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ガラクタ写真機研究同好会コミュのCanon AE−1

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【メーカ型名】

 Canon AE−1(1976年発売)
 (写真は、オプションのデータバックAと、パワーワインダーAを装着)



【カテゴリ】

 35ミリMF一眼レフ レンズ交換可能 金属外装 金属フレーム 赤外フィルム使用可能



【主要な仕様諸元とアクセサリ】

 35ミリフィルム使用、横走り式フォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ。全速度電子制御式で、TTL露出計を内蔵。名前の通り、自動露出可能で、シャッター速度優先AEを搭載。1/1000−2秒とB(バルブ)。Aシリーズ共通の問題点、Bまで電子式なので、その辺りを多用する人には向かない機種である。シンクロ速度は1/60で、専用ストロボ使用時には、チャージ完了と、シンクロ自動設定が出来る。使用電池は、カメラ用電池4LR44タイプを、1個使用。ワインダーとデータバック、並びに外部電源(エクスターナル バッテリーパックA。今となっては非常にレア度の高いアイテム)が使用可能で、この世代の機種としてはそれなりの位置付けだったように思われる。

 正面から見て右サイドのボタンは、AEロックと露出計作動用のスイッチであり、一応そのスタイル(長い間、これはAシリーズの伝統として採用され続けた)での使用が出来る、最初の機種であるが、露出補正機構は付いていない。なら、マニュアルで、という考え方の時代の設計である。

 FLレンズなどの、正式なFDマウント以外のレンズの使用時の対策、絞り込み測光が可能。私の個体では壊れているので、詳細レポ出来ませんが。販売された時代を考えると、当然と言えば当然だが、これがない機種だと、FLレンズで遊べないので苦しい(爆)。

 ファインダー内右サイドにアナログ指針式で絞り値が表示されるタイプで、その値で撮影されることの予告となる。マニュアル時に、追針が出るわけではないのはAシリーズ共通である。この辺りが新品現役時代にかなり叩かれたせいがあり、評価は今一つなんだが、使いやすいAE一眼レフとして、同社の看板機種的存在として、長い間中古カメラの代表格だったので、ご存じの方も多いはずである。

 フォーカシングスクリーンは、スプリットマイクロプリズムの固定式。Aシリーズ初期の機種であり、同社お得意のレーザーマットとか、かげらないニュースプリットではないが、普通のレンズを使う分には大体間に合うと思う。
  
 注意点。上位機種のA−1などと違い、下級機種相当のモーター連動なので、ワインダーで連写専用にしかならない。この後の改良型、AE−1+PROGRAMと、混同しないように。また、一部にプリズム腐食の問題が報じられており、この辺りはチェックした方が良いかも知れない。加えて、落下のショックで内部のAE連動糸が外れやすい事が確認されており、こうなると分解修理せねばらならいため、気を付けたい。



【入手のキッカケ】

 ペアで付いていたデータバック目当てで購入



【銀の取得価格】

 データバック、NFD50/1.8付現状品、3150円(消費税込み)。
 ワインダーは、前出の液漏れ個体 1050円



【普通に買うと、どんなもん?】

 店頭売り機体としては、既に相手にされなくなりつつある機種であり、相場と言われても苦しい状態。マトモで5000円から、15000円したら買い手付かず、だと思われる。



【入手時の状態】

 データバック:シンクロコード部の痛み有り
 本体:絞り込みレバー入らず(緑青発生)と、お約束の絞り込みソレノイド油付着による作動不良
 玉:ロックボタン動かず(他無傷)



【直した所】

 ミラーモルトのみ、張り替えただけ。実戦投入はしない予定の、部品取りなので。



【こんな方には勧めません(σ・∀・)σ】

 1、バルブ使用や、長時間露光の機会の多い(予定も含む)アナタ(σ・∀・)σ
→A−1でのデータとして。30秒露光を36枚撮り3本も連続して使うと、大体4LR44が終わります。SR電池の場合の、大体6割程度の寿命であると言われているので、価格差を考えたら、SRを使う理由もなく、こういう場合にはメカ機(同社なら手頃な機種としてはFTbがある)の方が向く。

 2、撮影上、絞りを重要視したいアナタ(σ・∀・)σ
→マニュアルでの使用性は今一つであり、絞り優先は出来ない機種である。この使い道には向かない,出来なくはないが、他社製の(又は、同社下級機種)絞り優先専用設計の機種よりは、使用性が落ちるのは仕方ないところ。



【こんなアナタにおすすめですヽ(´∀`)ノ】

 1、とりあえず、FDレンズが使いたいというアナタ
→数あるキヤノンMF一眼レフの中でも、これほど安定して手に入れやすい機種は少ない。壊れたときの買い換えまで考えると、数のある機種は魅力的である。ちなみに、案外丈夫な機種のようで、FEなどのように既にマトモな個体が少ない…というほどではないので、レア化しにくい。実用品として使う場合、これは魅力大、である。

 2、往年のキヤノンらしさを楽しみたい、と言うアナタ
→AV−1のような軽薄さはなく、メカ機のように重厚過ぎない所が良いという場合もある。軽快であり、それでいてそれなりのしっかり感のある機体は、それはそれで貴重な存在である。当時、FEとかME辺りと人気を競った理由が、手にするとわかる気がする。ファインダー内表示が絞り値のみになる点は他社製品と比較して苦しいとしても、必要にして十分な機能と性能で、この時代、既に減り始めていた布幕横走りのシャッター。希望のレンズがFDなら、これはこれで往年のキヤノンを楽しむ機体として、至適な選択とも言える。



【使ってみました(爆)】

 欠点と言っては何だが、いきなり苦労したのが、ASAダイアルの操作性の悪さ。持ち上げて回すのだが、この手は長年の使用による摩擦から、大体固くなる傾向にある。この個体の場合、放置期間が長かったらしく、動かないと言って過言でない状態だった。ダイアルガードが邪魔して、元々回しにくい構造なのだ。無論、状態の良い個体なら、スムーズに回る。その点、チェックした方が賢明かも。

 表示がシンプルにまとまっていることは、多くの場合、好感を持ってもらえる思う。近年の機種に多い、やたらと長ったらしい液晶を見ると、それだけでめげてしまう人も多いだろう。これは、皆さんの萌えポイント、アナログメーターのみ(赤色LEDが、それ以外の機能をまとめて担っている)であり、変な話、これだけでも十分に買いのポイントになると言ってしまっても良いかも知れない(爆)。この後のAシリーズで、それなり以上のランク(=これは機体のクオリティと関係する)の機種は、デジタル表示式に変わってしまい、後のTシリーズでも、アナログのきちんとしたメーターは採用されなかった。部品コストの問題らしいと聞く(メーター単品で1万とかするらしいから)。

 それならFTbもあるけど、あちらは「頭腐る」問題と、受光体がCdSなので、特に暗い所でのレスポンスと精度の問題がある。電池アダプタも必要になるし、専用フラッシュ(133D)が、既にマトモな物がほとんどない状態であり、システム上の制約が多い。その点、こいつはアクセサリがかなり残っているので、今からシステム復元を試みても、そう高くなく、きちんとした状態のアイテムを揃えることが出来る。一眼レフを使う上で、この辺りはそれなりに大事な要素でもある。

 さて、動作だが。ショックは少な目だが、音はやや大きめ。とは言え、下級機種にありがちな安っぽい音でなく、ギア音が目立つタイプで、そんなにイヤにならない。全体的に、質感としてはOM−10よりは上で、OM−1よりは落ちる感じかな。

 内容的には、かなり単機能的なカメラであり、今でも愛用者が少なからずいる、この機種の魅力は、やはりその辺りの「バランスの良さ」なんだろうか。実機を持つと、そんな気がしてくる。

 故障として少なくないのは、AE連動糸外れと、絞り込みレバー動作不良なので、ここはチェックしておきましょう。 

コメント(2)

\(o ̄∇ ̄o) ハーイ<いつまでついてゆけるのか?この男

白2台、黒1台、部品取り用の黒1台。
・・・・・たしか。(汗)
もしかしたら1・2台多いかもしれない

Aシリーズの泣き所「シャッター鳴き」の個体は所有個体ではない。
あと、SRTと同じく露出計連動経路が糸である。
ただし、切れたら直せないと思えのタングステン糸(苦笑)

またもAシリーズ泣き所のアイピース内カビ・汚れ、
これを除去するにはトップカバーをはずす必要がある。
このときにシャッターダイアル・感度ダイアルを
ある値に固定してからでないとバネの反動で糸が切れる危険性大。
値はちょっと失念したので、検索して欲しい。

AシリーズスピードライトとワインダーAで武装させると
それなりにかっこいい(笑)

コンパクトでそこそこ質感があるので、
AF廉価機よりもはるかにモノとしての存在感はいい。

メチャメチャ売れた機種なので探すのは比較的楽だが、
いい状態のものは少ない。
実用として割り切れば、安値で実用的な個体が買える。

感度ダイアルだが、巻き上げレバーを予備角まで引き出し、
その隙間とフロントのギザをつまむようにしないと
かなりつらい(苦笑)
うちはISO100用とISO400用と固定して使い分けている<ヲイ
写真貼っとこw

確認したら増えていませんでした(爆)

中央がブラック、左右にクローム。
パーツ取りにブラック一台はジャンク箱に(笑)

レンズが左からNFD28/2、同24/2.8 同50/2かな?
ブラックにパワーワインダーA、スピードライト166A装着。

画面右端にNewFTbのFD50/1.8がちらりと見えてます(爆)

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