レアルマドリード　応援会コミュのスナイデルのレアル・マドリー移籍が正式決定

　スナイデルのレアル・マドリー移籍が決まった。アヤックスの公式ウェブサイトが１２日に発表した。契約金は２７００万ユーロ（約４３億７５００万円）で５年契約となっている。

　アヤックスのテクニカル・ディレクター、ファン・ヘール氏は、「バベルのリバプール移籍に続き、今回もスナイデルがヨーロッパのトップクラブへ移籍した。この２人はアヤックスのユース出身。そのことをアヤックスは誇りに思う。その一方で、とても大事なチャンピオンズリーグ予備戦の直前に、一番重要な選手が去るのは残念だ。しかしスナイデルのチャンスを拒むことはできなかった」と語った。

　１０日の現地時間１９時、レアル・マドリーはファックスで、「アヤックスの要求する２７００万ユーロは話にならない。われわれのオファーした２４００万ユーロ（約３８億９０００万円）をのめるかどうか、“イエス”か“ノー”で３時間以内に答えろ」と“最後通告（アヤックス公式サイトの表現）”を突きつけた。これにアヤックスはノーで返答。レアル・マドリーはスナイデルへのオファーを取り下げた。ここまでの経緯は１１日、アヤックスの公式ウェブサイトが伝えていた。レアル・マドリーのこの交渉態度については、その後アヤックスに正式に謝罪があった。

　１１日、レアル・マドリーは再びアヤックスにコンタクトを取り、交渉は再開された。スナイデル自身はレアルに移籍したい気持ちが強く、テン・カーテ監督は同日のヨハン・クライフ・スハール（対ＰＳＶ、１－０でアヤックス勝利。スナイデルは不出場）終了後、「１５日のスラビア・プラハ戦で、誰を使うことができるか分からない」と答えた。この行間に、チャンピオンズリーグの予備戦にスナイデルがいない可能性があることが読み取れた。

　１２日にテン・カーテ監督は「スナイデルは９９％去る」「スナイデルがいなくなれば、フォーメーションを４－３－３から４－２－３－１や２トップにするかもしれない」、ファン・ヘールは「選手たちには決められた日までなら移籍できると伝えた。そのデッドラインは日曜でないことは確か」とレアル・マドリーとアヤックスの交渉が再開されたことを示唆した。

　これからアヤックスは新たな補強をしなければならない。ペルー代表のＦＷメンドーサ（メタルルグ・ドネツク。かつてクラブ・ブルージュで活躍した）が現在トライアルを受けている。