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鈴木秀子先生・コミュニオンコミュの鈴木秀子先生 公開講座 文学と人生

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聖心女子大学 キリスト教研究会主催 鈴木秀子先生の公開講座 文学と人生 に参加してきました。

桜文学に凝結している人間の知恵を学び、それを私たちの日常生活にいかに生かすべきかを・・・皆で考えていく講座です。

桜今日に教材は 小泉八雲 (田中三千稔・訳) 英語の教師の日記から 抄

桜小泉八雲は島根県の松江に居を構えました・・・川が流れ、そこにかかる橋があり、カランコロンと下駄の足音が・・・カランコロンと軽やかな足音のように前に進んでいきたいと・・・そんな思いからだったそうです。

富士山声に出すことで、目、口、耳で感じる・・・そうして受け止めたものが、潜在意識に刺激を与える・・・ほかの人の意見を聴いたり、自分の意見を言うことで、理解が深まっていきます。
その時わからなくても・・・後で、種だったことに気が付きます。
腑に落ちるときがきます・・・とのお話しの後、

まず、教材を大きな声を出して読むことから始まりました。
そのあとで数人のグループで話しあいを・・・

教材は、小泉八雲が教師をしていた時の日記から・・・

わたしの好きな生徒は各クラスに2,3人ずついるが、そのうちで誰が一番好きかきめることはできない。銘々それぞれの特徴をもっているからである。しかし、これから語ろうとする生徒たちは・・・石原、大谷正信、小豆沢、横木、志田・・・の名前や顔は、いつまでもわたしの記憶にいきいきと残るだろうと思う。

という文章から始まって、それぞれの容姿、人となりが書かれていきます。

桜そこには、教師と生徒の間で深い信頼関係が結ばれていて・・・

最後に、横木という優秀な生徒がなくなっていくときの様子へ・・・自分が正しいと思えば、同級生の意見などけっして顧慮しない。でも、とても気持ちのよい微笑を浮かべている・・・そんな横木が最後の望みとして、学校が見たいですと・・・下男に背負われて夜の学校へ。
横木は、感謝の言葉を述べて、再び学校を見れたんで、とてもうれしい・・・と。

死での旅にのぼるため白装束をまとった横木・・・教室で謎のように難しい英語の説明を聴くときに、いつも微笑していたのとおなじように、妙に物静かな様子で微笑んでいて・・
ただ、今浮かべている微笑は、生死のようなもっと霊妙な事柄を急に深く知ったため、いっそう、うるわしいように思われる。洞光寺の大きな御堂の香の、もうろうとした煙をとおして、仏の黄金の顔も同じようにほほえんでいる。

と結ばれています。

グループでの発表があった後・・・秀子先生が次のようにお話をしてくださいました。

富士山一人の人間である先生が生徒の個性を大切に接することで、深いところに信頼関係が培われていく・・・交わることで、育ち、成長していく・・・

富士山深く感じる力を育てることが、人を豊かにしてくれます。

富士山いいこと、辛いこと・・・バランスをとっていく・・・
どちらも、自分の豊かさを育ててくれます。

富士山この苦しみを、この辛さを・・・どうすれば、自分を豊かにするか・・・

横木のほほえみは、納得の微笑み・・・だから仏のようなほほえみへ

富士山すべてを手放して、自分の人生を完結したとき、納得の(仏の)微笑みが浮かぶ・・・

富士山いいこと、悪いことの両方があってこそ、バランスをとってこそ、自分を豊かに育ててくれます。

富士山心の中に生き生きと残ることが、その人のエネルギーになっていきます。

繰り返し、話されていらっしゃいました。

小泉八雲は、最後の・・・仏の微笑みを、伝えたかったのでは・・・とも。

若いころに読んだ本でも、年を重ねて、経験を重ねて読み返すと・・・人生経験を通して読み取れることがあります。

秀子先生の言葉が心に響きました。

左:校舎入口の満開の八重桜

中央:今日の秀子先生

右:桜のお隣にはつつじが・・・

コメント(6)

りらままさん
こちらこそ、いつもありがとうございます。
秀子先生は、写真よりもず〜〜と颯爽とされていて、お若いんですよ。
携帯ですので・・・(-_-;)
芦屋でも開催されるといいですね。
いつもありがとうございます。

今年のお正月に出雲参拝旅行をした際に、松江にも寄りました。
市内には「小泉八雲記念館」などもあり、
松江の人も小泉八雲を愛し続けている事がよくわかりました。
出雲も松江も含めて、島根県の旅は最高でした。
街の人々もとても優しくて良かったです。
島根大好きになりました。
シスターにも是非訪問してほしい地域です。
もう行かれた事はあるかしら。

今再び、シスターの著書を読み返しております。

トピに関係ないコメントですみません。

みち♪さんに祝福あれうれしい顔


せせらぎさん

こちらこそ、いつもありがとうございます。

出雲へいたしたんですね。
私はまだ行ったことがなくて・・・一度は行ってみたいと思っているんですよ。
島根へ行って、私も好きになりたいです。

じつは・・・私も、シスターの著書を読み直しています。

そんな著者に、ご本に巡り合えてことに、心から感謝しています。

せせらぎさんに祝福を・・・

久しぶりに訪れて、素敵な文章を読ませていただきました。
ありがとうございました。

文学に凝結している人間の知恵を学び、
それを私たちの日常生活にいかに生かすべきかを
・・・皆で考えていく

素敵な試みですね。

話が自分のことになりますが、高校時代図書部に所属し、
深く理解しないまま国内外の文学作品を読んでいました。

あれから30年以上の人生経験を重ねた今読み返すと
また違った発見がたくさんあると思います。

「罪と罰」「赤と黒」「アンナ・カレーニナ」「ジェーン・エア」など
読み終えることを目的に読んだ気がしますが、
今ならもっと深く味わえる気がします。

どれも長文大作なので気がひけますが、
まずは、日本の作家の短い作品からでも
読み返してみたいと思いました。
みぃねこさん

ありがとうございます

今、読み返して・・・誤字脱字の多いことに気が付きました(-_-;)
相変わらずそそっかしくて・・・
みぃねこさんのおかげで、訂正ができました。

コメントを読ませていただいていて・・・私も同じだったなと・・・改めて思いました。
読み終わるために読んでいた・・・

秀子先生の授業を受けることができて、本当に良かった・・・
改めて感じています。

だから・・・今から、5月の授業がたのしみなんですよ。

心ときめくことがあるって・・・幸せです。






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