レアルマドリード　応援会コミュのレアル・マドリー、セビージャを破って２位浮上

ゴールは５つ、退場は３人。バルセロナを追うレアル・マドリーが勝ち点２ポイント差を守った。サンティアゴ・ベルナベウで行われたレアルとセビージャの決戦の結果は、以上の通りだった。

　タイトル奪取を狙ってバルセロナを追う２チームの激突となったリーガ・エスパニョーラ第３３節の大一番。試合前の時点ではセビージャが２位につけていた。ファビオ・カペッロ率いるレアル・マドリーは３－２で勝利を収めたとはいえ、逆に敗れてしまう危険性もあった。

　前半４１分には、マレスカがペナルティーエリア外からの強烈なミドルシュートでＧＫカシージャスを破り、セビージャが先制。このスーパーゴールにより、レアルのリーグ優勝の可能性は絶たれたかに感じられた。しかし後半にはルート・ファン・ニステルローイが爆発。６３分には同点ゴールを決め、８５分にもヘディングで流し込んで３－１とした。

　その間試合は荒れ気味となり、７４分にはルイス・ファビアーノが退場。７８分にはロビーニョが柔らかなタッチでレアルに逆転ゴールをもたらした。その１分後にはロビーニョにもレッドカード。８３分にもセビージャのオシオが退場処分を受けた。

　レアルの３点目に続いて、セビージャはロスタイムにハビエル・チェバントンが芸術的なフリーキックを突き刺したが、もはや時間はなかった。

　そのほかの試合では、エスパニョルがアトレティコ・マドリーに２－１で勝利。ＵＥＦＡカップ決勝進出を果たしたエスパニョルは勢いを緩めず、激戦（５枚のイエローカードに加えてイトが退場）の末、アトレティコを葬り去った。試合を決定付けたのはモハ（９分）とパンディアーニ（７４分）のゴール。アトレティコはロスタイムにペトロフが１点を返したが、何の意味もなかった。

　この日、唯一アウエーで白星を挙げたのはヘタフェ。グイサとカスケロのゴールにより、２－０でベティスを破った。元ローマのマルコス・アスンソンはこの試合で退場。ヘタフェは勝ち点を４９に伸ばし、ベティスは３５にとどまっている。降格圏内のセルタ・ビーゴとはわずか５ポイント差だ。

　下位は混戦。レバンテは最下位ヒムナスティックを２－０（ナバスのオウンゴールとリガのゴール）で破り、勝ち点３３でアスレティック・ビルバオに並んだ。そのビルバオはアウエーでレクレアティボ・ウエルバと対戦し、０－０の引き分け止まり（レクレアティボは勝ち点５０でＵＥＦＡカップ圏内と１ポイント差）。フリスト・ストイチコフ率いるセルタ・ビーゴは、アウエーでビジャレアルに０－１と敗れた（フランコの決勝点）。

　最後に、ＵＥＦＡカップ準決勝でセビージャに敗れたオサスナは、アウエーのマジョルカで１－３の完敗（マジョルカはバレラ、グティエレス、ヤンコビッチのゴール。オサスナはガルシアがいったんは同点に追いつくゴールを決めた）。勝ち点３７のオサスナは残留争いに飲み込まれている。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20070507-00000015-spnavi-socc.html