現在女子格闘技界で最も激戦区とされるフライ級の次期王者挑戦者決定トーナメントがスタート。昨年は絶対王者・グレイシャア亜紀(フォルティス渋谷/WMCインターコンチネンタル女子スーパーフライ級王者、J-GIRLSフライ級1位、J-GIRLS World QueenTournament 2008 準優勝)が防衛に失敗、若手実力者・☆MIKA☆(MA・ワイルドシーサー群馬/J-GIRLSフライ級王者)が悲願の王座奪還という世代交代劇を繰り広げた。そして今回も次代を担う新鋭選手達がトーナメントに揃った。
SBや総合格闘技でも活躍している期待の超新鋭・吉田実代(BLUE DOG GYM)が遂にトーナメント参戦、J-GIRLSのベルト狩りへ。対するは昨年1月にプロデビューした“喧嘩ファイター”小田巻洋子(レグルス池袋)。吉田は前回4月に行われたJ-GIRLSにて初参戦し、3-0の判定勝ちと好発進。「キックルールにもっと(体を)馴染ませなきゃ」と謙虚に話した吉田だったが、その存在感を十二分にアピールした。対する小田巻は今年2月に行われた「フライ級ニューヒロイントーナメント」準決勝にて白築杏奈(138 KICKBOXING CLUB/J-GIRLSフライ級3位)に惜敗し、アマチュア時代からの無敗記録をストップさせてしまった。本来の持ち味を出せず不本意な負け方をしただけに、今回は喧嘩屋・小田巻としてパワーアップしリングに戻ってくるだろう。壮絶な打ち合いを見せてくれそうだ。