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Front Mission Other storiesコミュの「巨人達の街」 第2部

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2095年10月3日 09:42

ん〜〜〜〜

…

「あんたの番だぜ?」

…

「4のフルハウス!!やったぜ!!20ドルいただきだ!!」

「…5フル」

あの日、俺はポーカーで負けた…

4のフルハウスに対して5のフルハウスだぁ!?

いかさま以外ねーだろ!おい!

対面に座っている日本人に対して、俺は言い寄ったんだ。

USN軍に日本人がいることが最初不思議だったが、どうやら日系らしい。

ヨシオ・サダミネはポーカーの名人で、俺はいつも勝てなかった。

いや、それは嘘だな、大一番の勝負になると、俺より少し上手の手でいつも勝ちやがる!

いつも勝った分がなくなっちまう…

当面の目標はこいつに勝つことしか考えてなかった。

ヨシオの横で、勝負を見守っていたライ・H・ゾディアックがタバコに火を付けた。

「また俺の勝ちだな。20ドルだしな、ヘクター」

「っち!もってけ!クソったれが!」

20ドルを机に叩き付け俺もタバコに火をつけた。

ふぅ…

気持ちのいい日だった。

空を見上げたら、タバコの煙が消えていくのが何よりも平和に思えた。

2度も大きな戦いがあった土地とは思えない。

この基地もかつては最前線基地として稼動し、OCUを迎え撃っていたらしい。

このハフマン島に来させられた時、一体何があるのかと思ったが、何…毎日トレーニングして、仲間とポーカーをするだけだ。

何も起きるはずもない。

ヨシオもライもきっと同じ事を考えていたんだろう。

「…ふぅ〜しかし、今日も暇だな」

ライがタバコの煙を吹きながら言った。

このライ・H・ゾディアックはウチの隊の唯一のメカニック(注1)だ。

今までの戦闘で、奴がいなければ助からなかったことも多い。




チリ国境線でのゲリラ殲滅作戦中。敵のスナイパー(注2)に足を狙撃され、ヴァンツァーのダメージが予想以上に大きく、俺は戦場に残されると思った。

友軍はすでに撤退行動に入っている。俺は死を覚悟した。

通信機が故障し、ウチの隊員とも通信ができない。

「終わったな…短けぇ人生だったな」

もうウチの隊は予定通りだと国境線まで撤退してる頃だ…

その時、音がした。

ズン…

ズン…

ズン…

間違いない!ヴァンツァーだ!

ゲリラ風情が!

こんな所でくたばりたくない!!

ヴァンツァーを立たせようとするが…モニターに赤いサインが次々と現れる。

敵は側面から来る…

レーダーの範囲に入った!

友軍ではない!

数は…1、2…3!!

無駄とはわかっているが、ECM(注3)を作動させ、少しでも時間を稼ぐ。

無事な右腕のMGを、倒れた状態で構え、破壊されたビルの影にあわせる。

ズン!

ズン…

近い。

せめて1機でも道連れにしてやる!

敵が止まっているのは、ECMでレーダーが使用不可能なため、この曲がり角を警戒してるのだろう。

…

どうした?

一体何分経過したのだろう。

いや数秒なのか?

そして動きがあった!

ギィィィィーーン。

ローラーダッシュ(注4)の音だ!

「何だ!?」


3機が今来た道を戻っていく。

バババババ!!!

ガガガガガガガ!!!

ガンガンガンガン

ギィーーン。

敵の1機の反応が消えた。

そして次に聞こえたのは

ヴァーーーーン…

遠くからの発砲音の後

ズガァン!

また1機の敵反応が消えた。

こちらから見えない場所で、一体誰が戦ってるんだ?_

残りの敵1機がこちらに向かってきた!

トリガーを握りなおし、迎え撃つことだけ考えた。

ズン!ズン!!ズン

ババババババ…

マシンガンを撃つ音が聞こえた後、敵が見えた!

旧式のヴァンツァーだ。

被弾しつつ後退している。

こちらには気づいていない、トリガーを引く!

ガガガガガガガ!!!

敵の頭部を吹き飛ばせた。

そして!

胴体を狙おうと思った瞬間の事。

シュィィーーーン

ローラーダッシュで1機が急速に接近しーー!

ギシィ!

装甲を貫く音と共に、青く塗装されたヴァンツアーが、敵の胴体にず太いパイルバンカー(注5)を突き刺さし、ビルまで押し込んだ。

敵ヴァンツァーは力が抜けたようにぐったりとし、倒れた。

青い機体がこちらを振り向く。

Y 「な〜…てん…だ?」


IFF反応!

友軍だ!

機体照会。

ヨシオ・サダミネ タイプ97AC 所属 「ナイト・ウィザード」

ライ・H・ゾディアック タイプ97MSC 所属 「ナイト・ウィザード」

アルバート・シュバイツァー ブリザリアAC 所属 「ナイト・ウィザード」

!!

ウチの隊の連中だ…

P-P-

!

後方に敵反応。

倒れた状態で反応できない。

通信機が壊れているために隊員に知らせることができない。

「マズイ!」

敵が目の前のヨシオの機体に向けてMGを構えた…

しかし発砲しない。

敵を見ると腕が無くなっている。

その刹那

ヴァァァーーン…

誰かが狙撃したらしい。

着弾よりも遅く発砲音がした。

「・・・・大・・・か?」

ライの声が聞こえる。

通信できない変わりに、ライトを3回点滅させた。

ライの機体のBPが稼動し、破壊された足を修復していく。

その間に、腕を無くした敵機は既に倒れていた。

「仲・・を置い・・・ない」

アルの声だ。

「…ったく!手・・・がって」

ヨシオのため息まじりの声も聞こえた。

どうやら俺一人を助けるために戻ってきたらしい。

こんな連中とツルんでいると自然と他の仲間が同じ状況でも、同じ行動をとってしまうようになる。

ハッキリ言って。

自分を馬鹿だと思うが…

俺はこいつらといる時間が好きだ。

昔の事を思い出していると、基地に警報がなった。

R 「ん?」

Y 「どうせ抜き打ち訓練だろ?」

そう言うと二人はしぶしぶ立ち上がり、ハンガーへと向かっていった。

H 「あ〜〜あ、また訓練か…」

しかし何かがおかしい。

空気が重い。

R 「どうやら」

Y 「訓練じゃ」

H 「なさそうだな!」

3人は自分の機体があるハンガーへと走りだすとアナウンスが流れた。

A 「OCUが宣戦布告前にフリーダムシティを武力制圧中。ただちにヴァンツァーパイロットはハンガーへ向かえ!」

A 「これは訓練ではない!繰り返す!これは訓練ではない!」

ハフマン島での平和な時間が、終わりを告げた瞬間だった。

2095年 10月3日 10:31 USN ケインズ基地より、スクランブル発信準備開始。

後に「第3次ハフマン戦争」始まりの朝だった。

USN 第3混成部隊、第2WAP中隊「ナイト・ウィザード」所属

ヘクター・J・クロス 二尉

プライベート・ログより抜粋。 



注1 メカニック

パイロットジョブ、メカニック
ヴァンツァーにメカニックBPを搭載させ、被弾回復、部位破壊された箇所の修復を行う。
2本の長い棒のようなBPで、それを前に倒すことで修復を行うらしいが…

正直どんな構造なのかまったく不明。

一応今回は「多分こうだろう」という感じで、倒した棒からアームが展開し、そのアームがパーツ修復を行うと考えました
(公式にも設定のってないんだもんTT)

注2 スナイパー

パイロットジョブ スナイパー

スナイパーライフル(以下SRFと略)を装備し、超長距離狙撃を行う。1発の威力は高威力で、リロードに多少時間がかかるのと、SRFの反動や重量の調整が困難なのがデメリット。

しかし敵のアウトレンジからの狙撃や、以前紹介したオプティカルステルスBPを搭載することにより、隠密性の高い攻撃を可能とする。

注3 ECM

レーダーECM

ELECTRONIC COUNTERMEASURE MANAGEMENT(電子カウンターメジャーマネジメント)

EMP、ECM両方のBPに標準搭載されている機能。
EMPBPの方が効果範囲が広く、ECMBPは狭い。
自機を中心とした一定範囲内にいる味方ユニットが、敵のレーダーに察知されるのを防ぐ。
(敵レーダーとは、レコンのセンサー及び各機体のプライベートレーダー、サテライトスキャン。)
ソナーセンサーや、トレーサーによる間接ロック、位置割り出しは回避不可。
ECMDにより探知された場合は、位置の割り出しはされるが、ロックオンはされない。
テイクロックやアンチロックとは重複して効果が有効。
敵のレコンによる対ECM能力によって、ECM範囲を狭められる事がある。
また、自機ユニットが敵のECM発動機に接近するとシェアレーダー及びプライベートレーダーにノイズが入り、雑音が聞こえるようになる。


アンチロック

自機を中心とした一定範囲内に入った敵ミサイルに関してロックオンを外す。
追尾の切れたミサイルは、ミサイルそれ自体が無効化されたわけではない。
特に外円近くや水平ミサイル、高高度からのミサイルなどは、追尾が切れても被弾する恐れがあるので注意。
1度ロックの切れたミサイルは、アンチロック範囲外で最追尾する事はない。
テイクロックは例外。ロックのはずれたミサイルを吸い寄せる。
ミサイルのロックが切れた場合、追尾能力無効化であって、ロックオンアラートは消えない・・・。
ミサイルが壁にぶつかって消えるか、世界の果てに飛んでいって消えるまではワーニングが鳴り続ける。
1機体でテイクロックとアンチロックの重ねがけは無効。
後から発動した方の機能が優先される。
レーダーECMとの効果重複は可能。
アンチロックの重ねがけは有効時間のリセットと同じ。効果時間の持ち越しは出来ない。
テイクロックに比べて範囲が狭いが、地形によらず使用できる。


テイクロック

自機を中心とした一定範囲内に入った敵ミサイルに関して、ロックオンを自機に変更。
テイクされたミサイルは、その時点で一直線にテイク機へ向かう。
ミサイルのロックが自機へと向けられるので、仲間のロックオンアラートはその時点で消える。
1機体でテイクロックとアンチロックの重ねがけは無効。
後から発動した方の機能が優先される。
レーダーECMとの効果重複は可能。
テイクロックの重ねがけは有効時間のリセットと同じ。効果時間の持ち越しは出来ない。
アンチロックで追尾の切れたミサイルであっても、自分へ再ロックがかかる。
アンチロックに比べて範囲が広いが、地形を選ぶ。

注4 ローラーダッシュ

アサルト機体特有の高速移動方法。
脚部のローラーを使用し、歩行、走行よりも移動速度が増す。
但し、使用するにはチャージが必要で、1回使用した後にチャージを行う必要がある。

このローラーダッシュ(以下RDと略)はフロントミッションの世界では重要な要素である。

最初の登場は「装甲騎兵ボトムズ」らしく、ローラースケートのような走行で移動するマシンに「燃え」を感じない男はいないと思われる。

ちなみにRDとPBをセットで使用するのは、エースパイロットとしては重要だ。

注5 パイルバンカー(以下PBと略)

主にヴァンツァーの腕部に搭載する格闘武器。
巨大な杭を固形火薬、液体火薬により射出することにより威力を上げる。
主に部位破壊や胴体への直接攻撃で威力を発揮する。

使用するにはかなりの熟練度を必要とするが、使い慣れれば最強クラスの格闘武器。

盾と一緒に付いている物や、ダメージを上げるため、2〜3本の杭を装備するものもある。

基本的には「漢武器」としてPB使いを通称「漢」と呼ぶ。

銃に頼らず、ミサイルなんてナンセンス!!

男なら拳(杭)で戦え!

そういう連中が好んで使用する。(FMOにはPBや格闘武器専門のPV用ステージやイベントが存在するほど人気が高い)



コメント(12)

回想シーンに入った時は、
ちょっと行空けた方が、読みやすくてよいよ^^

ガンガレー^^
うぉ

俺ガイルw

つかリアルでもポーカー勝てない…(´iдi`)
ちょっと変えてみました。

Beerさんもう1回見てみて〜
good!

だいぶよみやすくなったよー^^
はじめまして、ブログからの追っかけですw
小説面白そうなのでコミュ登録しました。
よろしくです^^
いなさん

初めまして^^

ヘタレな小説ですが、頑張って書いていきますのでよろしくお願いします。
いなさん…

もしよろしければ何かキャラ名を教えてください。

是非!

小説に登場させたいので^^
Viperさん

COUNTERMEASURE

確かにスペース入れないと変ですよね。

でもECMを調べるとやはり入れてなかったです。
キャラ?オイラFMOはやってないです。。。

UCGOはinax(パース在住の部隊、一応liberalism隊)です。

http://societia.hp.infoseek.co.jp/liberalism.htm

名前の通り自由主義ということで、みんなやりたい放題w
最近は部隊としての活動は実質的には停止中。。。(隊長が来ない。。。)
現にNO.2wのオイラも部隊IRCには参加するけどチーム名外して脱退状態。。。
自給自足で相方と2人でゲリラ三昧w

こんな感じです^^;
うは、戦闘シーンいいですねw

臨場感が伝わってくる感じがして読みながら

映像が頭の中で脳内転換できそうですw

隊の名前もかっこいいのにかわってますね〜
(元の名前もある意味いいですがw)

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