1934年レバノン系の移民の子としてコネティカットに生まれたネーダーは、弁護士として教育を受け、60年代から70年代にかけてアメリカの消費者運動の旗手として名をはせました。1985年に発表した「Unsafe at Any Speed」でゼネラルモーターズの欠陥車を告発し、自動車業界に製造物責任を負わせる安全規制立法を成立させて、一躍有名になりました。 以後、数多くの消費者保護立法を成立させ、Occupational Safety and Health Administration (OSHA)やEnvironment Protection Agency (EPA), Consumer Product Safety Administrationなどの政府規制機関の設置を促しました。また、消費者運動の組織化にもつとめ、60年代後半に「ネーダー突撃隊」とよばれる企業告発グループをいくつもつくりました。70年代には上下両院議員の勤務内容と政治資金源を暴露したり、大企業の不正、食品公害、政治の腐敗などの問題を次々と取り上げたりしました。
No More Deaths:国境越えの移民たちに救命の手を差し延べる人道団体 http://www.democracynow.org/article.pl?sid=07/04/23/1350213 米南西部の移民問題で最大の問題の1つは国境越えの未届け労働者たちの窮状 です。昨年はアリゾナ砂漠を抜けようとした少なくとも182人が死亡しました。 私たちはアリゾナ・メキシコ国境を越える移民たちを支援する人道団体「No More Deaths(死者はもうたくさん)」の学生ボランティア、シャンティ・セル ツさんとダニエル・ストラウスさんの2人に話を聞きました。2人は2005年、移 住証書のない移民3人に緊急の医療措置を施す手助けをしたとの容疑で逮捕・告 発されました。