。
概略的にまとめてみると、Ａ型は、穏やかで従順、慎重で細心、謙虚で反省的、情感豊かで同情心がある。また、犠牲的精神があり、協調心がある。しかし、慎重すぎて優柔不断でもある。Ｂ型は、淡白で、快濶、思い切りが良く、活動的で、敏感な性を持ち、社交的で楽天的、親切でざっくばらんでにぎやかな性格だ。しかし、飽きっぽく、無計画で慎重性がない。Ｏ型は、自信があり、意志も強固、度胸があり、理性的で決断力がある。冷静、客観的で論理的で現実的である。しかし、強情で謙虚さがなく、自己中な面もある。ＡＢ型は、感覚が鋭く、人当たりは柔らかで同情心があり、個性的である。だが、むら気で怒りっぽく、神経質と出ている。
こうして見ると、どの性格も長所と短所を兼ねているように見えるが、韓国ではなぜかＢ型男の短所が浮き彫りにされて女性たちの忌避対象になってしまった。Ｂ型男の場合、浮気性で女性を無視し、王子様病（わがまま、自分勝手、自分が最高と思っている病気のこと）で、性格破綻者と言うのがその理由である。
こうした情報はネット検索で上位を占め、また韓国で大流行の個人のミニホームページやブログなどを通じて広まった。その中でもＢ型男の短所の部分が特に浮上して、最近合コンでＢ型男は不人気なばかりか忌避対象だという。
それに油を注ぐように、先月は有名歌手が「Ｂ型男」というタイトルで曲を発表したかと思えば、次は某バラエティ仕立ての教養番組で「Ｂ型男」の性格がやはりよくないことを裏付けるような形でオンエアするなど、Ｂ型男にとってダメージを与え続けている。
「Ｂ型男」という曲では、「カッとしてすぐ怒るくせにすぐ反省する。敏感すぎて寝不足がちでプライドだけは高い。男らしいタフな姿が強そうだったから、頼りたくなったの。偏屈だけどたまには真心も見える。好きになるには私が傷つくの。考え方なの？女が多いからなの？ 一人の女だけを胸に抱くのがそんなに大変じゃどうやって信じるの」と歌っている。
また、「愛しにくい、別れるのはもっともっと大変なＢ型男と恋愛する方法」という指針書も出版された。
そこで、流行に敏感な映画界では、「Ｂ型のボーイフレンド」というタイトルの映画がクランクインした。この映画では、これまでのネガティブなＢ型男のイメージではなく愛らしいＢ型男が表現されるらしい。
実際、Ｂ型の男性にこの現象について聞いて見ると、憤慨しながらこう言った。
「Ｂ型だからといってまとめて非難されるのはたまったもんじゃない。それに僕は浮気性でも王子様病でもないね」ときっぱりと言った。それだけ、傷ついたということかなあ。新聞によると、Ｂ型の芸能人もこの現象に対して、「Ｂ型男は繊細だ」などと抗議をしているという。
血液判断はこれまでも書籍が出版されたり、雑誌に紹介されたりして目新しいものではないが、Ｂ型男に非難が集まったのは今回が初めてのようだ。先ほど紹介した曲も本も売れ行き上々のところを見ると、当分はＢ型男の受難が続きそうだ。
筆者はよく「Ｂ型でしょう？」と言われる。実際はＡ型なのだが、そんな風に見えないという。これまでは、ポジティブに考えてきたが、最近ちょっと意気消沈である。
「Ｂ型男」
私の知り合いにはなぜかＢ型の人が多い。Ｂ型は一般的に敏感な感性を持っていると言われ、マスコミ関係者にはＢ型が多いという俗説があるが、それと関連があるのかも知れない。しかし、これからは、彼らのことをもう少しじっくり観察した方が良さそうだ。特に、Ｂ型の男性に注目である。
最近韓国では血液型同士の相性占いや血液型で性格を判断するのが大流行だ。血液型なんて４通りしかないのだから信憑性がないと言ってしまえばそれまでだが、説明を読んでいるとうなずけるような気もする。
血液型で性格を判断したり相性を見たりするのは、日本の能見正比古（のみ・まさひこ）氏が書いた「血液型人間学」が元祖だという。
概略的にまとめてみると、Ａ型は、穏やかで従順、慎重で細心、謙虚で反省的、情感豊かで同情心がある。また、犠牲的精神があり、協調心がある。しかし、慎重すぎて優柔不断でもある。Ｂ型は、淡白で、快濶、思い切りが良く、活動的で、敏感な性を持ち、社交的で楽天的、親切でざっくばらんでにぎやかな性格だ。しかし、飽きっぽく、無計画で慎重性がない。Ｏ型は、自信があり、意志も強固、度胸があり、理性的で決断力がある。冷静、客観的で論理的で現実的である。しかし、強情で謙虚さがなく、自己中な面もある。ＡＢ型は、感覚が鋭く、人当たりは柔らかで同情心があり、個性的である。だが、むら気で怒りっぽく、神経質と出ている。
こうして見ると、どの性格も長所と短所を兼ねているように見えるが、韓国ではなぜかＢ型男の短所が浮き彫りにされて女性たちの忌避対象になってしまった。Ｂ型男の場合、浮気性で女性を無視し、王子様病（わがまま、自分勝手、自分が最高と思っている病気のこと）で、性格破綻者と言うのがその理由である。
こうした情報はネット検索で上位を占め、また韓国で大流行の個人のミニホームページやブログなどを通じて広まった。その中でもＢ型男の短所の部分が特に浮上して、最近合コンでＢ型男は不人気なばかりか忌避対象だという。
それに油を注ぐように、先月は有名歌手が「Ｂ型男」というタイトルで曲を発表したかと思えば、次は某バラエティ仕立ての教養番組で「Ｂ型男」の性格がやはりよくないことを裏付けるような形でオンエアするなど、Ｂ型男にとってダメージを与え続けている。
「Ｂ型男」という曲では、「カッとしてすぐ怒るくせにすぐ反省する。敏感すぎて寝不足がちでプライドだけは高い。男らしいタフな姿が強そうだったから、頼りたくなったの。偏屈だけどたまには真心も見える。好きになるには私が傷つくの。考え方なの？女が多いからなの？ 一人の女だけを胸に抱くのがそんなに大変じゃどうやって信じるの」と歌っている。
また、「愛しにくい、別れるのはもっともっと大変なＢ型男と恋愛する方法」という指針書も出版された。
そこで、流行に敏感な映画界では、「Ｂ型のボーイフレンド」というタイトルの映画がクランクインした。この映画では、これまでのネガティブなＢ型男のイメージではなく愛らしいＢ型男が表現されるらしい。
実際、Ｂ型の男性にこの現象について聞いて見ると、憤慨しながらこう言った。
「Ｂ型だからといってまとめて非難されるのはたまったもんじゃない。それに僕は浮気性でも王子様病でもないね」ときっぱりと言った。それだけ、傷ついたということかなあ。新聞によると、Ｂ型の芸能人もこの現象に対して、「Ｂ型男は繊細だ」などと抗議をしているという。
血液判断はこれまでも書籍が出版されたり、雑誌に紹介されたりして目新しいものではないが、Ｂ型男に非難が集まったのは今回が初めてのようだ。先ほど紹介した曲も本も売れ行き上々のところを見ると、当分はＢ型男の受難が続きそうだ。
筆者はよく「Ｂ型でしょう？」と言われる。実際はＡ型なのだが、そんな風に見えないという。これまでは、ポジティブに考えてきたが、最近ちょっと意気消沈である。
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