異毛面ライダー　マルダーコミュのサヲリン探偵おニャン子学園篇その４

第９話　救出！！

マッスン）は～い(^^)/マッスンで～す！ (^ε＾）☆

遂に事件が起こりましたね～恐いけど、なんだかワクワクです！
竹内ＡＤは何故未来アイテムの事まで知ってるんでしょう？？？
マルダーは無事エリちゃんを救出できるのか？その時ルリルリンは？！

さて、お話は・・竹内ＡＤの電話を受けた直後からはじまりです

マルダーの携帯電話がジジジ・・と震えた。
説明しよう！
マルダー達はお互いの連絡用に未来から・・今で言う携帯電話とほぼ同機能の子供の通信ゴッコセットを８組（４組は予備だよ）
持ってきていた。
えっ！その時代に携帯電話でＧＰＳなんて出来ないだろう？！
・・・これは携帯電話ではなく子供のオモチャなんで・・・まあ、トランシーバーの進化形と思ってね！
・・・機能はすぐれていて３，０００Ｋｍ離れていても会話できるんだ！
・・・例のタイムトンネルの両端で中継して未来のおやっさんとも話せるんだよ

マルダー）おおっ！ちゃんと位置データが送られてきたぞ！羽田の近くだ！タク
　　　　　シーでは時間が掛かるなぁ。　　　　
　　　　　こうなったら、これしかない！！

　　　　　サヲリンは僕と一緒に行こう！マッスンとさややんは後からタクシー
　　　　　で来てくれ！
　　
サヲリン）ウン！ひと暴れできそうだわ！
　
マルダーは走って外に出ると、丁度走って来た二人乗りのバイクを止めた。

マルダー）すみません！緊急なんだ！
　　　　　このバイクを譲ってくれ！

そう言いながら、１００万の札束を差し出す。
バイクの兄ちゃんと姉ちゃんは、唖然としていたがお金を見るなり
ハ、ハイ！差し上げます！！どうぞどうぞ！！

こうして手に入れた７５０ｃｃのバイクにマルダーとサヲリンは飛び乗り、首都高を羽田へと飛ばしていった

マルダー）感激～！これを一度やってみたかったんだ！飛ばすぞ！羽田まで１５
　　　　　分だ！
サヲリン）風が気持ちいいわね！ヒーロはやっぱりバイクが一番だわ！

さややん）さあ、私達も出発しましょう！

さややんとマッスンはホテルに待機しているタクシーに飛び乗った。

マッスン）運転手さん、羽田まで急いでね

マッスンは運転手に１万円札を何枚か握らせそう言うのだった。（一度はやってみたいね）

１５分後、羽田のあるビルに着いたマルダーとサヲリンは、サッとエレベータに飛び乗ると屋上へ向かった。
（階段を走るのは３流な刑事ドラマだけだね～！絶対エレベータが早いんだけど絵になるからね！）
*二人はヘルメットを被ったままなので顔は判らないのだ！

屋上に着くなり、竹内ＡＤが飛んでくる！
他にも、音楽関係者やマネージャーなどのスフタッフも居て心配そうに見守っているようだ。

竹内ＡＤ）君達、流石に早かったわね！
　　　　　犯人はあのペントハウスの中よ！エリちゃんにナイフを突きつけて
　　　　　「エリちゃんを卒業させるな！」
　　　　　「エリちゃんのいないおニャン子学園なんていやだ！」
　　　　　って叫んでるわ！！
　　　　　彼、すごく逆上してる！！
　　　　　
　　　　　それから、エリちゃんの大親友のルリルリンが、私のせいだと言って
　　　　　楽屋に篭って泣きじゃくってるの！
　　　　　何でも、彼女とジュースを買いに廊下に出たところを襲われたらしくて
　　　　　「私が誘ったからいけなかったの」
　　　　　って自分を責めちゃって・・

マルダー）逆上している・・・そんな状態じゃ説得は出来ないしエリちゃんも危
　　　　　険だな！
　　　　　ルリルリンまで悲しい目に遭わすなんて許せない

サヲリン）マルダー！あの作戦しかないわ！

マルダー）ようし！竹内ＡＤ、危険だからと言って皆を屋上から下ろしてください！

竹内ＡＤ）判ったわ！あなた達を信じてる！
　　　　　さあ、みなさん！これから私立探偵の二人がエリちゃん救出します。
　　　　　爆薬とかも使い、とても危険ですからみんな屋上から下りて下さい！

スタッフ達は竹内ＡＤに従い、ゾロゾロと屋上から下りて行った。
しかしこのとき、屋上の非常階段の影にはエリちゃんの事が心配で屋上に上がって来たルリルリンがいる事に誰も気付かなかった。

マルダー）みんな下りたようだ！じゃあサヲリン！いくぞ！

サヲリン）マルダー！ドラムロールスタート！

マルダーは、背中のリュックから金色のステックと小型の太鼓を取り出すと、ドラムロールを始めた！
ドルルルル・・・

説明しよう！
マルダーのドラムロールが超高速に達すると、サヲリンの耳に着けたダブルクロスのイヤリングがその振動に反応し
サヲリンは変身するのだ！！

ルリルリン）（あれは、新しく入ったサオリちゃんとモジャさんじゃない！何してるんだろう？？）

ちょうどその時、マッスンとさややんも屋上に上がってきた

マッスン）イヤリングが輝いてきたわ！サヲリンの変身が始まるわよ！
さややん）ヤリー！変身中のナイスバディが見所なのよね！

サヲリン）サヲリン円月剣へんし～ん！

サヲリンはそう叫びながら助走をつけて飛び上がる！
サヲリンの体は一瞬金色に光り、円を描きながら一回転しフワリと降りてくる。（この間に変身を終えるのだ）

ルリルリン）（えっ！なになに？？なに？？サオリちゃんなんだか雰囲気が変わった？！
　　　　　　　金髪の長い髪に大きな赤いリボン、オレンジのセーラー服！！しかも超ミニ、オレンジのハイヒール！）

サヲリン）セーラービーナス登場！愛の天罰、落とさせて頂きます！

マルダー）やった～

！美奈子ちゃ～ん！
マッスン）何時見てもステキ～サヲリン可愛い

さややん）超カワユスだわ！

ビーナスは、音もなく走るとペントハウスのドアを蹴破りなかに入っていった。
中では、ツッパリ風の兄ちゃんがエリちゃんの腕を縛って座らせ、その喉元にナイフを突きつけているのが見えた。エリちゃんは既に気絶しているようだ。

ツッパリ）おっおまえは誰だ！ち、近づくとエリちゃんを刺すぞ！
　　　
彼は、光り輝くセーラービーナスの登場にかなりビックリしたようだ！

サヲリン）やれるもんならやってみなさい！

彼が怯えて少しだけナイフを持った手をあげようとした時だった！

サヲリン）ビーナス、ラブミーチェーン！

金のハートで出来た鎖が空を切ると、ツッパリのナイフを叩き落した。
すかさず

サヲリン）ビーナス・キーック！

ツッパリは一発でノビてしまった・・！
マルダー）サヲリンやったね！
サヲリン）ふう・・でも、歯ごたえのない奴！
マッスン）サヲリンやったね！ビーナスとってもステキ！
さややん）私はマーズをやって欲しかったわ～！あ～ぁ、私達の出番もなかったし・・

その時、非常階段の方から人影が現れた！

ルリルリン）あなた達・・新人のサオリちゃん、ひろこちゃん、さやかちゃん？？
　　　　　　もじゃさんもさっきのは何？？私夢見てるの？？
マルダー）あっ・・き、君は、ルリちゃん！！えっ・・と（え～見ていたの

）
　　　　　もう大丈夫、エリちゃんは助けたからね！

ルリルリンは、ハッと我に帰ると駆け出しペントハウスに入っていった。

ルリルリン）エリちゃん！大丈夫！目をあけて！

エリ　　）あ・・ああ、ルリちゃん！私、どうしてこんな所にいるの？？忙しすぎてボケたかなぁ・・

どうやら、犯人はエリちゃんをさらう際に即気絶させたようだ・・まぁエリちゃんが変な恐怖を感じずに済んでよかった。

ルリルリン）良かった、良かった！！

ルリちゃんは何度もそういって、エリちゃんを抱きしめるのだった。

マルダー達の横には、いつの間にか竹内ＡＤが立っていた。
彼女は、ルリちゃんちエリちゃんに今日はもう遅いから帰りなさいと促して下に下りていった。

・・・それから、３０分後ビル内のスタジオで・・

竹内ＡＤ）ここなら誰も聞こえないわね。・・流石ね、マルダー、サヲリン、そしてマッスンにさややん

マルダー）どうして僕らの事を！そして何故未来アイテムの事も知ってるんですか！

竹内ＡＤ）フフッ！おやっさんは何も言わなかったのね！　　　
　　　　　おやっさんが未来に来た時に初めて会ったのが私
　　　　　おやっさん風邪がひどくてね、道端に倒れてたの・
　　　　　・私は看護士をやっていたのでほっとけなくて
　　　　　彼を私の勤めている病院に運んで・・　　
　　　　　彼が過去から来たと判った時はびっくりしたわ！
　　　　　
　　　　　その時から時どき連絡を取っていたのよ！
　　　　　今回の話を聞いて今より二年前に来て準備していたのよ

サヲリン）そんなに大変な事が・・？ルリルリンがデビュー出来なかったのは何故？
　　　　　ってマルダーの好きそうなテーマだったんじゃなかったんですか？

竹内ＡＤ）それもそうなんだけど・・あの犯人、あまりにもあっけなくなかった？
マッスン）なんだかすぐやられたわね！
さややん）そうそう、まるで操り人形みたいに、紐が切れてコテって感じ
竹内ＡＤ）流石は、おやっさんの見込んだ快人さんね。
　　　　　その通り、彼は誰かに操られて事件を起こしたのよ！
　　　　　あの後気がついたら、俺何かしたんですか？って
　　　　　あの間の記憶が全くないらしいのよ

　　　　　たぶん今回の事件は小手調べ、なんだかおニャン子達を利用して
　　　　　大騒ぎを起こそうとしている連中がいるらしいのよ！
　　
サヲリン）遠くから見張っていたのね。
さややん）サヲリンの（変身の）事見たと思うから、今度はもっと強力な使者を送り込むわキット！
マッスン）ウズウズするわね！今回は暴れるチャンスがなかったからね！
　
竹内ＡＤ）頼もしいわね、でも充分気をつけてね！

おやっさんが二年も前から準備させるほど、阻止したい大事件とは！
マルダー達の秘密を知ってしまったルリルリンの反応は？
ルリルリンがデビューできなかった真相は？！

サヲリンの次なるコスプレは？？３人のおニャン子での活躍はどうなるの？？

書きたい事が山ほど・・・さあ、作者は何処まで書けるのか？？

ルリルリン～