あの世界の北野武監督が、本能寺の編の真相に迫る……。
２０２３年１１月２３日（祝・木）より全国で一斉にロードショー。
信長に反抗した荒木村重の首をめぐっての攻防。
信長、秀吉、家康を巻き込んでの駆け引きは、あの本能寺の変へとつながっていく。
歴史上最大のミステリーと呼ばれた事件の真相はいかに？？
構想３０年にのぼり、故・黒澤明監督からも「これをやったら賞総なめかも」と
言わしめた問題作。歴史ファンなら必見かもしれませんね。
ぜひ本コミュについて自由に語る機会をもうけたくトピックを立てました。
ネタバレは……お任せしますが、ボカシなどできるだけの配慮をお願いします。
では、いざ見参！！！
２０２３年１１月２３日（祝・木）より全国で一斉にロードショー。
信長に反抗した荒木村重の首をめぐっての攻防。
信長、秀吉、家康を巻き込んでの駆け引きは、あの本能寺の変へとつながっていく。
歴史上最大のミステリーと呼ばれた事件の真相はいかに？？
構想３０年にのぼり、故・黒澤明監督からも「これをやったら賞総なめかも」と
言わしめた問題作。歴史ファンなら必見かもしれませんね。
ぜひ本コミュについて自由に語る機会をもうけたくトピックを立てました。
ネタバレは……お任せしますが、ボカシなどできるだけの配慮をお願いします。
では、いざ見参！！！
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コメント(17)
あらためて、本編の感想です。
まず、映画自体ですが、さすがに作りこまれているという感じがします。
残酷な描写もさることながら、時代考証も細かいと思います。お金もかかっているのですが、
所々におかしみのある場面もあり、冒頭のいくさの場面は『風雲たけし城』まんまじゃねえか
って思われ、くすっとさせられましたね。
導入部は大成功という感じですね。
しかし、登場人物が多すぎるせいか、どうも彼らを生かし切れていない感じはします。
ありていにいえば、滝川一益や丹羽長秀は必要だったのか？という気がします。
１３１分という本編に対して、大河ドラマ並みに詰め込んでいる感じはしました。
それでもですが、戦国の世を生きる大衆の姿も描いてます。
本能寺の変に至るまでのあらすじにおいて、はたして荒木村重は必要であったかどうかは
疑問であり、たしかに荒木村重の身の上をめぐってそれが本能寺の変へとつながったという
筋建ては無理ではないもののやはり強引なように思えます。
むしろ、荒木村重への信長のあまりの奇天烈な愛情や虐待がひどすぎて、こんな人間がよくも
天下を撮れたなあと思いましたね。
信長が恐れられる存在であったと同時に、愛される存在であったというならば、もう少しそういう
優しさを感じさせれる存在であってもよかったのになと、そこは心もとなかったかな。
ただ、北野武監督にとっては、本能寺の変がどうこうというよりも、戦国の世の残酷さ、
そして裏切りや調略に惑わされる人間の愚かさが描かれたならそれでよかったのかもしれません
ね。なにしろ、この映画、すべての人間が裏切られます。そして裏切るのです。信じていた者
が損をする。そんな損する役割を、たとえば清水宗治あたりがざっくりと背負わされている。
我々は清水宗治の切腹シーンでハラハラするものの、それを騙して馬鹿にする秀吉と秀長が
いて、どうにもこうにもひでえなってことになる。それが戦国の世だったのでしょうね。
さて、表題の『首』ですけど、たしかに首をめぐっての残酷な場面が多く、多くの人間が首
を失います。信長も首を失う一人です。そしてその信長の首ですが、思わぬことになります。
そこからして余韻が残ります。これに対してこの映画が回答してくれるのかどうかは、まず
この映画を見なければならないのですかね。
いずれにしろ、北野武監督演じる秀吉は、その首ですら馬鹿にしてしまうことになる。
期待外れな場面も多い映画ですが、実は期待にも応えているんじゃないかってやがては
好意的に考えてしまいますね。
戦国ファンなら必見の映画であることは間違いないと思いますが、あくまでも歴史解釈は
北野武監督のものであり、それに対して異議を唱えることが十分にできる映画だと
思います。映画を見て初めて意外な人物が出て、意外な働きをするということに気づくと
思います。それくらいの詰め込みはありますね。
ある意味で、この映画は全員悪役、全員裏切者だと思いますね。
戦国の知識がないと途中でわけがわからなくなる部分もあり、まったくもって子供向けでは
ありません。なにせ女性出演者が柴田理恵ただ一人と言い切ってもいい状態であり、ホモや
男色、女装の場面もあります。絵に描いたような忍者だって出てきます。
それでも、戦国時代の一大スペクタクルとして見るのであれば見ごたえ十分だと思いますね。
ラストの山崎の合戦の場面は、この映画の大団円だと思いました。華麗な合戦場面があって
敗れた光秀の姿が惨めにさらされる。
それを北野武監督演じる秀吉がぶちのめす。
ややネタばれを含みましたが、大筋で見るとやはりこれ、歴史映画のひとつの頂点のように
思えるのですけどね。ほめ過ぎですかね。
まず、映画自体ですが、さすがに作りこまれているという感じがします。
残酷な描写もさることながら、時代考証も細かいと思います。お金もかかっているのですが、
所々におかしみのある場面もあり、冒頭のいくさの場面は『風雲たけし城』まんまじゃねえか
って思われ、くすっとさせられましたね。
導入部は大成功という感じですね。
しかし、登場人物が多すぎるせいか、どうも彼らを生かし切れていない感じはします。
ありていにいえば、滝川一益や丹羽長秀は必要だったのか？という気がします。
１３１分という本編に対して、大河ドラマ並みに詰め込んでいる感じはしました。
それでもですが、戦国の世を生きる大衆の姿も描いてます。
本能寺の変に至るまでのあらすじにおいて、はたして荒木村重は必要であったかどうかは
疑問であり、たしかに荒木村重の身の上をめぐってそれが本能寺の変へとつながったという
筋建ては無理ではないもののやはり強引なように思えます。
むしろ、荒木村重への信長のあまりの奇天烈な愛情や虐待がひどすぎて、こんな人間がよくも
天下を撮れたなあと思いましたね。
信長が恐れられる存在であったと同時に、愛される存在であったというならば、もう少しそういう
優しさを感じさせれる存在であってもよかったのになと、そこは心もとなかったかな。
ただ、北野武監督にとっては、本能寺の変がどうこうというよりも、戦国の世の残酷さ、
そして裏切りや調略に惑わされる人間の愚かさが描かれたならそれでよかったのかもしれません
ね。なにしろ、この映画、すべての人間が裏切られます。そして裏切るのです。信じていた者
が損をする。そんな損する役割を、たとえば清水宗治あたりがざっくりと背負わされている。
我々は清水宗治の切腹シーンでハラハラするものの、それを騙して馬鹿にする秀吉と秀長が
いて、どうにもこうにもひでえなってことになる。それが戦国の世だったのでしょうね。
さて、表題の『首』ですけど、たしかに首をめぐっての残酷な場面が多く、多くの人間が首
を失います。信長も首を失う一人です。そしてその信長の首ですが、思わぬことになります。
そこからして余韻が残ります。これに対してこの映画が回答してくれるのかどうかは、まず
この映画を見なければならないのですかね。
いずれにしろ、北野武監督演じる秀吉は、その首ですら馬鹿にしてしまうことになる。
期待外れな場面も多い映画ですが、実は期待にも応えているんじゃないかってやがては
好意的に考えてしまいますね。
戦国ファンなら必見の映画であることは間違いないと思いますが、あくまでも歴史解釈は
北野武監督のものであり、それに対して異議を唱えることが十分にできる映画だと
思います。映画を見て初めて意外な人物が出て、意外な働きをするということに気づくと
思います。それくらいの詰め込みはありますね。
ある意味で、この映画は全員悪役、全員裏切者だと思いますね。
戦国の知識がないと途中でわけがわからなくなる部分もあり、まったくもって子供向けでは
ありません。なにせ女性出演者が柴田理恵ただ一人と言い切ってもいい状態であり、ホモや
男色、女装の場面もあります。絵に描いたような忍者だって出てきます。
それでも、戦国時代の一大スペクタクルとして見るのであれば見ごたえ十分だと思いますね。
ラストの山崎の合戦の場面は、この映画の大団円だと思いました。華麗な合戦場面があって
敗れた光秀の姿が惨めにさらされる。
それを北野武監督演じる秀吉がぶちのめす。
ややネタばれを含みましたが、大筋で見るとやはりこれ、歴史映画のひとつの頂点のように
思えるのですけどね。ほめ過ぎですかね。
>>[8]
俺も、弥助の使い方に意外感を感じました。
番宣に出てこなかったキャラが意外な活躍でしたよね。
モザンビーク出身とされる弥助ですけど、使っている言葉は
ポルトガル語ではなく、スペイン語。
まあ、ポルトガル語を話せる黒人俳優がいなかったという事情も
あるだろうけど、やや違和感ですね。
荒木村重ですけど、さすがに光秀との直接の交わりの場面は
なくてほっとしました。
過去のたけし軍団のいじられ役の誰彼みたいな、何をやっても
やらされてもひどい結果になる人物でありますが、弥助ほどに
この映画を動かしているのかなとは思いましたね。
それにしても、信長の首の行方は？ですよね。
北野武監督はそこで余韻を残していきますよね。
たしかに、セリフにあったように「首なんかどうでもいい」
になっていくのでしょうが、それにしたって、と思いますね。
俺も、弥助の使い方に意外感を感じました。
番宣に出てこなかったキャラが意外な活躍でしたよね。
モザンビーク出身とされる弥助ですけど、使っている言葉は
ポルトガル語ではなく、スペイン語。
まあ、ポルトガル語を話せる黒人俳優がいなかったという事情も
あるだろうけど、やや違和感ですね。
荒木村重ですけど、さすがに光秀との直接の交わりの場面は
なくてほっとしました。
過去のたけし軍団のいじられ役の誰彼みたいな、何をやっても
やらされてもひどい結果になる人物でありますが、弥助ほどに
この映画を動かしているのかなとは思いましたね。
それにしても、信長の首の行方は？ですよね。
北野武監督はそこで余韻を残していきますよね。
たしかに、セリフにあったように「首なんかどうでもいい」
になっていくのでしょうが、それにしたって、と思いますね。
『翔んで埼玉・琵琶湖から愛をこめて』
祝日だった初日から4日間の累計成績は動員44万4,500人、興収6億3,000万円。
興収ランキング１位。
北野武監督の『首』
祝日だった初日から4日間の累計成績は動員26万3,000人、興収3億9,500万円。
興収ランキング３位。
テーマの重さを考えるならば、そこまで悪い興収とは思えませんね。
『アウトレイジ』ほどの興収は厳しいにしても、このまま行けば１０億は手堅いかな。
この１０億円は興収の最低ラインとされていることから、北野武監督作品としては
まずまずですかね。
ちなみに、アウトレイジ最終章は１５．９億円。
どこまで迫ることができるのやら。
祝日だった初日から4日間の累計成績は動員44万4,500人、興収6億3,000万円。
興収ランキング１位。
北野武監督の『首』
祝日だった初日から4日間の累計成績は動員26万3,000人、興収3億9,500万円。
興収ランキング３位。
テーマの重さを考えるならば、そこまで悪い興収とは思えませんね。
『アウトレイジ』ほどの興収は厳しいにしても、このまま行けば１０億は手堅いかな。
この１０億円は興収の最低ラインとされていることから、北野武監督作品としては
まずまずですかね。
ちなみに、アウトレイジ最終章は１５．９億円。
どこまで迫ることができるのやら。
上映から二か月近く。
そろそろまとめます。
以下はヤフー記事より。
11月23日公開の北野武監督の最新映画「首」の興行収入は12月17日現在9.9億円で、
最終的に前作の「アウトレイジ最終章」（2017年公開）の15.9億円には及ばない見通
しだといわれている。
…………………………………………
うーん、そんなものかという印象ですね。
１５億円とも言われている製作費割れもしているそうで、これは失敗と言われても仕方が
ないかもしれません。おそらく今後の北野武監督作品への影響も必至であり、さすがの
世界のキタノも今後の戦略を考え直さざるをえない事態となるでしょう。
でも、映画自体は面白かったのになあ。
あらためて自分が唸った場面。
�々�人である弥助の意外な活躍。さらに映画のキーを握っていること。
��光源坊とその周りの仮面の女たちが、オリジナルキャラとして際立っていること。
��柴田理恵演じるくのいちの豹変ぶりが鬼気迫っていた。
�だ郷綵ー�切腹に至る、秀吉と秀長のあまりにもバカにしまくったコント。
�タ�長による家康暗殺の伏線が、あの長篠の戦いから用意されていたという意外性。
��清水宗治をたぶらかす安国寺恵瓊の顔芸。
�Р塙�の草履取りの真似をする秀吉の卑屈な演技。
��明智光秀を最後まで守り抜く斎藤利三の果敢な殺陣の見事さ。
他にもあるかなあ。
皆さん見事でした。
あらためて素晴らしい映像をありがとうございました。
興行がどうであれ、自分にとっては素晴らしい映画だったと思います。
そろそろまとめます。
以下はヤフー記事より。
11月23日公開の北野武監督の最新映画「首」の興行収入は12月17日現在9.9億円で、
最終的に前作の「アウトレイジ最終章」（2017年公開）の15.9億円には及ばない見通
しだといわれている。
…………………………………………
うーん、そんなものかという印象ですね。
１５億円とも言われている製作費割れもしているそうで、これは失敗と言われても仕方が
ないかもしれません。おそらく今後の北野武監督作品への影響も必至であり、さすがの
世界のキタノも今後の戦略を考え直さざるをえない事態となるでしょう。
でも、映画自体は面白かったのになあ。
あらためて自分が唸った場面。
�々�人である弥助の意外な活躍。さらに映画のキーを握っていること。
��光源坊とその周りの仮面の女たちが、オリジナルキャラとして際立っていること。
��柴田理恵演じるくのいちの豹変ぶりが鬼気迫っていた。
�だ郷綵ー�切腹に至る、秀吉と秀長のあまりにもバカにしまくったコント。
�タ�長による家康暗殺の伏線が、あの長篠の戦いから用意されていたという意外性。
��清水宗治をたぶらかす安国寺恵瓊の顔芸。
�Р塙�の草履取りの真似をする秀吉の卑屈な演技。
��明智光秀を最後まで守り抜く斎藤利三の果敢な殺陣の見事さ。
他にもあるかなあ。
皆さん見事でした。
あらためて素晴らしい映像をありがとうございました。
興行がどうであれ、自分にとっては素晴らしい映画だったと思います。
- mixiユーザー
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