現代の英米を中心に行われている儀式魔術は、黄金の夜明け団とその後継団体による19世紀末から20世紀前半にかけての儀式魔術復興運動を主要な起源とする。アレイスター・クロウリーは「魔術とは意志に応じて変化を生ぜしめる学にして術である」(Magick is the Science and Art of causing Change to occur in conformity with Will)と定義した[5]。クロウリーは自分の提唱する魔術を旧来の魔術の洗練されていない部分から区別するために[6] Magick という英語の古い綴り[7]を用い、自分の魔術体系の独自性を強調した[8]。以降、この Magick という言葉はアレイスター・クロウリーの影響下にある魔術の流儀を示す用語として使われ、その意味において日本ではマギックと表記されることもある。が、近年の北米などでは、単に現代オカルティズムとしての魔術全般を奇術(ステージマジック)から区別するために magick と表記することも多い。
エリファス・レヴィ 『高等魔術の教理と祭儀 祭儀篇』 ISBN 440903023X エリファス・レヴィ 『高等魔術の教理と祭儀 教理篇』 ISBN 4409030221 エリファス・レヴィ 『魔術の歴史 - 附・その方法と儀式と秘奥の明快にして簡潔な説明』人文書院 ISBN 4409030493 H. P. ブラヴァツキー 『シークレット・ドクトリン』 竜王文庫 ISBN 4897413176 H. P. ブラヴァツキー 『沈黙の声』 竜王文庫 ISBN 4897410010 ハワード・マーフェット 『H・P・ブラヴァツキー夫人―近代オカルティズムの母』 田中恵美子訳 ISBN 4897413087 H. P. ブラヴァツキー 『実践的オカルティズム』 竜王文庫 ISBN 4897413192 郷尚文 『覚醒の舞踏―グルジェフ・ムーヴメンツ 創造と進化の図絵』 市民出版社