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キリストの幕屋研究会コミュの「パッション」と広隆寺から考える

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「いのちの風」?340より 

 映画「パッション」を見ました。 もう血の海を見ただけの印象。 感動を通り越して世界残酷物語。 キリスト教はやはり西洋の宗教だ。 言わば「いけにえ」のイエスをローマ兵は笑いながらもてあそんで切り刻み、血だらけの映像が延々と続く。 鋲のついた鞭でイエスの体を鞭打ち、全身ミミズ腫れ、血だらけの彼の体が血の海の処刑場に横たわる。 

 動物の屠殺と同じ。 そして鉄で出来た「いばらの冠」を頭に差し込む。 血がしたたり落ちる。 日本人の感覚では「エグッー!」  救世主はここまでされながら、我々のために命を捧げられた、ということか? 私はついて行けない。

 鞭で切り刻まれた血だらけの体で巨大な十字架を背負い、ゴルゴダの丘まで、なおも鞭打たれながら息も絶え絶えに歩む。 涙が止まらない。 嗚咽する。そして両手両足に巨大な釘が打ち込まれ、十字架に固定される。 

 イエスの死。 嵐と地震が皆を襲う。 降ろされたイエスの死体を抱きかかえ、母マリアは画面の私たちをにらみつけているかのよう。 この責任は全人類が背負うのだ?

 イエスを殺したのはローマだと思う。 ユダヤ教新興宗教イエス派と旧勢力との騒乱を恐れたローマ総督ピラト。 暴動を鎮圧できなかったら、自分の首がとぶ。 

 イエスを捕らえ肉食人種的屠殺方法でローマへの反逆者を処刑した。 あの陰惨ないたぶり方は、反逆者に対する情け容赦ない野蛮人ローマ人の、怒りから来ていると思う。 

 (いまの世界でも野蛮な戦い、憎悪と怒りの繰り返し。 アメリカ帝国、フセイン帝国、ソ連帝国、中共帝国、北朝鮮帝国・・誰が悪い彼が悪いの責めたて合い。 人類の罪は果てしなく続くのか。 「平和だ」「戦争だ」と叫ぶ両方に悪魔が微笑みかけている)

 ユダヤ人に依頼されて刑を執行するだけなら、あそこまで残忍にやる必要はない。キリスト教がローマ帝国の国教になった時、ローマ人がローマ式の十字架刑で処刑したと非難されてはまずい。 だからユダヤ人が告訴して、いやいやピラトが処刑命令を出したと聖書に書かせた。 そしてユダヤ人がイエス殺害の責任を取らされたのだと私は想像します。 

 じつに人間的に描かれたイエスと母マリア、(彼らが神とは信じられない) そして売春の罪で人々からの投石によって殺されようとした所をイエスに救われ、彼の妻となったと言われるマグダラのマリア(私の珍説ですかね。論拠はあるのですが) 

 イエスは第一級の霊能者なのだろう。 自分の運命がすべて見える。 自分の身に起こるだろう苦しみから逃れようと悶々としながらも、すべてを神にゆだねるイエス。 

 わが子の血みどろの凄惨な姿をただ見つめ、ゴルゴダへの道をころげまわりながら付いていくしか出来ない二人のマリア。 涙がとどめなく流れる。

 十字架上で処刑人たちのためイエスは祈る。「神よ、彼らをお赦しください。 何をしているのかわからないのです」 他の人のために祈る。 これほどの愛はない。 映画のテーマはこの辺か? 

 クリスチャンは感動と涙でぼろぼろになるかも知れない。 しかし日本人は拒否反応を示すだろう。 キリスト教は血の宗教だ。 日本人のイエス像は多くの慈悲なる人のなかの一人。

 マリアは処女懐妊し、イエスは全人類のため贖罪として犠牲になりそして神として復活した。 そんな神話は信じられない。 ますます西洋的キリスト教から心離れる。 日本的キリスト教があるはずだ。

 先週の29日「みどりの日」(昭和天皇誕生日)に日本的キリスト教の一つ「キリストの幕屋」の人々と京都の「広隆寺」へ行きました。 ここは古代イスラエルと関係が深いといわれる所です。    

 屋外学習会のテキストは「キリストの幕屋」創設者、故手島郁郎氏の「太秦ウズマサの神―八幡信仰とキリスト景教について」。 手島氏は世界的景教学者、佐伯好郎博士と親交があり、古代東方キリスト教景教研究の後を継がれた。 私も以前から景教に興味があり、「幕屋」と縁ができた時、このことを知り驚きました。

 古代の最大の渡来豪族秦氏の長、秦河勝が京都、太秦に広隆寺を建立したが、もともとこの地には秦氏の氏神、ダビデ神社なるものがあった。 京都上鴨神社の宮司によると「広隆寺はユダヤ神社ですよ」と。 秦氏はユダヤの血をひく景教徒らしい。 

 秦氏は失われた古代イスラエル十部族の末裔。 秦の始皇帝もユダヤ人といわれる。 他国に征服され亡国の民となって世界を放浪し、中国、朝鮮を経由して古代日本に渡来した。

 ここには有名な聖徳太子から秦河勝へ下賜された国宝第一号「弥勒菩薩半跏思惟像」がある。 しかしこれは宝物殿に収められ、本堂には仏像は何もない。 あるのは鏡のみ。 普通の寺にはない手を清める場所もある。 共に神社の形式だ。 驚いたことに本堂の扉には十字架のマークの入った寺の紋章が刻まれていた。

 聖徳太子は秦河勝と非常に懇意な関係にあり景教徒であった可能性がある。 太子の幼名が「うまやど」の皇子という。 馬小屋で生まれたイエスを思い起こさせる。 

 太子の周りには「聖書」の臭いがする。 そして今回初めて聞いたこと。 「太子の母の故郷、丹後の神社にはダビデの六角の紋章が刻まれている」と。 

 秦氏の創った「八幡」神社や稲荷神社は日本の神社の中でともに一番数が多く、これらでほとんどを占める。 「やはた」は「ユダヤ」に通じるといわれる。 

 日本神道を創った物部氏はユダヤ旧約聖書を奉じる古代イスラエル人の末裔であり、秦氏もまた新約聖書を奉じて多くの神社を創った渡来の民、景教徒であった。

 (さあ、また大圓のほら吹きワールドが始まった、後は次回のお楽しみ。二十才台から始まった日本のルーツをたどる旅もここに極まれり)

 広隆寺は昔は六万坪もあって、かってその敷地内だった東方に「木嶋神社」がある。 この神社の祭神は八百万の神の一つではなく、キリスト教のように唯一絶対神である。 

 そしてここの鳥居は皇室の神社にしか使われない特別の形式で、素材は白木で出来ている。 ここには「禊ぎ」をする池があり、景教徒たちはここで「洗礼」の儀式をしたのではないか、といわれる。

 この由緒ある格式の高い神社もすたれ、宮司は銀行勤め。 掃除が行き届かないのか、枯葉が舞っている。 日本の心のルーツである神社がこのように荒れ果てていいのか 日本を愛する人々はイデオロギー論争ばかりでなく、この日本の貴重な遺産を後世に残す実践活動をしなくてはならないと思った。 

 掃除によって「日本を美しくする会」という運動がある。 トイレや町の清掃だけではなく、いま消えつつある日本の宝、神社や寺院を美しく子孫に残すプロジェクトXがいま必要ではないだろうか。

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