UFC -究極格闘技-コミュのｼﾞｮﾝ･ｼﾞｮｰﾝｽﾞ負傷でﾌｨﾙ･ﾃﾞｲﾋﾞｽ vs. ﾗｼｬﾄﾞ･ｴｳﾞｧﾝｽが決定

UFCは現地時間25日に､ﾂｲｯﾀｰ上でﾗｲﾄﾍﾋﾞｰ級王者のｼﾞｮﾝ･ｼﾞｮｰﾝｽﾞが､先日王座を奪取したﾏｳﾘｼｵ･”ｼｮｰｸﾞﾝ”･ﾌｱ戦で右手靭帯を断裂する重傷を負っていたことを発表｡ｼﾞｮｰﾝｽﾞは今後手術を受ける予定のため､既に決定していたﾗｼｬﾄﾞ･ｴｳﾞｧﾝｽとのﾀｲﾄﾙﾏｯﾁに出場出来ないことになった｡

そのため､UFCは代役としてﾌｨﾙ･ﾃﾞｲﾋﾞｽを立て､ｴｳﾞｧﾝｽとUFC133(8月6日)で対戦することとなった｡

元ﾗｲﾄﾍﾋﾞｰ級王者のｴｳﾞｧﾝｽ(31歳)は､ﾘｮｰﾄ･ﾏﾁﾀﾞにﾀｲﾄﾙを奪われて以降､ﾁｱｺﾞ･ｼｳﾊﾞ､そして因縁のあるｸｲﾝﾄﾝ･”ﾗﾝﾍﾟｲｼﾞ”･ｼﾞｬｸｿﾝに勝利し､再びﾀｲﾄﾙ挑戦権を獲得した｡
当時王者のｼｮｰｸﾞﾝが負傷のためにﾀｲﾄﾙﾏｯﾁは延期されたが､GOｻｲﾝが出た直後にｴｳﾞｧﾝｽが膝を負傷したため､ｼﾞｮｰﾝｽﾞが繰上げで王座に挑戦し､新王者となった｡

一方のﾃﾞｲﾋﾞｽは､ﾍﾟﾝｼﾙﾊﾞﾆｱ大出身で､在学中にはNCAAﾃﾞｨﾋﾞｼﾞｮﾝ?のﾚｽﾘﾝｸﾞで4度全米王者に輝いた実力者｡MMA転向後も無敗で突き進み､先月開催されたUFC Fight Night24でも､ﾃｨﾄ･ｵｰﾃｨｽﾞの負傷により直前に代役に抜擢され､ｱﾝﾄﾆｵ･ﾎｼﾞｪﾘｵ･ﾉｹﾞｲﾗからﾕﾅﾆﾏｽ･ﾃﾞｨｼｼﾞｮﾝで大勝利を挙げた｡
通算9勝0敗のﾃﾞｲﾋﾞｽは､ｽﾀﾝﾄﾞでは荒削りな印象が強いが､ﾃｲｸﾀﾞｳﾝからの攻防には強く､今回も急なｵﾌｧｰからｽﾀｰﾀﾞﾑに乗る可能性も少なくはないとみられている｡

UFC133では､そのﾃﾞｲﾋﾞｽに敗れたﾎｼﾞｪﾘｵがﾘｯﾁ･ﾌﾗﾝｸﾘﾝと対戦､またﾋﾞﾄｰ･ﾍﾞｳﾌｫｰﾄ vs. 秋山成勲も予定されている｡