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小説コミュニコミュの出口のない海

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甲子園の優勝投手は、なぜ、自ら「人間兵器」となることを選んだのか。
人間魚雷「回天」海の特攻兵器。脱出装置なし。
甲子園の優勝投手・並木浩二は大学入学後、ヒジを故障。新しい変化球の完成に復活をかけていたが、日米開戦を機に、並木の夢は時代にのみ込まれていく。死ぬための訓練。出撃。回天搭乗。しかし彼は「魔球」を諦めなかった。


警察シリーズが多い横山秀夫作品。
映画が今月から公開ということだったので、その前に読んでみたいと思い読んでみました。

私は特攻隊というとゼロ戦というイメージが強かったのですが、この小説を読んで初めて人間魚雷【回天】の存在を知りました。

自殺者が多い現代。
戦時中は生きたくても生きられずに国に身を委ねた若者たち。
そんな彼らが命を張って守ろうとした日本。
今の社会を見たらさぞかし嘆くでしょう。

この作品を読んで私も自分自身を見直そうと思います。

☆☆☆☆☆


コメント(13)

読みました。「回天」は公にしたくない負の遺産だったのかもしれませんね。でも書かずにはいられなかったのでしょう。
横山秀夫独特の読みやすい文章で綴られた戦争の記憶。
若い子に読んでもらいたいです。
私は読んだ後に映画化される事を知りました。
まだまだ公にされていない事実って
他にもいっぱいあるんでしょうか・・・
「回天」を想像するだけで息苦しいです(涙)
「出口のない海」コミックかされましたね!
『特攻の島』というコミックがありますが
回天の作成された島を中心とする話になってます
最も史実に近い漫画ですし若い人にもわかりやすいです
回天と伊401が潜水艦や戦艦からの弾道ミサイル発射の元になっているんですから現代兵器につながっているんですね
「大和」に続いて戦争の恐ろしい一面ですね
「震洋」「桜花」「回天」日本海軍の三大特攻兵器
をまとめて映画化してほしいですね
人間魚雷という兵器があったことだけは知っていましたが、どんなことがあったのかは全く知りませんでした。
この本を読んで色々な事実を知ることができました。
戦争を体験していない私たちの世代こそ、このような本を読むべきだと思います。二度と「回天」のような悲惨な兵器を作らないためにも。

そういえば、回天かどうかは分かりませんが、最近テレビで現代の若者が戦時中にタイムスリップして人間魚雷に乗るというドラマをしていました。森山未来が主演だったと思います。
文章でも十分想いは伝わりますが、映像化されると視覚的にもっと伝わってくるように思います。
「出口のない海」の映画化も気になります。
戦争のコトは、体験者の話や映像でしか知らないので
「出口のない海」を読んでいるとツラくなりました。
ボクには教養がなく、回天を知ったのはこの小説からです。
そしてショックでした・・・
死が決まったいる中での人の心情を事細かに捉えていて、
もちろん共感できるとまではいきませんが、分かる気持ちもたくさんあり、今のボクは22歳で戦争の時代ならとっくに並木や小畑のように戦争に疑問を持ちながらもお国のためと戦いに行っていたのかと思うと・・・・
もちろんその理解も分からないがほとんどですが・・・・
回天の脱出装置がないコトを言われたトキの晩や北の言葉で生を期待するコト、最後にボレロが聞きたいコトとか分かるようで分からないです!!
しかも最後は沖田も言っていたが、並木は敵を殺さずに死んだってとこが小説や映画なんじゃないかって思いました。
絶対読み手には分からないって部分を映画館で観てみたくなりました。
あとやっぱりどんな状況でも夢って持ってないと生きていけないし、心から笑えないってコトを再確認させてくれる話だったと感じました。
戦争ものの小説は避けていましたが、「出口のない海」のような戦争だけで終わらない作品に出会えてよかったです。
自分の大学の話ということで読んでみましたが当時の学生達の視点から戦争を見ているのでリアルに色々考えさせられました。命の尊さや教育問題が言われている昨今多くの方に読んでもらいたいですね。
戦争は人を狂気にさせ、その狂気の中で機械となる事によって狂気を体の中に押さえ込み、そしてその当時として真っ直ぐに生きてしまって。
教科書で教えてくれない歴史は色々あります。
知らずに思うこと、知らずに思わないこと、知って思うこと、色々あると思います。
そしてこの本は、知らせて考えさせる一冊だと思いました。
今日読み終わりました。
私もこの小説を読んで回天のことを初めて知りました。
ショックでした。
嫌なことから目をそむけがちで戦争をあまり知ろうせず今まできてしまったこと恥ずかしく思いました。
回天を伝えるために死ぬという並木、とても強いと感じました。
戦争ということ、人の強さ、弱さ、つながりなど様々考えさせられる作品でした。
はじめまして。最近参加しました。よろしくお願いします。

少し前にこの本を読みました。
自分の命を兵器として使う事で大切な人の未来を守る。けれど、その未来の中に自分はいない。それでも・・・!
様々な葛藤の中、どんな結末だろうと前に進もうとする人たちに自分自身を振り返って情けなく思いました。

回天についてですが、呉にできた大和ミュージアムに実際に搭乗された方の遺書と共に展示されています。こんな物に人が入って突撃するのかと思うと、見ているだけでせつなくなりました。
元々、警察物の横山秀雄が好きでこの小説に興味があり読みました。もちろん映画化されたのも込みで。

回天の事を知ったのは私もこれが始めてでした。正直、つらかったです。戦争から目を背けてはいけない思いながらも背を向け気味の私達。私達の年代にも戦争を思い出させる(確認させる?)良い小説だと思います。もちろん横山秀雄らしい戦争以外の良い面を兼ね備えた小説だと。また読んでないクライマーズハイも読んでみたいです。
あっこ様
森山未来主演のドラマは「僕たちの戦争」で
作者は荻原浩です。こちらも回天に乗る話です。
(ちなみに荻原浩は少し前「明日の記憶」がベストセラーに。
渡辺謙主演で映画化されました)

私は本好きなので横山秀夫も荻原浩もわりと読んでいますが、
この2作は読んでると、ダブりそうになります。
根底が戦争でしかも回天だからでしょうが、
どちらもテーマは自己犠牲愛だと私は思いました。
愛する人のために自らの命を捧げる。
2作とも涙なしでは読めません。
「僕たちの戦争」もこんな言い方はいけないかもしれないけど
ストーリー的にはおもしろいので読んでみてはいかがでしょう?

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