http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1250102582
ギリシャ文字の「デルタ」(小文字)ですね。
名称としては、disaronno_amaletさん のいうように JIS X 0208では、
デル、ラウンドディー
となってますが、TeXでは、\pertialで表示できるので、パーシャルと呼ぶこともあります。
f ( x ) = a x k + o ( x k ) {\displaystyle f(x)=ax^{k}+o(x^{k})\,} f(x)=ax^{k}+o(x^{k})\,
で表され、定数 c に対して f ( c x ) ∝ f ( x ) {\displaystyle f(cx)\propto f(x)} f(cx)\propto f(x) を満たすものである。ここに、a と k は定数、o はランダウの記号である。k はスケーリング指数 (scaling exponent) と呼ばれる。
冪乗則を非常に興味深いものとする主な性質は、スケール不変性にある。 f ( x ) = a x k {\displaystyle f(x)=ax^{k}} f(x)=ax^{k} という関係、あるいはいかなる同次多項式であっても、定数因子によって独立変数 x {\displaystyle x} x のスケールを変化させることは、関数それ自体のスケーリングの比例に帰結するだけだ。
f ( c x ) = a ( c x ) k = c k f ( x ) ∝ f ( x ) {\displaystyle f(cx)=a(cx)^{k}=c^{k}f(x)\propto f(x)} f(cx)=a(cx)^{k}=c^{{k}}f(x)\propto f(x)
この式は、定数によるスケーリングとは、単に元の冪乗則関係に定数、 c k {\displaystyle c^{k}} c^{k} を乗じることであることを示す。このように、特定のスケーリング指数を持つすべての冪乗則は、定数倍と同等となる。なぜならば、ひとつひとつが他の要因のスケールされた版であるからだ。このふるまいは、 f ( x ) {\displaystyle f(x)} f(x) と x {\displaystyle x} x の両対数をとったときに、線型関係を産むことになる。こうした対数-対数プロットにおける直線関係は、よく冪乗則のsignatureと呼ばれる。しかし、実際のデータにおいて、こうした直線関係は必要条件であっても、冪乗則関係にデータが従っているとする十分条件ではないことに注意すべきだ。事実、こうしたsignatureを示すふるまいを模倣するデータの有限な量を生成する方法は数多く存在する。本当の冪乗則ではない、単なる模倣のデータでは漸近的な限界がある。こうして、冪乗則モデルを正確にフィッテイングし、正当性を立証することは、統計学的な研究の活発な領域となる。
関連項目