ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ガラクタ写真機研究同好会コミュのミノルタ Vectis Sー1

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【メーカ型名】

 ミノルタ Vectis S−1(1996年発売)
 (セット販売されていた、V28−56付) 



【カテゴリ】

 APS一眼レフ レンズ交換可能 プラ外装 レンズ内モーター専用設計 日常生活防水仕様



【主要な仕様諸元とアクセサリ】

 APSミリフィルム使用、縦走り式フォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ。全速度電子制御式で、TTL露出計を内蔵。かなり進んだ測光機能を搭載しており、定常光では14分割、ストロボ時でも4分割の測光と、定常光でのスポット測光まで対応していて、かなり高いレベルでの使用も考えて作られている。1/2000−30秒とB(バルブ)で、シンクロは1/125(ワイヤレス同調時には1/45)。マルチモードAE機で、マニュアルも可能である。ストロボ内蔵式で、自動ポップアップする。GN14(EI 200)で、照射角は22ミリ(35換算でHサイズで28ミリ相当)まで。

 特徴的なのは、本体のみならず、多くの専用アクセサリが日常生活防水設計になっていて、ごく普通の水かけ程度なら無傷で済む点にある。当然ながら、ニコノスほどの完全防水仕様ではないが、これはこれで嬉しいときも多い。

 使用電池は、APSカメラなのでCR2を、直列で2個使用。

 専用アクセサリとして、外部ストロボと外部電源グリップがあり、これも日常生活防水となっている点が嬉しい。

 フォーカシングスクリーンは、AF一眼レフに多用されたマットの固定式。また、視度補正機能は内蔵である。

 この種の機体としては優秀な、視野率95%を実現している点も、もう少し評価されても良いと思うが、何分レンズが専用設計(VレンズはCanonのEFレンズと同じ、純電子マウントに切り替えられていて、フルサイズαのAレンズと直接の互換性がない。レンズ内モーター専用設計で、絞りも電動になった)だった事と、広角側の新レンズが出てくるのが大きく遅れた(後のデジタル機、DIMAGEでもVレンズが採用され、この時に広角単焦点17/3.5が追加されたらしいが、高くて売れなかったし、メーカー公式アナウンスでは、ベクティスでは使用不可となっていた。Cサイズで35換算28ミリ)せいがあり、発売直後辺りを除いて、注目されないままに終わってしまった。更なる低価格化を実現した、下級機も投入したのだが、各メーカーのAPS一眼レフの市場投入そのものが遅れたことが災いして、どのメーカーの製品(と言っても、フル機能の一眼レフまで投入したのは、ミノルタ以外ではCanonとNikonだけだが)も受けなかったが、レンズまで専用設計マウントを採用したベクティスは、この辺りで特に悲劇的な機種でもある。罪滅ぼし的にAレンズのアダプタが用意されていたが、AF不可だけならまだしも、絞り込み測光に化けるので、とにかく評判がよろしくなかった。この辺りでは、専用レンズすら作らなかったCanonのIX EOS、専用レンズ以外に選択肢を残したNikonのプロネアシリーズの方が、今となってはまだ救いようがあると言えるのは、間違いないと思う。
  
 注意点。IXのEOSと同じで、ベクティス専用以外の外部ストロボ使用時にAPSでの画角換算は行われず、レンズ表記の焦点距離でのオートズーム連動となる。



【入手のキッカケ】

 先輩が発売当時に購入したのを見て、なにげに興味はあったのだが、どう考えても行く末の暗いAPS一眼レフに大枚をはたく気にはなれず、待てばトコトンまで安くなると信じてひたすら待ってみた(爆)。

 

【銀の取得価格】

 元箱(クッション材ナシ)、取り説、ストラップ、ボディキャップ、元のレンズ付、2100円(ハードオフ) 



【普通に買うと、どんなもん?】

 わからん。人気既になく、メーカー既になく、選びたくてもフィルムも少ない現在、相場と言っても難しい状態だが、都内有名中古店などで出るとしても、2万取るのはボッタクリの汚名を…(汗)。 



【入手時の状態】

 特に問題なし。

 

【直した所】

 よって、何もせず。交換したのは、電池だけ。 



【こんな方には勧めません(σ・∀・)σ】

 1、未来のないシステムが嫌いなアナタ(σ・∀・)σ
→オマエは、もう、死んでいる…ではないが、APSそのものが、ほとんど死んだも同然の状況下である。高画質仕様のフィルムは発売されておらず、リバーサルもない。ネガで気楽に撮る分には良いが、それ以外に使いたくても使いようがない。過渡期のシステムの、悲しい性である。そして、デジタル機でのレンズ転用も、限られた機種でしか出来ず、アクセサリも専用設計のため、これはこれとして使うしかない。この辺りが、近頃の中古市場での異様なまでの不人気(プロネアとか、IXのEOSは、今のレンズが付く分、まだマシだし、この世代のレンズでも、今のデジタル機で使用可能な物がある。)の理由かと思われる。機体の出来ではかなり良い方に入ると思うのだが、この辺りはどうにもしようがない。

 2、広角レンズが主力のアナタ(σ・∀・)σ
→確認されている純正レンズの最短焦点距離が17ミリ。換算すると、Cサイズで28ミリ相当までとなる。まぁ、IXのEOSに14/2.8Lとかを付ける人もいないと思うが(爆)、ないよりも精神衛生上良いという意見もある。この辺りの問題が解決されてきたのは、ごく最近の話なのだが、専用マウントのおかげさまで、シグマの12−24とかの、強力になった最近のショートズームをそのまま使うことが出来ない。こいつのマウントアダプタは予想以上にレアであり、手に入れたくてもなかなか難しいのだ。



【こんなアナタにおすすめですヽ(´∀`)ノ】

 1、APS一眼レフのうち、出来の良い機体が欲しい、というアナタ
→機能、性能の面では、価格と見比べて、かなりおいしい買い物が出来るが、レンズを探すのが難しい。そこがナンとかなるなら、かなりおすすめ度数は高い。バッテリーグリップなど、他メーカーの機種では省略されたり、簡略化されたりしがちなアクセサリまで、しっかりと用意されていて、今の所、マウントアダプタ以外はそんなに入手難でもない。
 基本設計の面でも、全体的にプラだ、という部分を除くと、それなりの出来である。


【使ってみました(爆)】

 何かとバタバタしていて、まだフィルムを通せていません(大汗)。動かした感触のレポです。

 スムーズな動作が好感触で、AF速度も、そんなに遅くない。しかしながら、凝った造りにしたツケからか、ファインダー画像がいまいちキレイじゃない。前に先輩の個体をいじらせてもらったときと同じであり、どうやら構造上の宿命的なものらしい。やはり、最大の問題がレンズで、明るい単焦点のレンズは元々作られていない上に、レンズメーカーの方も、こいつが大当たりすると思わなかったせいか、全く持って玉不足なのだ。フラッシュとか、バッテリーグリップはそれなりに残っているし、生活防水なのも嬉しい限りなんだが、この部分が最大の問題点でもある。基本動作については、速さを感じないがスムーズ、と言うのが正しい表現か。EOSの様なかっ飛ばしのAFの速さはないし、プロネアSの様な、優雅なデザインでもない。しかし、基本がしっかり出来ているようで、ボロさもにじみ出ていない。機能面ではαの最先端級に近いものを備えており、不満を感じることはとりあえずないと思うが、私の場合、常用レンズのメインが28ミリ以下なので、手持ちのレンズだけでなく、後々まで考えた上で、このVレンズの短いのの少ないことにはかなり不満であるが、一般的な使用であれば、大体間に合うだけの焦点域がズームで用意されており、それさえ見つけてしまえば、実は極楽カメラ、かも知れない。レンズだけでなく、全システムで生活防水を実現していることが、結構貴重なのだ。まだまだニコノスが高い今、潜る、とまでは行かないが、小雨程度なら撮影に持ち出せる気楽さは、やはり大事にしたい特徴である。

 どっか、マウント買って作ってくれないかな(爆)。

コメント(2)

遅くなりました(違)

本体たちは見つかったのだが、
専用フラッシュを探しまくりました<ヲイ

画像左:専用フラッシュSF-1装着レンズは高倍率ズーム25-150mm
画像中:廉価機VECTIS100 レンズは22−80mm
画像右:オリンパスE-300と並べた。ちょっと似てる(笑)

確かレンズは
22-80(28−105mm相当)
28-56(35-70mm相当)
マクロ50mm(62.5mm相当)
56-170mm(70−210mm相当)
80−240mm(100−300mm相当)
25−150mm(31−187mm相当)
400mm?ミラー(500mm?相当)

そしてデジタルカメラRD3000?とキット販売された
17mm(21mm相当)

これが全部だったかな。
(すべてHサイズ1.25倍換算)

生活防水なので天候に関係なく、
海辺でも普通に使えるので重宝するカメラ。

屈曲光学系で、オリンパスペンFのような形になったが、
ミラーは上方向にアップする。

この光学系のおかげで、他社のAPS一眼よりもファインダー倍率は高かったはず。

完全電子マウントという別マウントをあえて選んだが、
銀氏の言うとおり、広角に弱かった。

確かにレンズはコンパクトであるが、ラインナップが
これではちょっとどうかな?
APSのメリットはコンパクトで『大口径』レンズが作れること、
と雑誌に書かれていたが、
何処のメーカーも専用レンズで大口径は出さなかった。

現状、フィルム自体も絶滅寸前だから、
致し方なしか。

とはいえ、もうちょっとどうにかならなかったのかな?
S-1ですらαの3シリーズベースというのはいかがなものか。

※ニコンのプロネア600iはF70ベース、
キヤノンのEOS IXEはEOS55ベースと中級機をベースとしている。

マウントアダプターもあったが、
αレンズ自体に絞り制御機能がないので
(絞り値をレンズで決められない)
アダプターに絞りリングがあったような?(苦笑)
もちろん生活防水ではなくなるし。

それでも専用レンズは他社よりたくさん出してくれた方か。
最も他社は35mmフルサイズレンズを流用できたが。
(キヤノンはAPS専用レンズは出していない)
やはり捜し物、でしたか(爆)。私も、カメラバッグひっくり返して、セレナーデザインのキヤノン35/2.8を、大捜査線しながら、黒い機甲師団と戦っていました(爆)。

キヤノンは、IX50のペア販売用として22−55を用意しただけ。これは一応35フルサイズでも使える玉であり、その面では賢いとも言えるが、それ以上のワイド玉は、全く出てこなかった。結局、APS−Cサイズデジタル用としてEF−S10−22(えらい高い)と、EF14/2.8L(べらぼうに高い)があるだけ。

ニコンも似たようなもので、シグマが12−24を出しているにとどまっている。

あ、マウントアダプター、絞りリングついていましたよ(笑)。

Cサイズの場合、大体1.6倍換算になり、例えば12ミリでも20ミリ程度に落ちてしまう。

本当なら、大口径のレンズを設計しやすいはずなんだが、いまだにこれは実現されていない。やはり、各メーカー、出来ることなら35フルサイズのデジタルを投入して、その後用のなくなる今の規格のレンズに金をかけたくないのが本音なんだろうと思う。

とは言え、儲けたいと思う気持ちはあるようで、ペンタ辺りはそれなりに玉を用意しはじめている。が、あそこんちはAPS一眼レフは作っていない。どっか、作ろうよ、ホント。デジタルでも使えるんだし、フィルムでも機体は残っている。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ガラクタ写真機研究同好会 更新情報

ガラクタ写真機研究同好会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。