レアルマドリード　応援会コミュのカペロ監督の株が急上昇　４季ぶり優勝狙うレアル

サッカーのスペイン１部リーグの強豪レアル・マドリードが、４季ぶりの優勝へ向け勢いづいている。６日にはセビリアに３－２で勝ち、首位バルセロナと勝ち点差２の２位に浮上。采配（さいはい）が光るカペロ監督の株が急上昇している。
　同監督はセビリア戦で主将ラウルの動きが鈍いと判断し、０－１の後半途中から交代でグティを投入し、これが的中。グティの見事なスルーパスでファンニステルロイがゴールし、ロビーニョが加点した。白熱戦を３－２で制し、本拠地に詰め掛けた８万人のサポーターを喜ばせた。
　今季加入のファンニステルロイは、この日２得点で今季２０ゴールとし、リーグ得点ランキングの首位に立った。さらに同監督が昨季まで指揮したユベントス（イタリア）から引き抜いたカンナバロとエメルソンも、シーズン中盤までの不調を乗り越え活躍している。
　これでホーム４連勝。声高に監督交代を要求してきたサポーターの見方も変わった。地元紙のアンケート調査によると、「優勝すれば来季もカペロ体制を支持する」と答えるファンが全体の７割近くまで急増したという。
　母国イタリアでは「ドン・ファビオ（カペロ）」と呼ばれる厳格な指揮官は、もちろん手綱を緩めない。「残り試合全部をカップ戦決勝のつもりで戦う」と話した

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20070511-00000034-kyodo_sp-spo.html