競馬★野郎コミュの『宝塚記念展望』

　ど〜も。暑くなってきて、春のＧ?もいよいよ最後ということになりました。上半期の馬券成績は春に近づくにつれて下降、ただいま絶不調中です。が、今年の宝塚記念はＧ?馬７頭(スイープトウショウハ行のため回避)が顔を揃える近年稀に見る豪華メンバーとなり、嫌でもやる気が出てきます。
　今回のメンバーを見るとあまり切れ味で勝負する馬がいません。ウォッカ・スイフトカレント・アドマイヤムーンあたりが切れ味勝負に持っていきたい所でしょう。逆に、ダイワメジャー・メイショウサムソン・シャドウゲイト・アサクサキングス・ポップロック・アドマイヤメインなどは切れ味勝負ではなく早めに仕掛けて持久力戦に持ち込みたい所でしょう。カワカミプリンセスも昨秋はＨペースを早めに動いて結果を残しているだけあって後者に入るはずです。では、１頭ずつ分析していきたいと思います。

・メイショウサムソン(オペラハウス×ダンシングブレーヴ)

　春の天皇賞を勝ち３つ目のＧ?勝ちを収めた。直線が平坦から坂に変わるのはプラスになるはず、また、昨年や今年の大阪杯を見る限り、この馬は中距離を力で押し切るタイプ。春天では、重賞未勝利馬にクビ差まで迫られ、１〜３着が同タイムでの決着。春天でここまで接戦になることは珍しい。まあ、あまり着差を付けるタイプではないので完勝といえば完勝なんですけど。。。開催時期が２週目になってからの過去７年で春の天皇賞馬の宝塚の成績は〔3.1.0.0〕出走した馬すべてが馬券に絡んでいます。また、宝塚記念は４歳馬が強いレース、春天馬で唯一２着になったのが５歳時のテイエムオペラオー。ヒシミラクル・ディープ・オペラオーとすべて４歳時での勝利です。

・ウォッカ(タニノギムレット×ルション)

　50年ぶりの牝馬のダービー馬となったわけですが、そのダービーでは上がり33.0。２着のアサクサキングスが完全に勝ちパターンに持ち込んだところを残り100で捉えて、そこから３馬身ちぎりましたからね。アサクサの上がりが34.9ですから、もの凄いですよね。また、上がり３Ｆが33.0はダービー馬史上最速。今回ウォッカの斤量が51キロ、アサクサが53キロですからウォッカの優勢は間違いないでしょう。ポップロックが勝った目黒記念クビ差の２着が51キロのココナッツパンチですから、牝馬と考えず、ダービー馬の51キロと考えればポップロックよりは確実に上ということになりますね。不安点を言えば、やはりダービーの次走ということでしょう。過去、３歳で唯一馬券に絡んだローエングリンがダービー組でなかったことを考えると、ダービーで調子がピークになって宝塚で下降するというのが３歳馬の苦戦している理由でしょう。いくら名馬だとしても桜花賞のように伸びないことがありますから。

・ダイワメジャー(サンデー×ノーザンテースト)

　サムソン・ウォッカに続いて人気が予想されるのはこの馬。帰国初戦の安田記念を勝って予定どうりの参戦。昨年はここで４着、有馬でも３着と好走しましたが、有馬ではポップロックに負けていますからあまり強調はできないでしょう。ただ、有馬では今回人気が予想されるメイショウサムソンに先着しています。ポップロックにも同様のことが言えます。同年の安田記念勝ち馬の宝塚記念成績は〔0.2.0.5〕、２着以下が〔5.4.3.24〕ですから、勝ちきると反動が出るんでしょうね。勝って、中２週での臨戦というのも良くないんでしょう。私としては、切りたいんですけど、というか毎回低評価なんですが、毎度痛い目にあうんですよね。。。一番取り捨てに悩む馬です。

・アドマイヤムーン(エンドスイ−プ×サンデー)

　ＪＲＡを飛び越して国際Ｇ?馬となったわけですが、海外遠征後初戦が宝塚記念の場合の成績は〔0.0.0.5〕と01年４着のステイゴールドが最高着順。これは、コスモバルク・シャドウゲイトにも同様のことが言えます。実は、アドマイヤムーンに関してはあまりデーターがないんですね。過去14戦して馬券外にいなったのは皐月賞とダービーだけ(私は両レース共本命でした)。ムーン陣営が昨秋、菊花賞を使わなかったことと、ドバイＷＣではなく、1777Ｍのドバイデューフリーを使ったことを見ると、陣営側もある程度距離に限界を感じているんだと思います。同悪の京都記念を59キロを背負って完勝したところを見ると距離はこなしそうですが、問題はゴール前の坂でしょうね。皐月・ダービー・秋天と直線伸び悩んだようにＧ?での坂は流れがきつくなる分つらいということですね。

今日はこのくらいにしておきます。