人間は心臓が動かなければ、死んでしまいます（当然ですが）。家族（家庭）も同じように、家族（家庭）の心臓（絆）が動かなければ、たとえ同じ家に住んではいても、家族同士で気持ちが通じなくなります。暖かいと感じる、安定した家族（家庭）を保つことは、結婚した夫婦の強い願いでしょう。それでは、家族の心臓とは何でしょう？これは、結婚しようと望む人が、家族（家庭）を築く前に知って置く必要のある事です。
これからのお話は、それぞれの家族（家庭）にとって大切なことであり、あなたがその家族（家庭）の一員である限り、日常的に直面する問題です。結婚して、夫婦として生活し、親として子供を育てる人は、よく考えてください。仏教の中で、この問題について示している部分があります。それが『家族の安定性をもたらす在家者の法』であります。
家族の基本的な問題
完全な人間などおりません。好きではあっても、赤の他人同士の二人が、同じ家に住み始めれば、衝突は避けられません。やがて子供が生まれれば、家庭内での問題は、もっと複雑になります。ここでは、家族（家庭）内で起こる問題を大きく４種類に分けました。
問題? お互いに疑い、信じられなくなってしまう問題。
これは家族内での相互不信と言う状態ですが、これをもたらす原因としては、色々な嫉妬や、色々な偏見、色々な競争意識や、無責任な態度や行動が、相手に対する責任転嫁を生む事も原因となります。
問題? 自分を成長・向上させる事を好まず、要領も悪いままで、ペースも遅いので、家族の中でも遅れて、その人が所属する社会の中でも遅れて、孤立してしまう問題。
これはその人の知恵や知識のレベルが不足していると言う状態ですが、これをもたらす原因となるものは、家族を初めとしてその人の周りの人達が、その人に対してアドバイスをしてくれているのに、全くそれに反応せずに、自分のペースにこだわっている事にあります。このような人こそ自己中心的であり、自分の努力が足りないのを棚に上げて、周りに責任を転嫁してしまうタイプです。
問題? 相手にアドバイスする事を諦め、お互いに無関心になってしまう問題。
これは家族（家庭）内での、相互不干渉・相互無関心と言う状態ですが、これをもたらす原因となるものは、家族であるのにお互いに対して愛情を持って接し、お互いをより良く導き合おうと言う行為に、情熱的な意欲を持って取り組めなくなってしまっている事にあります。従って、親でありながらわが子の行く末を、諦めてしまうのです。
家族であるからこそ、お互いに無関心になってはなりません。わが子や自分の兄弟が、間違った道を行くのを放置すれば、やがてその家族は壊れます。家庭内暴力もこうした状態から発生します。自分の家族に対して、注意や助言を行う事をためらわないようにしましょう。
問題? 自己中心的な利己主義から発生する問題。
これは相手に対して思いやりや気遣いが全く出来ないと言う状態ですが、これをもたらす原因となるものは、家族の中のそれぞれが、自分の事しか考えられなくなってしまっていると言う事にあります。家族であるのに、お互いに相手を出し抜いて、自分が有利になろうとする、私利私欲に走る姿勢にこだわっているので、最悪の状態であると言えます。
これら４種類の家族間の状態が、それぞれに違う４種類の原因からもたらされる、あらゆる家族が日常的に直面する問題を、大きく四つに分けたものです。
お釈迦様は、私達の総ての家族が、日常的に直面する可能性の高い、これら４種類の家庭内での問題に対応するべく、『家庭に安定をもたらす在家者の法』を示されました。
この仏法は、４種類の問題に対応するため、４種類の基本法にて構成されます。
? 真実の精神。
この真実の精神をもって、相互不信から発生する問題に対応します。
家族間で、お互いに信じられなくなってしまっている状態を打開するには、自分の心、思考、姿勢、態度、言動に、真実性を高めて強調する事が重要です。具体的には、『愛情を持った率直な思考、姿勢、態度、言動』・『真面目で正直な思考、姿勢、態度、言動』・『責任感、責任性を高く保持した思考、姿勢、態度、言動』と、定義できます。
（１）この定義を仕事・業務の面で解説すると、『任せられた業務は、責任を持って出来うる限りに納期を守って終了させる。その際、良質に仕上がるまでは手を抜かない』との事になります。
（２）この定義を思考、姿勢、態度、言動の面で解説すると、『言行一致』すなわち誇張なし、矮小なし、偽装なし、であります。
（３）この定義を人間関係の面で解説すると、『愛情の有る率直性をもって人に対応し、真面目で正直な思考、姿勢、態度、言動を心掛け、正々堂々と接する』との事です。この場合、特に重要な事は、『愛･憎悪･無知･恐怖』による偏見を持たないことであります。
（４）この定義を道徳的行動の面で解説すると、『戒律・仏法・昔からの良い習慣・国の法律に反する行いはしない』との事です。
この『真実の精神』を具体的に応用し、実践的にこの四つの方面において用いる事のできる真実性のある人とは、あらゆる姿勢、態度、言動においても、業務や人に対しても、責任を持てる人です。強い意思をもち、最良に考え、最良に発言し、最良に行います。『心にある戒律、道徳的思想が、良い姿勢、態度、言動として現われ、強く結びついている』と言う事です。
? 調御（ちょうご）の精神。
この調御（ちょうご）の精神をもって、煩悩及び、知恵や知識のレベルが不足していると言う状態から発生する問題に対応します。
調御（ちょうご）とは、自分の知恵や知識やスキルのレベルを向上させる事を好み、その姿勢を怠らずに維持しようとして、心を常にコントロールして鍛え続ける事と、その意欲を持ち続ける事であると定義できます。
この定義を具体的な行動手順として解説しますと。
（１）『自分にとっての良い先生・師父を見つける』
（２）『その先生が教えてくれている事が理解できるまで繰り返し学び質問する』
（３）『その先生の教えを深く考慮し、分析し、検討し、整理して身に付ける
（４）『その先生の教えを、実際の生活や仕事の中で、適切に応用し注意深く実践していく』
この行動手順に従って行う事ができれば、煩悩の悩みから発生する問題や、知恵や知識やスキルのレベルが不足していると言う状態から発生する問題から脱却できるのではありますが、それには、自分の心を常に鍛え続ける事を嫌がらず、コントロールし続ける事が必要でありますし、その過程において時には、自分の心が刺し貫かれるほどの痛みをも、我慢しなければならない事もあるのであります。
この調御（ちょうご）の精神とそれに則した行動手順によって、自分自身の性格を向上させる事をもできますが、それは非常に困難であるために、それには特に、心の鍛錬とコントロールが必要であります。
煩悩の影響を退けて自分の心を守るのは簡単な事ではありません。
そこで必要になるのが、『自分の性格を調御する』と言う事なのであります。
? 忍耐の精神。
この忍耐の精神をもって、相互不干渉、相互無関心と言う状態から発生する問題に対応します。
忍耐とは、文字どおりに正に、耐え忍ぶことであります。
正しくより良い行動形式を、自身の身に付けるためには正に忍耐が必要だからであります。
私たちが耐えなければならないものは、４種類に分けられます。
3.1）生身の人間にとっては過酷な、自然環境に対しての忍耐。
3.2）病気や怪我をしている時に感じる、身体的苦痛・嫌悪感・倦怠感に対しての忍耐。
3.3）配偶者・家族・親族・親戚をも含めて、他人との衝突・摩擦によって感じさせられる精神的ストレスに対しての忍耐。
3.4）煩悩の影響に対しての忍耐。
煩悩とは、自分の中の良くない性格（性格のマイナス面）を言います。
この煩悩の影響に対しての忍耐には、２つの種類があります。
1）自分の性格の悪い面が、他人の性格に影響を与えないように抑制する忍耐。
2）破滅への道に対しての忍耐。
破滅への道とは、自分自身の煩悩を助長させる六種類の悪い行動の事を言います。
それは､『 飲酒・喫煙』・『夜遊び・ナイトクラブ・キャバレー』・『ギャンブル全般』・『悪人との付き合い』・『仕事・義務・責任からの逃避』であります。
家族の皆が一致してこの2つの忍耐に耐え続けて、煩悩からの影響を排除できれば、煩悩に負けない強い性格を育てられますし、家計も安定し、交友関係も良好なものになります。
当然ですが、この忍耐に耐えられなければ、家計が崩れます。
? 布施の精神。
このお布施の精神をもって、相手に対して思いやりや気遣いが全く持てないと言う状態から発生する問題に対応します。
お布施とは思いやりを表す行動を言い、次の３種類に分類されます。
1）金銭を含める物品の提供。
2）便宜性の提供。
3）自分の心が、悪い思考・感情・欲望に囚われないよう払い除ける事。これは瞑想する際の、心の静止に効果があります。
思いやりを表す行動とは、『自己中心的な主張・自分本位の考え方を払い除け、家族全体の事を考えて優先する事』を言います。
結婚生活は、３）の思いやりを表す行動をお互いに施し合う事に、依拠するところが大きくあります。
家族は、思いやりなしには壊れます。生活実態の中で思いやりの行動は試されます。自分よりも全体の幸せを優先しなければなりません。○
これからのお話は、それぞれの家族（家庭）にとって大切なことであり、あなたがその家族（家庭）の一員である限り、日常的に直面する問題です。結婚して、夫婦として生活し、親として子供を育てる人は、よく考えてください。仏教の中で、この問題について示している部分があります。それが『家族の安定性をもたらす在家者の法』であります。
家族の基本的な問題
完全な人間などおりません。好きではあっても、赤の他人同士の二人が、同じ家に住み始めれば、衝突は避けられません。やがて子供が生まれれば、家庭内での問題は、もっと複雑になります。ここでは、家族（家庭）内で起こる問題を大きく４種類に分けました。
問題? お互いに疑い、信じられなくなってしまう問題。
これは家族内での相互不信と言う状態ですが、これをもたらす原因としては、色々な嫉妬や、色々な偏見、色々な競争意識や、無責任な態度や行動が、相手に対する責任転嫁を生む事も原因となります。
問題? 自分を成長・向上させる事を好まず、要領も悪いままで、ペースも遅いので、家族の中でも遅れて、その人が所属する社会の中でも遅れて、孤立してしまう問題。
これはその人の知恵や知識のレベルが不足していると言う状態ですが、これをもたらす原因となるものは、家族を初めとしてその人の周りの人達が、その人に対してアドバイスをしてくれているのに、全くそれに反応せずに、自分のペースにこだわっている事にあります。このような人こそ自己中心的であり、自分の努力が足りないのを棚に上げて、周りに責任を転嫁してしまうタイプです。
問題? 相手にアドバイスする事を諦め、お互いに無関心になってしまう問題。
これは家族（家庭）内での、相互不干渉・相互無関心と言う状態ですが、これをもたらす原因となるものは、家族であるのにお互いに対して愛情を持って接し、お互いをより良く導き合おうと言う行為に、情熱的な意欲を持って取り組めなくなってしまっている事にあります。従って、親でありながらわが子の行く末を、諦めてしまうのです。
家族であるからこそ、お互いに無関心になってはなりません。わが子や自分の兄弟が、間違った道を行くのを放置すれば、やがてその家族は壊れます。家庭内暴力もこうした状態から発生します。自分の家族に対して、注意や助言を行う事をためらわないようにしましょう。
問題? 自己中心的な利己主義から発生する問題。
これは相手に対して思いやりや気遣いが全く出来ないと言う状態ですが、これをもたらす原因となるものは、家族の中のそれぞれが、自分の事しか考えられなくなってしまっていると言う事にあります。家族であるのに、お互いに相手を出し抜いて、自分が有利になろうとする、私利私欲に走る姿勢にこだわっているので、最悪の状態であると言えます。
これら４種類の家族間の状態が、それぞれに違う４種類の原因からもたらされる、あらゆる家族が日常的に直面する問題を、大きく四つに分けたものです。
お釈迦様は、私達の総ての家族が、日常的に直面する可能性の高い、これら４種類の家庭内での問題に対応するべく、『家庭に安定をもたらす在家者の法』を示されました。
この仏法は、４種類の問題に対応するため、４種類の基本法にて構成されます。
? 真実の精神。
この真実の精神をもって、相互不信から発生する問題に対応します。
家族間で、お互いに信じられなくなってしまっている状態を打開するには、自分の心、思考、姿勢、態度、言動に、真実性を高めて強調する事が重要です。具体的には、『愛情を持った率直な思考、姿勢、態度、言動』・『真面目で正直な思考、姿勢、態度、言動』・『責任感、責任性を高く保持した思考、姿勢、態度、言動』と、定義できます。
（１）この定義を仕事・業務の面で解説すると、『任せられた業務は、責任を持って出来うる限りに納期を守って終了させる。その際、良質に仕上がるまでは手を抜かない』との事になります。
（２）この定義を思考、姿勢、態度、言動の面で解説すると、『言行一致』すなわち誇張なし、矮小なし、偽装なし、であります。
（３）この定義を人間関係の面で解説すると、『愛情の有る率直性をもって人に対応し、真面目で正直な思考、姿勢、態度、言動を心掛け、正々堂々と接する』との事です。この場合、特に重要な事は、『愛･憎悪･無知･恐怖』による偏見を持たないことであります。
（４）この定義を道徳的行動の面で解説すると、『戒律・仏法・昔からの良い習慣・国の法律に反する行いはしない』との事です。
この『真実の精神』を具体的に応用し、実践的にこの四つの方面において用いる事のできる真実性のある人とは、あらゆる姿勢、態度、言動においても、業務や人に対しても、責任を持てる人です。強い意思をもち、最良に考え、最良に発言し、最良に行います。『心にある戒律、道徳的思想が、良い姿勢、態度、言動として現われ、強く結びついている』と言う事です。
? 調御（ちょうご）の精神。
この調御（ちょうご）の精神をもって、煩悩及び、知恵や知識のレベルが不足していると言う状態から発生する問題に対応します。
調御（ちょうご）とは、自分の知恵や知識やスキルのレベルを向上させる事を好み、その姿勢を怠らずに維持しようとして、心を常にコントロールして鍛え続ける事と、その意欲を持ち続ける事であると定義できます。
この定義を具体的な行動手順として解説しますと。
（１）『自分にとっての良い先生・師父を見つける』
（２）『その先生が教えてくれている事が理解できるまで繰り返し学び質問する』
（３）『その先生の教えを深く考慮し、分析し、検討し、整理して身に付ける
（４）『その先生の教えを、実際の生活や仕事の中で、適切に応用し注意深く実践していく』
この行動手順に従って行う事ができれば、煩悩の悩みから発生する問題や、知恵や知識やスキルのレベルが不足していると言う状態から発生する問題から脱却できるのではありますが、それには、自分の心を常に鍛え続ける事を嫌がらず、コントロールし続ける事が必要でありますし、その過程において時には、自分の心が刺し貫かれるほどの痛みをも、我慢しなければならない事もあるのであります。
この調御（ちょうご）の精神とそれに則した行動手順によって、自分自身の性格を向上させる事をもできますが、それは非常に困難であるために、それには特に、心の鍛錬とコントロールが必要であります。
煩悩の影響を退けて自分の心を守るのは簡単な事ではありません。
そこで必要になるのが、『自分の性格を調御する』と言う事なのであります。
? 忍耐の精神。
この忍耐の精神をもって、相互不干渉、相互無関心と言う状態から発生する問題に対応します。
忍耐とは、文字どおりに正に、耐え忍ぶことであります。
正しくより良い行動形式を、自身の身に付けるためには正に忍耐が必要だからであります。
私たちが耐えなければならないものは、４種類に分けられます。
3.1）生身の人間にとっては過酷な、自然環境に対しての忍耐。
3.2）病気や怪我をしている時に感じる、身体的苦痛・嫌悪感・倦怠感に対しての忍耐。
3.3）配偶者・家族・親族・親戚をも含めて、他人との衝突・摩擦によって感じさせられる精神的ストレスに対しての忍耐。
3.4）煩悩の影響に対しての忍耐。
煩悩とは、自分の中の良くない性格（性格のマイナス面）を言います。
この煩悩の影響に対しての忍耐には、２つの種類があります。
1）自分の性格の悪い面が、他人の性格に影響を与えないように抑制する忍耐。
2）破滅への道に対しての忍耐。
破滅への道とは、自分自身の煩悩を助長させる六種類の悪い行動の事を言います。
それは､『 飲酒・喫煙』・『夜遊び・ナイトクラブ・キャバレー』・『ギャンブル全般』・『悪人との付き合い』・『仕事・義務・責任からの逃避』であります。
家族の皆が一致してこの2つの忍耐に耐え続けて、煩悩からの影響を排除できれば、煩悩に負けない強い性格を育てられますし、家計も安定し、交友関係も良好なものになります。
当然ですが、この忍耐に耐えられなければ、家計が崩れます。
? 布施の精神。
このお布施の精神をもって、相手に対して思いやりや気遣いが全く持てないと言う状態から発生する問題に対応します。
お布施とは思いやりを表す行動を言い、次の３種類に分類されます。
1）金銭を含める物品の提供。
2）便宜性の提供。
3）自分の心が、悪い思考・感情・欲望に囚われないよう払い除ける事。これは瞑想する際の、心の静止に効果があります。
思いやりを表す行動とは、『自己中心的な主張・自分本位の考え方を払い除け、家族全体の事を考えて優先する事』を言います。
結婚生活は、３）の思いやりを表す行動をお互いに施し合う事に、依拠するところが大きくあります。
家族は、思いやりなしには壊れます。生活実態の中で思いやりの行動は試されます。自分よりも全体の幸せを優先しなければなりません。○
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続きます。
生命と生活を支える４つの必須要因
これらを具体的に示せば、飲食物・住居・衣料品・医薬品となりますが、これらを購入する前に、その現時点においてそれらが必要不可欠なものであるのか、ただ欲しいと思っているだけのものなのかを、区別し整理して考えなければなりません。この整理・区別しての認識が正しく出来なければこれも家族・家庭崩壊の一因となります。また、これが正しく出来れば家計がずいぶんと助かります。
贅沢な物を必要な物だとは誤解しないで下さい。
従って、今、結婚を意識している人は、結婚しようと思っている相手が、現時点で次の二つの事についてどれだけ整っているのか確認しましょう。
1）この相手は自分の人生を預けるに足る人間なのか？病気や怪我や緊急事態の場合に適切に面倒を見てくれるのか？
2）この相手は家族が幸せになるための知識・知恵を持ち、より良い行動が充分に出来るのか？子供を良い大人に育て上げる力が充分にあるのか？
この2つの項目が、家族の中心部に立つ者としての、基本的な思いやりになります。
子供が生まれれば夫婦は、お互いへの思いやりをより一層深めなければなりません。
まだ結婚していない人、または、結婚しようとしている人は慎重に考えてください。
人の親として完成に近づいている人は、自分の知恵と知識と人として生きて来たこれまでの経験の中で、善い行動がどれだけあったのかを正確に把握できており、自分の子供に対しては、人の世を生き抜くために必要な知恵・知識・善い行動に関する情報を教育できている人の事であります。○
生命と生活を支える４つの必須要因
これらを具体的に示せば、飲食物・住居・衣料品・医薬品となりますが、これらを購入する前に、その現時点においてそれらが必要不可欠なものであるのか、ただ欲しいと思っているだけのものなのかを、区別し整理して考えなければなりません。この整理・区別しての認識が正しく出来なければこれも家族・家庭崩壊の一因となります。また、これが正しく出来れば家計がずいぶんと助かります。
贅沢な物を必要な物だとは誤解しないで下さい。
従って、今、結婚を意識している人は、結婚しようと思っている相手が、現時点で次の二つの事についてどれだけ整っているのか確認しましょう。
1）この相手は自分の人生を預けるに足る人間なのか？病気や怪我や緊急事態の場合に適切に面倒を見てくれるのか？
2）この相手は家族が幸せになるための知識・知恵を持ち、より良い行動が充分に出来るのか？子供を良い大人に育て上げる力が充分にあるのか？
この2つの項目が、家族の中心部に立つ者としての、基本的な思いやりになります。
子供が生まれれば夫婦は、お互いへの思いやりをより一層深めなければなりません。
まだ結婚していない人、または、結婚しようとしている人は慎重に考えてください。
人の親として完成に近づいている人は、自分の知恵と知識と人として生きて来たこれまでの経験の中で、善い行動がどれだけあったのかを正確に把握できており、自分の子供に対しては、人の世を生き抜くために必要な知恵・知識・善い行動に関する情報を教育できている人の事であります。○
続きます。
夫婦生活を守り続けること
結婚する前から、お互いに自分の感情をコントロールする訓練をしておく事は､夫婦生活を維持し、守り続ける上でも、一人の大人として、社会人として、生活していく上でも重要な基本となるでしょう。そうでなくてはお互いに道徳的な向上は見込めません。
結婚前の考え方
結婚して夫婦となれば・・・お互いの親や兄弟と、新しい義理の親族となれば・・・お互いの親戚と、新しい義理の親戚になれば・・・これらの総ての人間関係において、人の心は何かの原因で必ず衝突し、摩擦します。であるからこそ人には、自分の感情をコントロールする訓練が絶対に必要なのであります。
結婚に対する期待とは
人は生きていくことが不安なのです。つまり自分の将来が不安で展望を持ちにくい。このまま一人で生きて行けるかどうかの自信も無いから、頼れそうな人を探すのでしょう。
また、この相手であれば、将来に展望が持てるとか、幸せな家庭生活が営めると夢想し、結婚する人もいるでしょう。
しかし実際に結婚すれば分かりますが、貴方の相手は、貴方の希望通りの行動を一日中するわけではありませんし（当然ですが）、貴方も、お相手の希望通りの行動を一日中出来ません。
美男や美女と結婚できれば、幸せになれると夢見る人もいます。しかし美人と言っても、一日中美人じゃありません。若い青年期の肉体は、整っていて美しいと感じるのでしょうが、年をとれば持ちません。衰えます。
お互いに相手が望む理想の姿から遠ざかり、肉体的に対応できなくなると、心が本来の相手から離れて他に向けられます。これを浮気と言います。
『期待をし過ぎると、その望みは叶わない』と言われております。
将来結婚したいと思っている人、またはすでに結婚の予定を控えている人は、夫婦の結婚生活を一生涯支えるために、次の四つの条件を整えなければならないでしょう。
この四つの条件を正しく認識し、適切に身に付ける事ができれば、結婚後の社会生活・地域社会での行動・家庭生活の中での、役割分担・果たすべき責任の分担・果たすべき義務の分担を、スムーズに処理することが出来るし、様々な社会的業務・家庭内での業務に、適切に対応できるようになります。
この対応が、適切・スムーズに行えるようになれば、お互いに伴侶としてのスキルが向上しますし、良質な義理の息子・義理の娘、また子供にとっては良質な親となれるでしょう。
結婚するまでにこれらを準備する事はもちろんですが、結婚後にもより一層お互いのスキルアップに努めれば、希望通りに夫婦生活を一生涯守り続ける事ができるでしょう。
1）先ず、自立して生活できなければなりません。
これは当然の事でありましょう。自立して生活し生きて行く事の出来ない人間が、結婚をして何をどうすると言うのでしょうか。
アメリカの人々の経済生活を少し紹介しますが、アメリカの人々は若いうちからクレジットカードを持ち、利用しています。つまり、結婚する前から、殆どの人々が借金生活をしているのです。
そして結婚すれば、お互いの借金が一つに合算されて、巨大な債務となってしまう場合もあります。殆どの人々は仕事をしながら、家庭生活を営みながら、学校に行きながら、合算された借金を返しながら生きているのです。
これはとても、健全で建設的な生き方とは言えないでしょう。
借金しながらの生活では、将来への展望も見えにくくなります。
夫婦生活を守り続けること
結婚する前から、お互いに自分の感情をコントロールする訓練をしておく事は､夫婦生活を維持し、守り続ける上でも、一人の大人として、社会人として、生活していく上でも重要な基本となるでしょう。そうでなくてはお互いに道徳的な向上は見込めません。
結婚前の考え方
結婚して夫婦となれば・・・お互いの親や兄弟と、新しい義理の親族となれば・・・お互いの親戚と、新しい義理の親戚になれば・・・これらの総ての人間関係において、人の心は何かの原因で必ず衝突し、摩擦します。であるからこそ人には、自分の感情をコントロールする訓練が絶対に必要なのであります。
結婚に対する期待とは
人は生きていくことが不安なのです。つまり自分の将来が不安で展望を持ちにくい。このまま一人で生きて行けるかどうかの自信も無いから、頼れそうな人を探すのでしょう。
また、この相手であれば、将来に展望が持てるとか、幸せな家庭生活が営めると夢想し、結婚する人もいるでしょう。
しかし実際に結婚すれば分かりますが、貴方の相手は、貴方の希望通りの行動を一日中するわけではありませんし（当然ですが）、貴方も、お相手の希望通りの行動を一日中出来ません。
美男や美女と結婚できれば、幸せになれると夢見る人もいます。しかし美人と言っても、一日中美人じゃありません。若い青年期の肉体は、整っていて美しいと感じるのでしょうが、年をとれば持ちません。衰えます。
お互いに相手が望む理想の姿から遠ざかり、肉体的に対応できなくなると、心が本来の相手から離れて他に向けられます。これを浮気と言います。
『期待をし過ぎると、その望みは叶わない』と言われております。
将来結婚したいと思っている人、またはすでに結婚の予定を控えている人は、夫婦の結婚生活を一生涯支えるために、次の四つの条件を整えなければならないでしょう。
この四つの条件を正しく認識し、適切に身に付ける事ができれば、結婚後の社会生活・地域社会での行動・家庭生活の中での、役割分担・果たすべき責任の分担・果たすべき義務の分担を、スムーズに処理することが出来るし、様々な社会的業務・家庭内での業務に、適切に対応できるようになります。
この対応が、適切・スムーズに行えるようになれば、お互いに伴侶としてのスキルが向上しますし、良質な義理の息子・義理の娘、また子供にとっては良質な親となれるでしょう。
結婚するまでにこれらを準備する事はもちろんですが、結婚後にもより一層お互いのスキルアップに努めれば、希望通りに夫婦生活を一生涯守り続ける事ができるでしょう。
1）先ず、自立して生活できなければなりません。
これは当然の事でありましょう。自立して生活し生きて行く事の出来ない人間が、結婚をして何をどうすると言うのでしょうか。
アメリカの人々の経済生活を少し紹介しますが、アメリカの人々は若いうちからクレジットカードを持ち、利用しています。つまり、結婚する前から、殆どの人々が借金生活をしているのです。
そして結婚すれば、お互いの借金が一つに合算されて、巨大な債務となってしまう場合もあります。殆どの人々は仕事をしながら、家庭生活を営みながら、学校に行きながら、合算された借金を返しながら生きているのです。
これはとても、健全で建設的な生き方とは言えないでしょう。
借金しながらの生活では、将来への展望も見えにくくなります。
続きます。
『自立して生きていける』と言う事
自立して生きていける人は、特徴的な４種類の性格を兼ね備えております。
?責任感
何を行うにしても、与えられている、その場にある条件の中で、全面的に、出来得る最も良好な形で、物事を遂行しようとする姿勢と気持ち。
?自分を調御し、啓発する（出来る）。
自分の智慧・知能・知識を基盤として、常に正しく良好な行動を考え出し、それで生きていこうとする姿勢を維持するために、日頃から勉強・研究を怠らない事。
?忍耐（する・できる）
何を行うにしても、それが完了するまでは、どのように条件が変わっても、周辺の環境が厳しくても、途中でどのような障害が発生しても、耐え忍び最後までやり切る。
?気配りを忘れず、怠らない。
何を行うにしても、自分の利益よりも全体の利益を優先させる事。これはお布施の精神に支えられた、思考・姿勢・態度・言動を指します。より必要としている人に対して金銭を含む物品を提供したり、自分の都合が少しばかり悪くなっても同僚の仕事を手伝ったり、様々な場所での人間関係の維持と向上のために、率先して自分の中にあるマイナスの感情を排除する事です。
上記の４種類の性格は、全体のために自分の優先順位を下げようとする思考・姿勢・態度・言動の事であり、それらを持ち、出来て初めて真の自立が叶うのであります。
2）伴侶を選定する基本が身に付いていなければなりません。
やはり自分の生涯のパートナーとして候補者の仲から選定するわけですから、しっかりとした基準や、基本的な条件が、貴方自身に対しても、選ぼうとする相手に対しても、身に付いていなければならないと言えるのではないでしょうか。
それでは先ず、人が持ち、外に向けて見せている美しさについて考えてみましょう。
何と言っても先ず人は、美しさと言うものを、判断基準・条件の上位に置くのではないのでしょうか。 ○
『自立して生きていける』と言う事
自立して生きていける人は、特徴的な４種類の性格を兼ね備えております。
?責任感
何を行うにしても、与えられている、その場にある条件の中で、全面的に、出来得る最も良好な形で、物事を遂行しようとする姿勢と気持ち。
?自分を調御し、啓発する（出来る）。
自分の智慧・知能・知識を基盤として、常に正しく良好な行動を考え出し、それで生きていこうとする姿勢を維持するために、日頃から勉強・研究を怠らない事。
?忍耐（する・できる）
何を行うにしても、それが完了するまでは、どのように条件が変わっても、周辺の環境が厳しくても、途中でどのような障害が発生しても、耐え忍び最後までやり切る。
?気配りを忘れず、怠らない。
何を行うにしても、自分の利益よりも全体の利益を優先させる事。これはお布施の精神に支えられた、思考・姿勢・態度・言動を指します。より必要としている人に対して金銭を含む物品を提供したり、自分の都合が少しばかり悪くなっても同僚の仕事を手伝ったり、様々な場所での人間関係の維持と向上のために、率先して自分の中にあるマイナスの感情を排除する事です。
上記の４種類の性格は、全体のために自分の優先順位を下げようとする思考・姿勢・態度・言動の事であり、それらを持ち、出来て初めて真の自立が叶うのであります。
2）伴侶を選定する基本が身に付いていなければなりません。
やはり自分の生涯のパートナーとして候補者の仲から選定するわけですから、しっかりとした基準や、基本的な条件が、貴方自身に対しても、選ぼうとする相手に対しても、身に付いていなければならないと言えるのではないでしょうか。
それでは先ず、人が持ち、外に向けて見せている美しさについて考えてみましょう。
何と言っても先ず人は、美しさと言うものを、判断基準・条件の上位に置くのではないのでしょうか。 ○
続きます。
人間が持つ美しさには、心身ともに含めまして四種類あります。
❶ 服装によって見せられる（魅せられる）美しさ
服装のファッション・センスや、メイクアップ・センス、ヘアメイク･センスなどで表現される、人の最も外側に位置する美しさです。これらの美しさは、時間の経過と共に一般大衆が受け入れて支持する、傾向やパターンが変化するので、その人を基盤から支える個性的な美しさとはなり得ません。またこれらは表面的なアイテムですので、買ったり借りたりが出来るものです。
❷ 肉体的な美しさ。
体型・スタイル・プロポーション・皮膚の状態・顔の造形・首、肩、腕、指の形などであらわせられる、その人の肉体そのものの個性的な美しさであり、貸し借りは出来ませんが、お金をかけてエステなどで整備する事はできます。
しかし、その人の肉体が老化などで衰えれば、生理機能が低下して、整備された状態を長期間維持する事は出来ませんので、肉体的な美しさによってその人を判断する事は出来ないと言う事になります。
❸ 礼儀作法（マナー）による美しさ。
これは人間関係の中での、人に対する態度・姿勢・言動によってあらわせられる、ライフスタイルの中での美しさであると言えるでしょう。例えば、相手を尊敬した上での姿勢・態度・言動・謙虚な姿勢・態度・言動・綺麗ではっきりした言葉での物言い・明るくて前向きで愛想の良い姿勢での態度や言動などです。しかしこれらの表現は言うまでもなく本心からのものでなければ、全く意味がありません。『面従腹背』という諺にもあらわせられるように、始末に負えないものになります。
❹ 心の美しさ。
心そのものの実体を人に見せることはできませんが、人の良識ある人格・性格によって裏打ちされた、思考・姿勢・態度・言動がその人の良好な心の状態（心の美しさ）を他人に向けて表現することになります。
それはその人の性格の中での、責任感覚の程度によって表れいずるものです。
責任感覚の程度とは、次に挙げる三種類のテーマに即した、その人の思考・姿勢・態度・言動から見て取ることができます。
�饋佑寮弧燭鮖戮┐詆�須４要素（飲食物・住居・衣料品・医薬品）の扱い方
�鯢畸覆瞭�常生活の送り方
�鷸纏�に対する取り組み方
この三つのテーマに即した、その人の思考・姿勢・態度・言動を見れば、その人がどれほどの責任感覚で、物事に対して責任を持った思考・姿勢・態度・言動ができるのかが見えてきます。道徳的良識に支えられた、ていねいで、誠実で、一生懸命で、適切で、的確な、責任感覚の高い思考・姿勢・態度・言動の採れる人だけが、心の美しさを有していると言えるのです。
道徳的良識に支えられた、より良心的な性格を持ち得ることが、家族を守り続けられる重要なポイントになるのです。 ○
人間が持つ美しさには、心身ともに含めまして四種類あります。
❶ 服装によって見せられる（魅せられる）美しさ
服装のファッション・センスや、メイクアップ・センス、ヘアメイク･センスなどで表現される、人の最も外側に位置する美しさです。これらの美しさは、時間の経過と共に一般大衆が受け入れて支持する、傾向やパターンが変化するので、その人を基盤から支える個性的な美しさとはなり得ません。またこれらは表面的なアイテムですので、買ったり借りたりが出来るものです。
❷ 肉体的な美しさ。
体型・スタイル・プロポーション・皮膚の状態・顔の造形・首、肩、腕、指の形などであらわせられる、その人の肉体そのものの個性的な美しさであり、貸し借りは出来ませんが、お金をかけてエステなどで整備する事はできます。
しかし、その人の肉体が老化などで衰えれば、生理機能が低下して、整備された状態を長期間維持する事は出来ませんので、肉体的な美しさによってその人を判断する事は出来ないと言う事になります。
❸ 礼儀作法（マナー）による美しさ。
これは人間関係の中での、人に対する態度・姿勢・言動によってあらわせられる、ライフスタイルの中での美しさであると言えるでしょう。例えば、相手を尊敬した上での姿勢・態度・言動・謙虚な姿勢・態度・言動・綺麗ではっきりした言葉での物言い・明るくて前向きで愛想の良い姿勢での態度や言動などです。しかしこれらの表現は言うまでもなく本心からのものでなければ、全く意味がありません。『面従腹背』という諺にもあらわせられるように、始末に負えないものになります。
❹ 心の美しさ。
心そのものの実体を人に見せることはできませんが、人の良識ある人格・性格によって裏打ちされた、思考・姿勢・態度・言動がその人の良好な心の状態（心の美しさ）を他人に向けて表現することになります。
それはその人の性格の中での、責任感覚の程度によって表れいずるものです。
責任感覚の程度とは、次に挙げる三種類のテーマに即した、その人の思考・姿勢・態度・言動から見て取ることができます。
�饋佑寮弧燭鮖戮┐詆�須４要素（飲食物・住居・衣料品・医薬品）の扱い方
�鯢畸覆瞭�常生活の送り方
�鷸纏�に対する取り組み方
この三つのテーマに即した、その人の思考・姿勢・態度・言動を見れば、その人がどれほどの責任感覚で、物事に対して責任を持った思考・姿勢・態度・言動ができるのかが見えてきます。道徳的良識に支えられた、ていねいで、誠実で、一生懸命で、適切で、的確な、責任感覚の高い思考・姿勢・態度・言動の採れる人だけが、心の美しさを有していると言えるのです。
道徳的良識に支えられた、より良心的な性格を持ち得ることが、家族を守り続けられる重要なポイントになるのです。 ○
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