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[dir] 動物・獣医療コミュの5/5アニマルフレンズ新潟 被災地の動物支援に奔走

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アニマルフレンズ新潟 被災地の動物支援に奔走
産経新聞 5月5日(木)21時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110505-00000530-san-soci


【被災地を駆けた無名戦士たち】

 東京電力福島第1原子力発電所から20キロ圏内のその町はまるでゴーストタウンだった。壊れた家が目立ち、明かりひとつない暗闇。放射能汚染の危険が続く3月29日夜、教えられた家に車を乗り付けると、犬の鳴き声が響き渡った。

 「やむを得ず犬を家に置いて逃げたのですが、それが苦しい」

 アニマルフレンズ新潟代表のイザベラ・ガラオン青木さん(47)=新潟市西蒲区=に飼い主から相談があった。迷わず犬の救出にスタッフとともに現地に入る。

 闇の中で道路をうろつく犬が何頭も車のライトに浮かび、痩せてしまった牛も見かけた。保護しようと近づくと逃げる。ペットフードと水を置き、無事を祈るだけだった。

 依頼された犬は5歳の柴犬ノン。家の前で鎖につながれていた。飼い主が餌と水を残して避難してから2週間以上。最初は警戒して吠(ほ)えていたノンも、餌を与えるとすぐ食べ始めた。

 アニマルフレンズ新潟はイタリア出身の青木さんが8歳から育ったイギリスにある動物保護施設が日本にも必要だとして、結婚後に住んだ新潟市西蒲区に平成19年に設立した。

 高齢、病気の有無を問わず年間200−300匹の犬や猫を引き受け、50−100匹は新しい飼い主に引き取られていく。引き取り手がない命は、アニマルフレンズ新潟が終生、面倒をみている。

 「私たちの活動は動物保護。できることをしないと」

 地震直後、青木さんは交流のある徳島、滋賀両県の動物保護団体と支援組織「JEARS」を発足させ、3月14日に仙台市に入った。目的は生き残った動物の保護。だが、津波に襲われた海岸部の宮城県仙台市の荒浜地区や同県名取市の閖上地区は津波ですべてが流され、生き物の気配すら感じなかった。

 「今まであった普通の生活が一瞬で消えた」。目の前に広がる惨状に大きな衝撃を受けた。だが、青木さんらは震災後1カ月で10回も宮城、岩手、福島を駆けめぐった。岩手には車で片道10時間、仙台には当初は6時間もかかった。新潟ととんぼ返りを繰り返しながら、避難所や動物病院などで不足するペットフードなどを次々と運んでいった。

 「ペット連れで避難はできない」「避難が長期化すると思わず、犬を置いてきた」。こんな悩みにも応えていった。ストレスからか、避難所で人をかむようになった犬も引き受けた。被災地でうろつく犬も保護した。犬保護用のケージを見た犬が自分からケージに入ってきたこともあった。アニマルフレンズ新潟で世話をしている被災地の動物は70匹以上になっている。

 青木さんは「救いたくても救えない動物のことを考えるとつらかった。災害時に人間優先は当然だが、飼い主にとってペットは大事な存在。避難所でも仮設住宅でも、連れて行けるようにしてほしい」と訴える。

 今も被災地での動物支援は続く。青木さんは消耗品のペットフードやシーツなどの提供を全国に呼びかけ、飼い主にも災害時に避難所に入ることを想定し、ペットにケージに入る訓練や吠えないしつけをするようアドバイスしている。

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