トン・コープマン(org) BWV553 C BWV554 d BWV555 e BWV556 F BWV557 G BWV558 g BWV559 a BWV560 B 8曲まとまって全て偽作です。いずれも規模が小さく弟子の作ではといわれており作者不詳です。 確かにバッハ作品に聴こえないですがよく似た作品として協奏曲BWV592〜597があります。つまりイタリア様式の協奏曲の素材を沢山使って書かれた曲だということです。ヴィヴァルディなども頻繁に使う和声進行が8曲中ほとんど出てきます。その代表的なものが上の楽譜です。(楽譜はわかりやすくするために協奏曲BWV976の第3楽章冒頭です。7小節目からの和声の移り変わりがそれです。) コープマンは自由に即興を入れ(とくにBWV555など速くない曲で)よりバッハらしく聴こえるように工夫しています。