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立川志らくコミュの立川志らく独演会の御礼

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今日、お越しくださった皆さま、ありがとうございます。
大盛況、大成功のうちに終わり、ホッとしています。

第三十二回鎌倉はなし会 立川志らく独演会 鎌倉芸術館小ホール

権助魚   立川志ら鈴
源平盛衰記 立川志らく
仲入り
紺屋高尾  立川志らく

「源平盛衰記」は若き日の立川談志が売り物にしていたネタ。これは会話のない、ほとんど地の文だけで成り立っている地噺。流れは家元で、入れ事は志らくさんのオリジナル。脱線しまくりで爆笑に次ぐ爆笑。流麗な講釈の「修羅場読み」は談志師匠を踏襲したものだという。二十代の談志は「源平盛衰記」と「浮き世根問い」で売り出していた。
続く「紺屋高尾」も談志の十八番。以下は志らくさんからプログラム用に原稿をいただいた「紺屋高尾」の聴きどころ。

 今回は「紺屋高尾」です。多くの落語家が手がけてきた噺。似たような噺で「幾代餅」というのがあります。主に古今亭の落語家が演ずるのがそれ。内容はほぼ同じ。花魁が高尾太夫か幾代太夫かの違い。談志はこの噺をかなりダイナミックなものに変えました。浪花節の要素を取り入れ、特に「久はん、元気」のフレーズは談志の弟子はこぞって入れるようになっています。しかし志らくはこの噺に相当メスをいれました。大改造したという点については志らくの「紺屋高尾」が一番だと思っています。特にクライマックス。古今亭の場合は実にあっさりと演じます。何故、花魁が一職人に恋をするのかを、演者の地の語りでさらっと説明してしまう。それに対し、特に立川流の落語家はくさいほどの芝居でそれを表現します。私はそのどちらを聞いても違和感を感じ、そんなことで恋をするのだろうか?勿論、ひとめ惚れというのはあります。だがこの噺の場合はそれは成立しない。どんなに迫真の演技でそれを演じても、そんなことで花魁が惚れるかとどうしても疑問符がついてしまう。それで大幅に演出を変えたのです。私はこの形が今後の「紺屋高尾」のスタンダードになると思っています。そしてもうひとつ、落ち。明確な落ちがないこの落語。これも私は考えました。数多くの落語の落ちを新しいものに変えてきた私ですが、「死神」「らくだ」「鉄拐」に並んで良い落ちだと自負しております。現時点ではまだスタンダードになっていない、つまり誰もやっていない形の「紺屋高尾」を存分にお楽しみ下さい。
立川志らく

花魁の高尾と紺屋の久蔵とのやり取りは志らくさんのオリジナル。どうやって久蔵が高尾と恋に落ちていくのかがよくわかる。

二席とも一時間を超える長講だった。「紺屋高尾」が終わった後に、志らくさんは緞帳を下げさせずに「鎌倉にいらしたお客さんだけに情報解禁です」 とまさかのひとこと。
志らくさんは「下町ダニーローズ」という劇団を主宰、自分で脚本を書いて、演出、主演もしているのだが、来月の新作「不幸の家族」の前に落語をかけることに。珍品の談志・志ん朝の物まねでやる「笠碁」かけるという。友情をテーマにした芝居なので、やはり友情がキーワードになる「笠碁」とリンクさせることを思いついたそうだ。「鎌倉はあらゆる意味でお客さんにゆとりがあり、客筋がいいので、鎌倉はなし会を情報解禁の場にした」という。これは落語ファン、演劇ファンならば必見の舞台になりそうだ。

5月14日から29日まで。小劇場B1(北沢タウンホールB1)
前売り 4500円

http://www.shiraku.net/pg206.html

ハネてから大船のいつものイタリアン「ルナピエナ」で、志らくさんを囲んで女優の小山明子さんたちと打ち上げ。小山さんと志らくさんとずっと談志、落語、映画の話に耽った。いつも打ち上げはぼくが仕切って、一人ひとり自己紹介してもらう。ぼくがそれに絡んでいって、これが盛り上がるのである。ぼくの関係なので、ほとんどが業界筋だが。実に楽しいひとときだった。
写真は志らくさん、小山明子さん、ぼくとのスリーショット。左から志らくさん、小山さん、ぼく。今度小山さんと一緒に、志らくさんの芝居に出かけることになった。

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