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ガラクタ写真機研究同好会コミュのNikon F−801

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【メーカ型名】

 Nikon F−801
 写真は、オプションのマルチコントロールバック MF−21付き



【カテゴリ】

 35ミリAF一眼レフ プラ外装 レンズ交換可能 現行生産レンズ使用可能(GレンズはPとSのみ使用可能)  



【採用マウント】

 ニコンFマウント Ai+CPU併用方式。原則は絞りリングのあるAFニッコールレンズ(フルモード対応)で、絞りリングのないAFレンズはPとSのみ。非CPUのAiレンズはマルチパターン不可。また、D情報、SWMを含む、レンズ内モーター、手ブレ低減機能には対応していない。改造Aiレンズの場合、遮光ガイドが干渉しなければ、SとMで、中央部重点測光で使用できる。ニコンのAF機としては、個体数と値段のバランスの割りに対応レンズが多く、F4を買う予算がなくても1/8000を手にすることができる、かなりおいしい選択の一つであると思います。F90とかF100よりかなり安く、MFで超高速シャッターを楽しめる、希少な存在であります。



【主要な仕様諸元】

 35ミリフィルム使用、縦走り式フォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ。全速度電子制御式で、当然TTL露出計を内蔵。マルチパターンと切り替え可能。ニコンでCPU方式と呼ばれている、電子マウントを搭載しているが、Ai連動リングも残していて、主なMFレンズは使用できる。但し、CPU連動しないレンズの場合、PとSモードはきちんと使用できない様子であり、ご自慢のマルチパターン測光も機能しなくなるなど、制約も多い。言わずと知れた、最高速は1/8000で、シンクロ1/250、最低速度は30秒までとB。そして、スタンダードTTLストロボ調光対応、リモート端子装備、多重露光と、基本性能に関しては、今でも十分以上に使えるレベルに作り上げられている。使用電池は汎用単3タイプを4本、グリップ部に入れるタイプで、縦位置グリップのような近代的な外部電源はないが、保温用の外部電源があるらしい。

 かなり時代が下ってからの機種であり、ファインダー内情報は充実していて、AFインジケータ、シャッター速度、絞り値、露出補正警告と、ストロボ情報(これだけは赤で表示)の他、流行の表示形式、バーグラフも搭載している。黄色く照明される液晶表示は、なかなか見やすい。アイピースは大窓を採用していて、メガネ使用時にも、隅まで見えるように配慮がなされている。この辺りは、さすがニコンの上級機種だな、と思う面である。安い機種では省略されがちな、絞りプレビューまできちんとおさえている辺りは、このカメラがかなりハイレベルなユーザーを想定して設計いる一つの証かも知れない。

 巻き上げは自動のみで、巻き上げ速度は、最高で秒3コマ程度らしいが、大体その程度は出ているように思う。しかし、この機種のAFがそこまで追いつくのかどうか疑問があり、手で巻かなくて良い、という程度に考えるのが正解か?
 ちなみに、巻き戻しは電動だが、勝手に自動的にフィルム終端で巻き戻しはてくれない。個人的には、こちらの方が助かるが、新しい機種に慣れていると、あれ?と思うこともあるかも知れない。

 フォーカシングスクリーンは、本来の標準装備品は、どのAF一眼レフにも多用されたAFと、測光フレーム入りの、全面マット式で、交換可能。しかし、前のユーザーが好きな方だったようで、この個体はスプリットマイクロ式に交換されていた。ちなみに、私は方眼マットに入れ替えました。
  
 注意点。言うまでもなく液漏れが多いことなんだけど、この機種はハイアマが使用していた個体が多く、同じニコンの他の単3カメラと比べて、液漏れ個体は少ないように思う。しかし、落として割れた個体とか、電池室のネジの締めすぎによる破損が少なくないことを覚えておくと良いかも知れない。
 また、同社のGレンズは、PとSでは使用できるが、801は絞りリングを使うタイプであり、AとMでは使用できない。まぁ、プログラムシフトで対応すれば問題はないと思うが。



【入手のキッカケ】

 前々から、安くなったら買おうと思っていたので。



【銀の取得価格】

 本体、現状品 4200円(ハードオフ)
 MF−21 新宿で委託品 2625円
 アイピースリング 新品 たしか840円
 方眼スクリーン 新品 2000円
 予備機 504円(液漏れで電池室がなくなった個体。動いている)



【普通に買うと、どんなもん?】

 かなり状態の良い個体でも、1万5千円(改良型のSも含む)あたりで店で買える。かなり前から不人気カメラの代表選手的存在であり、安定して、内容の割に安い買い物が出来る。この為、あえてヤフーなどでリスクのある買い物をしなくても、何とか手に入る機種であることを覚えておくと良いかも知れない。



【入手時の状態】

 裏蓋の塗装が剥げて、ひどくみすぼらしい状態だったが、それ以外にはグリップ部の削れくらいであり、破損と故障は少なかったが、使用しているうちに電源スイッチが半分割れて取れました(爆)。



【直した所】

 スクリーン交換と、裏蓋交換(この前に、データバック MF−20を1000円で買って付けていた)のみ。



【こんな方には勧めません(σ・∀・)σ】

 1、高いくせに、プラカメとは…許せないアナタ(σ・∀・)σ
→最大の問題点がこれ。記憶では、定価はかなり高かったはず。内容としてはリトルF4といえる機種でありながら、外装部品にプラが多いのは、やはり気になる人も多いかと思われる。そう、落とすと割れるのだ。

 2、使い込むほど、ひたすらボロっちくなっていくカメラが許せないアナタ(σ・∀・)σ
→知られている問題の2つ目がこれ。塗装が剥げて、地層のようになって傷だらけのプラが出てみても、真鍮のような重厚感は出ない。ザラザラするだけなんだよね。EOSのテカリも嫌がられるけど、この801の場合、特に裏蓋の塗装の剥げてきたときのみっともなさは、とても高級カメラとは言い難い。

 3、女性
→でかい重いで、手の小さい女性には向かない。持てばわかるが、最近のカメラと比べてみて、とにかく重厚長大なカメラである。それと同時に、撮影上重要な機能のボタンの位置が離れて付けられていて、手が小さいと非常に使いにくいカメラである。グリップが大きくて、指が短いと、ちゃんともてない上に滑って落としやすい。ちなみに、ヤケクソでケースを付けてみると、この方が滑りにくくなるのと、指がかかるようになるのとが相まって、なかなかナイスであることを付け加えておきす。落下割れも防止できて、ケースのありがたい、数少ないカメラでもある。

 4、うるさいカメラは困る、というアナタ(σ・∀・)σ
→全ての作動音がでかい!巻き上げ、巻き戻しはモチロンのこと、AF動作音もうるさい。



【こんなアナタにおすすめですヽ(´∀`)ノ】

 1、お安く高性能なカメラが欲しい、というアナタ
→ニコン不人気ランキングをやったら、いつも上位に安定して入りそうな機種であり、かなり売れた機種であることから、全くと言っていいほど、希少価値がない。しかし、401とか501、もちろんF50とは比較にならない基本性能を持っている。MFで近い物を探すと、FAだから、中身を見て買うのなら、かなりおいしい買い物といえる。改良されたF90シリーズは今でもそれなりに人気があり、安定価格帯が並品で3万円台(縦位置グリップ付きで、本体だけなら、最近ではもう少し安い場合もある)と、これと比べてかなり高くなる。差額で「確実に何か1本レンズが買える」ので、撮影上、縦位置グリップとか、D機能に依存しないのであれば、トコトンお買い得に見える。

 2、MFレンズも使ってみたいアナタ
→探し出せれば、スプリットマイクロもあるし、絞りリングを撮影上使用する設計なので、AFカメラとしては、そこそこMFライクな使用が出来る機種でもある。私のように方眼マットを探してくるのも良いだろう。昔ながらの使い方をさせてくれて、それでいて最新のスペックを楽しませてくれる。そりゃ、F4を買えると良いけど、それならもう1本レンズ、という買い物を、はじめはした方が賢明だと思う。後々になってわかることが多いが、使える玉を増やしておくことは、かなり大事なことなのだ。

 それを考えると、近頃安くなってきたマイクロ55ミリとか、ワイド玉の単焦点とか、中古なら、2万出すと手に入る、案外使えるレンズに予算を回す方が、究極のハイスペックを必要とするのでないなら、撮影上、有益な場合が多い。組み合わせによっては、全ての機能は使えなくなるが、それは注意して使えば、実用上の問題はないはずである。常用レンズはAFズームで良いとしても、特定目的用のレンズって、こうして「やや無理をして買う」事がない限り、気分的に買えなくなることが多い。しかし、使ってみて、お気に入りのレンズになる…という事も少ない話ではない。



【使ってみました(爆)】

 前から知っていたことだが、こいつの巻き上げ音はひどく安っぽい^^;。おいおい、コンパクトカメラかよ…と思うような、えらく頼りない音なのだ。だが、それを除くと、実用上、これほど素敵なカメラも、そんなにはない。プラカメだが、EOS5とかと比べると,持った感じの質感とかでは、数段上なのだ。そして、単3電源。あのバカ高い、リチウム電池を使わなくて済む。撮影本数の多い人なら、このありがたみは、特に説明するまでもないと思うが、やはりありがたいのだ。

 撮影フィールそのものは、値段の割に安っぽい側面もある。ショックはないこともないし、AF性能も、今となってはほめるような凄さはない。
 が、やはり基本性能の高さは、様々なシーンで重宝する。絞りを開けたい、日中シンクロがしたい…こうした要望に、この価格でこたえてくれる機種は、豊富なレンズ群を持つ機種として考えた場合、これと一部のEOSくらいだろう。平均価格で、これよりも安くて、同等以上の性能を持ち、縦位置も付く、α707siも捨てがたいが、あちらはレンズが少ない。そう、SONYのデジタルαの隠れた人気のおかげさまで、中古レンズ市場が高騰してきていて、手を出しにくくなっているのだ。
 その点、大衆価格のデジタル(基本セット価格10万円以下クラス)で大きく遅れをとったニコンの場合、MF時代のレンズも含めて考えた場合、かなりおいしいレンズを安くてに入れるように出来るようになってきたおかげで、今は買い時といえるかも知れない。少なくても、完全電子のEFレンズしか使えないEOS比べて、MF時代のレンズも混在して使える801は、手に入れたレンズを長く使おうと考えた場合には、結構「いけるクチ」だと個人的に思う。F100等の、近年の機種と比べて、全体的に「安いなぁ…」と思うけども、買値も安いので、ソレはソレとして(苦笑)。
 アナログメーター愛好家であれば、このフルデジタルに近い表示形式は、抵抗も大きいかと思うけど、1/8000採用のカメラは、安い機種としては沢山あるわけでもなく、今でも重要な選択肢の一つであることは間違いないと思います。

コメント(11)

え〜、改良型のF-801sを2台持っていまふ。
改良点はAFモーターをF4のものと同じにした。
動体予測AFを搭載(使い物になるかは疑問だが)
スポット測光を追加、よってノーマル801のスクリーンは使えない。
ノーマルのスクリーンの円はニコン特有の中央部重点測光の
重点部分の表示w
個人的にはEスクリーン(方眼マット)を愛用。
くらいかな?
巻き上げはFA+モードラとほぼ同等の秒3.3コマ/秒
キヤノンではEOS5やEOS-3でも搭載されなかったシンクロ1/250秒

マルチパターン測光を利用したスピードライト制御TTL-BL調光は
F4やF-601などでも採用されているが、かなり使える。

やはりニコンでもボディがテカる機種であるw
さらに使い込むとうちのもそうだがエッジがはげるw

フィルムが装填されていない状態だと空シャッターを切ろうとすると
最初の一回はローディングしようとする。
一部、これを故障と勘違いして安くオクで出品されるw

余談であるが、F4のサブに購入したが、
ある日突然外部液晶パネルが割れていた。(謎)
ボディにはショックも傷もつけていない。
ニコンに持っていったらおねーちゃんが
「さすがに部品が・・・」
というのでファインダー内液晶と、
かろうじて表示される外部液晶で操作してきたが、
プロが仕事でこんなカメラじゃいかんだろと
もう一台購入。ま、仕事じゃなければ使えるのだが
プロの見栄という奴で・・・。(汗)
てかプロならF100買えってか?
元が取れるなら買うぞ<ヲイ
そう、試してみると、完全な部分測光でなく、中央重点の、ウェイトエリアだったりしました@あの丸印

この機種、丈夫ではないんですな、確かにw

更に余談ですが、Dナシの85/1.8をニコンに修理依頼したら、部品ナシで返されたとか。801も新しい機種ではないが、レンズの方も、結構ある様子ですよ@直りそうで直らない例
本日、フジヤカメラにて買ってまいりました。801Sですが。
AFの速度も思っていたよりずっと速く、思いっきり気に入ってしまいました。2・3本、ネガを撮って報告いたします。
>赤名氏

思ったよりも、使える機種ですよ。ほぼ正確な露出(大衆機種にありがちな、ネガ使用時安心志向のオーバー傾向ではなく、という意味で)なので、リバーサル時にも、ドンピシャの露出を期待できます。新品当時の雑誌計測データでは、−0.3EV程度だったそうですが、使った感じから言って、大体そんな辺りかと。
ネガを撮った限りでは問題ないですね。今度は、ベルビア100を使って、プログラムオートで撮ってみようかと。(笑)
ところで、当時はまだマルチパターン測光が3Dではなかったんですね。
D機能に対応していないので、Dレンズじゃなくても悔しくないんですよ(爆)。

リバーサルでも、かなり信頼できる露出精度ですよ
Aiレンズも使えるから(マルチパターンは不可)
便利な機体ですw
一桁機種を別とすると、およそ一番沢山のレンズをカバーできる機種の一つでしょう。その意味で貴重な存在。しかも安い。
リバーサルの結果は、ほぼほぼ良い感じですね。若干、アンダー気味のもありましたが。
その辺りが、この機種のクセかと思います。少々アンダー傾向に転ぶ方が、この頃のベテランには好まれていたようです。

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