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☆日本語教師☆コミュの母語別平均収入

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いきなりナマナマしいお話で恐縮です。
ただ、ちょっと思ったんですけど、日本語話者って、母語別に見るともしかしたら世界で一番金持ちなんじゃないでしょうか。だって、国別で比較したら日本以上に収入があるのはアメリカだけだと思うんですが、英語に関しては公用語とする国が60もあるし、まあ、そのほとんどが母語ではないとしても、英語話者の平均収入レベルはアメリカの平均レベルよりもぐっと下がると思うんですよね。

もし、日本語話者の平均収入が一番高いということになったら、たとえばブログを作ってアフィリエイトやアドセンスで主な収入を得る途上国の人たちにとっては、日本語がもっとも学習に適した言語になると思うのです。というのも、英語の場合はマーケットも広いですが、競争相手も比例して増加しているわけですから。

思いつきで書いてみたんですが、母語別に比較して日本語以上に収入がありそうな言語が他にあったら、教えてください。

コメント(41)

私も少し前まで『東京が世界で一番物価が高い』と
思っていたのですが、最近(台湾では最近なんです)
「あいのり」を見ていて、『世界で一番物価が高い国』
はスイスだということを知りました。

只、物価が高いということ、国民の収入が高いということと
その言語で儲かるかどうかは別なのでしょうが…。

下のようなことがホームページに書いてありました。
参考までに…

なんと一番安いセットメニューが約1,000円。
実はスイスの物価は世界一。ちなみに日本は世界で7番目。
ビックマック1個約550円。卵10個で約430円トイレット
ペーパー、なんと2ロールで約380円!
物価が高い原因の1つは人件費が高いから。
スイスは精密機械産業などが好調でとても景気が良く、
国民の給料も高い。
大卒の初任給は約60万円。ファーストフード店のアルバイト、高校生でも時給約2,000円。
そのため、物価が高くてもスイスの人々は普通に生活できる
のだ。
みどごんパパさんのおっしゃる
「日本語は英語ほど競争が激しくない」という点は、私の住んでいたインドネシアでは当てはまると思います。

日本語学科の学生は、相対的に留学のチャンスも多いようでしたし、日本企業に就職する人も多かったようです。
(貿易はたしかに英語が多いでしょうが、日本語ができる人はそれなりに有利です)
最近は日本の漫画の翻訳などの需要もあります。

それから、日本の労働市場へのアクセスも将来的にはもっと容易になるのではないでしょうか。
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06053110.cfm
↑のような記事に見られるように、日本が単純労働についても外国人の受け入れを始めるとすれば、日本語学習の動機付けにはなるでしょうね。
(日本語の習得を条件にする動きもあるようですし)

日本の国連分担金が19%、というのは日本語との関わりで言えば、このうえない無駄金ですね。それだけの金を出しながら、日本語が国連の公用語になっていないわけですから、通訳・翻訳の需要もありません。国連職員になるために日本語を勉強する人もいない、ということです。その意味では、19%も出しているに見合った日本語の需要はまったく生まれていないわけです。(これは鈴木孝夫氏の受け売りですが。)

以上、まとまりがなくて恐縮です。
日本語教師の話題としては、珍しく、経済の話ですね。

スイスが世界で一番物価が高いというのは、統計の読み方によります。以前何処かにも書きましたが、マクドナルドのビックマックの値段と、それを買う為の労働時間で、その国の物価を他国と比べる、というビックマック係数なるものがあって、それによると、お給料が良いスイスですから、たとえ、600円ぐらいするビックマックでも、それ一つ買うための労働時間は、ヨーロッパでは最も少ないうちに入り、物価は非常に安い、という結果がでました。でも、外国人にとっては、確かに物価は高いでしょう。(普通の卵は10個で430円以上しますね)でも、北欧に行くともっと高いですよ。

日本に行くと、食費と人件費の安さに驚きます。ああ、ここもアジアなんだな、って最近感じます。

日本を外国人労働者にとっても魅力的な就職先にするか、上でカツさんが仰るように、国連などの国際機関での日本語通訳・翻訳の需要を増やす事が、日本語学習者の総数増加、すなわち、日本語教師の需要の増加に繋がると思います。
さらに、これは、私が最も希望する事ですが、日本での教育や、職業訓練する事が、母国への貢献と繋がる、そう外国人が思えるような、高度な教育と職業訓練を提供できる国に、日本には、なって欲しいですね。
パチモンさん、おひさしぶりです。

どうもご理解いただけなかったようですが、私が書いているのは「アフィリエイトやアドセンス」での収入ですよ。日本人観光客と、日本との貿易と、日本での労働の三点を挙げておられますが、これらはまったく関係ありませんよね。たとえば月面で書いていたとしても、あるいは霊界で書いていたとしても、そのコンテンツが日本人に読まれ、広告がクリックされるのなら、日本人が一人もいない地域でも収入になります。

こういう「ネット上でのコンテンツによる収入」という概念は、観光客、貿易、日本での労働といった今までのモデルから少し離れて考えてみる必要があるのではないでしょうか。つまり、バーチャルな世界で日本語の良質なコンテンツが書ければ、リアルな世界のどこにいようが日本語話者の購買力に応じた収入が得られるわけです。

そういうわけで、母語別に見て日本語話者の購買力が一番高いということが証明できれば、特に為替レートの低い途上国などでは、日本語教育振興の大きなインセンティブになるのではないかと思っているのです。
みどごんパパ さん、どうも。

ああ、ネットの収入のことですね。

となると、理解できますが、さて。

1. 日本人のいないところで、ネットが発達しているところといえばどこら辺でしょうか。

2. 日本人向けのコンテンツを作るだけの日本語能力は、どれくらいが必要でしょぅか。

3. 逆に、日本人を相手にするコンテンツは、日本語でなければ作れないのか。

というところですね。

ちょっと下種なことを書きますが、私だったら日本語を勉強するより、エロビデオを作るほうを選びます。

知性で人間の動物的欲求に勝とうとする考えが無理です。私がどんな授業をしたとしても、隣で有名な芸能人が歌を歌うとなれば、学生は授業に出ないでそちらに行きます。

日本語でどんなコンテンツを作るより、露骨なSEXのほうが収入になります。

だから、私がその立場なら、日本語の勉強よりビデオ撮影、編集、webデザインなどの技術を学びます。エロコンテンツができれば、それをその系列のポータルサイトに載せるだけで収入になります。

> そういうわけで、母語別に見て日本語話者の購買力が一番高いということが証明できれば、

インターネットのデジタルコンテンツは限界生産費用が極めて0に近いです。だから、数を売ればいいのです。ならば、購買力と潜在顧客人口を掛け合わせた数値は、なんといっても英語が一番です。これには絶対にかないません。
xigu시구さん、パチモンさん

購買層の人口という点ですが、言語別に比較して「顧客が多い」ということは、それに比例して競争相手も多くなるということですよね。中国語圏でも英語圏でも。ですから、メリットをデメリットが相殺していると私は感じているんです。

そうなると、購買層(マーケット)の規模よりも、質の方が重要になるのではないでしょうか。そして、質を考えるには、平均的な購買力が重要になってきます。

ところでパチモンさん、セックス産業の方面にお詳しいようですが、「露骨なセックスの方が収入になる」というご比較について、何か具体的なデータはお持ちですか。
> セックス産業の方面にお詳しいようですが、「露骨なセックスの方が収入になる」というご比較について、何か具体的なデータはお持ちですか。

知りませんよ。貧乏学者には見物すら無理な世界ですが。
友達が、やくざのエロビデオ編集で1回50万円もらったことがあるといっていましたが。

具体的なデータといえばなんですが、昔のダイアルQ2ってありましたよね。電話で情報料を払って情報を聞くものです。

本来は、医療や法律などのコンサルタント的専門情報を想定していたそうですが、受話器の向こうは女のあえぎ声ばかりになったという事実があります。今でも、アンダーグランドなので統計ははっきりしませんが、真面目なコンテンツより、賭博とセックスがお金になるのは傾向としてもいえると思います。

私も、競争相手が少ないからと、アメリカではなく韓国に行ったのですが、今でも、現地でしがない生活をしています。

1人を選ぶところに100人が詰め掛けるのと、
10人を選ぶところに1000人が詰め掛けるのでは、
競争率は同じですが、広い市場のほうがお互いに有利です。1位じゃなくても相当の実力のある2位にも機会がありますし、採用側はより多くの中から人を選べます。

そもそも、前提として、言語別のみでマーケティングを語ることはできません。インドにも英語を話す人は何千万人もいますが、彼らはアメリカ人と同じ消費をするわけではありません。

同じ日本語を話す相手でも、年収2000万円以上の人と200万円の人ではマーケットは分離されています。

ただ、アジアの人にとって、日本語が成功するのに有利なツールであるというとはおっしゃるとおりです。
ああ、なるほど。

最初の書き込みで意味が分からなかったのですが、やり取りを見てようやくおっしゃる意味が分かりました。

しかし、購買力のある日本人は英語ができるのでは?と思ってしまいました。日本語ができる人一人一人が購買力につながるとは考えにくいですし、寧ろ英語の方がターゲットは広いでしょう。英語を第一言語とせずも、英語を扱える人は五万といますから、日本語でコンテンツを作るよりも英語で作ったほうが、カスタマーの幅は広いのでは?

この目的のために、時間を費やし苦労して日本語を学ぶ必要価値があるのでしょうか?
世界中で一番豊かな都市は「東京」らしいですよ。
ビッグマックを買うためのお金を儲けるために要する
労働時間は東京が20分??(少し記憶が怪しい)
次がシカゴ?? そして最後がアフリカの国で○○時間。
相当あいまいな情報で申し訳ない。
「日本語は儲かりまっか」の話題からはピンボケだけど、なぜか思い出したので。理由なき直感では 日本語が儲かるとは
思えない派です。
ビックマックは世界中でほぼ一定の値段で売られているので
こういう調査に使われるって書いてあったのがおかしかった。
日本国内で日本円を稼ぎ、日本円を払わなければならない状況なら、別に「お金持ち」というわけではないと思います。ただ、日本円が海外に持ち込まれると、(認めたくはありませんけど)他の国の人より得をしていることになると思います。
学習者の立場に立つと、現在のところ日本円が強いので、短期的には日本語を学ぶことが得になるでしょうけど(海外に住んで日本円を稼ぐなら)、国レベルで日本語を学ぶことを勧めるというほどではないと思います。
パチモンさん。

さて、以下の部分に興味があるのですが、根拠となった文献など、よろしかったら教えてくれませんか。

> 1人を選ぶところに100人が詰め掛けるのと、
> 10人を選ぶところに1000人が詰め掛けるのでは、
> 競争率は同じですが、広い市場のほうがお互いに有利です。
ちょっと横槍ですが…。

> 1人を選ぶところに100人が詰め掛けるのと、
> 10人を選ぶところに1000人が詰め掛けるのでは、
> 競争率は同じですが、広い市場のほうがお互いに有利です。

ということについては,そのすぐ直後に説明が書いてあったように見受けましたが。

「1位じゃなくても相当の実力のある2位にも機会がありますし、採用側はより多くの中から人を選べます。」

これはとくに文献を持ち出すまでもなく,確率論としての話と私は理解しました。
んーと、すみません、話が見えてきません。

「1000人中の10位でも、100人中の1位と同じ機会がある」というのなら分かるのですが・・・。

100人中の1位は、1000人中の1位から10位までに当たりますよね。平均で5.5位です。

5.5位の人よりも2位の人が有利なのはもちろん理解できます。でも、それは「優秀な人のほうが有利である」ということですから、広いマーケットのほうが有利だという主張の根拠としては無理がありませんか? 

そう思って「文献があったら教えてくれ」とお願いしたのですが、なにか勘違いしていたらすみません。
>みどごんパパさん
横やりすみません。

おそらくこういうことじゃないでしょうか。

単純化するためにテストの点で言うと、
100点、99点、85点、83点、80・・・点の人が、採用人数ひとりの募集に詰めかけたとしたら、
採用側は100点の人を採用しますよね。

その場合に、「偉大な2位」である99点の人は、浮かばれない、ということではないでしょうか。

採用枠が10にんであれば、ライバルが10倍に増えても、99点の人は余裕で就職できるでしょう。

もちろん、テストの点数だけですべてが決まるわけではないので、それが、「採用側はより多くの中から人を選べます。」ということにつながるのだと思います。
受験者数が10倍になれば、90点以上の受験者も多くなるでしょうから、あとは相性で選べばよい、ということでしょうか。

(以上、後半は私の勝手な解釈です)
カツさん、ご説明、ありがとうございます。
ただ、すみません、やっぱり、どうも飲み込めません。

>> 採用枠が10にんであれば、ライバルが10倍に増えても、99点の人は余裕で就職できるでしょう。

マーケットが10倍になってライバルも10倍になると、100点を取る人もやはり10倍になりますよね。そうすると採用枠が一人から10人に増えても、結局99点の人は就職できないというふうに思えるのですが・・・。
100人の中の1人だと、2位の人は僅差でも落ちます。
1000人の中の10人だと、10位までが採用されます。
100人の中の2位の人が、1000人の中でも2位になる余地はあります。計算では2位から20位の範囲に該当しますが。

だから、範囲が広いほうが得です。

これは、選挙のときでも似ています。

小選挙区は、一人しか当選しませんので、多くの死票が出ます。必ず1番でなければなりません。

それぞれ1000人の選挙人がいる選挙区1にAさんとBさんとCさん、選挙区2にDさんとEさんとFさんが立候補して、

Aさん 500
Bさん 450
Cさん 50

Dさん 400
Eさん 350
Fさん 250

票をとったとします。
小選挙区では選挙区1のAさんと選挙区2のDさんが当選します。

これを選挙人2000人の中選挙区で行ったとしたら、AさんとBさんが当選します。

というように、範囲が広がれば、それだけ実力順に並ぶ機会が増えることになります。

私は韓国、パパさんはモンゴルですよね。
英語に比べたらマイナーですが、日本でその言語を教えるポストにつこうとすると、英語より機会が少なく、競争が熾烈になります。
>みどごんパパさん

「マーケットが10倍になってライバルも10倍になると、100点を取る人もやはり10倍になりますよね。」

マーケットが10倍になったときに,それまで応募していなかった9割の人が存在し,その人たちが応募してくるようになる,と考えればそうですね。

でも,私はそう考えませんでした。マーケットが10倍だろうか,1/10だろうが,「応募者」という母集団はいつも同じ規模である,と想定していました。

バチモン学者さんは「広い市場」と書かれていますので,市場の大小の違いだけを考慮されているのではないでしょうか。

応募者までが多くなるというような考え方をすると,みどごんパパさんのような解釈になると思います。
>みどごんパパさん

説明が足りませんでした。すみません。
100点を取る人、というのは、まれに見る優秀な人、天才、という意味で書きました。だから、応募者が10倍になろうが、めったにそんな人はいない、という想定です。

つまり募集枠がひとりの場合、いくら応募者が少なくても「天才」が上にいたら、2番手の「秀才」は泣かなければならない、ということです。

パチモン学者さんのおっしゃるように「範囲が広がれば、それだけ実力順に並ぶ機会が増えることになります。」ということです。

言い換えれば、母数が増えれば、突然変異的な出来事(人)に左右されることが少なくなる、ということだと思います。
しんさん、カツさん
そういうご意見でしたか。市場だけ大きくなって競争者が少ない場合は、もちろん、大きい市場で闘う方が有利であることに異論はありません。ご説明ありがとうございました。
ただ、パチモンさんは選挙区の例などでも競争者が増える例を出していますので、市場と強者が同率で増えることを想定しているものと思います。


パチモンさん、こんにちは。
根拠となった文献などがあったら教えてほしいとお願いしましたが、ご存じありませんか。

> 100人の中の1人だと、2位の人は僅差でも落ちます。
> 1000人の中の10人だと、10位までが採用されます。
> 100人の中の2位の人が、1000人の中でも2位になる余地はあります。計算では2位から20位の範囲に該当しますが。

この「計算」というのは、どのような計算ですか。

100人から900人ふえて1000人になった場合、その900人全員が2位だった人よりも下位に入れば、100人中2位だった人は1000人中2位のままですね。が、逆に900人全員が100人中2位の人よりも上位に入ってしまえば、100人中2位だった人は902位に転落してしまうわけで、単純に考えれば理論上は2位から902位に分布することになります。

仮に2位から20位までに分布するとしても、有利になる可能性の方が不利になる可能性よりも高いとする文献などがありましたら、教えてください。


> というように、範囲が広がれば、それだけ実力順に並ぶ機会が増えることになります。

いわゆる「大数の法則」ですね。それに今さら異を唱えるつもりはありませんが、これは同時に、範囲が狭い場合に有利な結果をえていた人が、範囲が広くなると不利な結果になる場合があることも意味しています(選挙区の話で言えば、Bさんにとっては中選挙区が有利でも、Dさんにとっては不利になります)。

つまり、「大数の法則」は範囲が広い方が有利だということにはならないのが一般的な理解だと思うのですが、いかがでしょうか。
> 根拠となった文献などがあったら教えてほしいとお願いしましたが、ご存じありませんか。

うーん、選挙区の話か何かで見たようなんですが、私が書き込みしながら参照したわけではないので...。

> 逆に900人全員が100人中2位の人よりも上位に入ってしまえば、100人中2位だった人は902位に転落してしまうわけで、単純に考えれば理論上は2位から902位に分布することになります。

そうですね。論理的には可能性として成り立ちます。
比例の考えでは10倍なら10倍値が妥当なんですけど。

> 仮に2位から20位までに分布するとしても、有利になる可能性の方が不利になる可能性よりも高いとする文献などがありましたら、教えてください。

私の言いたいのは、「実力のある人にとって、有利(安全)」という意味です。上で説明したとおり、1人なら飛びぬけてできる一人が存在したら機会が奪われるのに対して、母集団と枠が多ければ、その飛びぬけてできる一人とぶち当たるリスクが低減します。

まあ、トピの話では、日本語より英語のほうが確実にお金を稼ぐ機会は広いよということです。

だからって、日本語を勉強する価値が無いというのではありませんから、些細なことに目くじら立てないでくださいね。立場は同じはずですから。
書いている途中でパチモン学者さんに先を越されてしまいました・・・。内容はかなり重複しますが、投稿します。

>みどごんパパさん

こんばんは。
私は、「市場が大きくなって、競争者も増える場合」を想定しています。

あくまで、飛び抜けた天才がたまたま隣の席で受験していて、普通の条件だったら合格するような受験者が2位になり、不合格。といった、特殊事情に振り回される可能性が減る、ということが言いたいだけです。

その意味で、「1位じゃなくても相当の実力のある2位にも機会がありますし、採用側はより多くの中から人を選べます。
」(パチモン学者さん)となります。わたしも同意見です。

パチモン学者さんが、「お互いに有利」とおっしゃっているのは、「実力がある(そして運のない)受験者」と「採用者」のことではないのでしょうか。一方で、みどごんパパさんは「万人にとって」という前提に立っておられるように感じます。
(誤解であれば、すみません)

2位の人は2位から902位までに分布する可能性がある、というのは確かにそうですが、仮にそうだとしても、1人の募集枠で僅差の2位だった人は「合格の可能性が出てくる」、という点ではやはり「有利」でしょう。
パチモンさん、おはようございます。

> 私の言いたいのは、「実力のある人にとって、有利(安全)」という意味です。上で説明したとおり、1人なら飛びぬけてできる一人が存在したら機会が奪われるのに対して、母集団と枠が多ければ、その飛びぬけてできる一人とぶち当たるリスクが低減します。

実力のある人に限定すればその通りですね。
ですから、飛び抜けて優秀な学生に対して個人的に「君は優秀だから日本語市場よりも英語市場で闘った方が負けるリスクが低いよ」とアドバイスするなら、特に反対はしません。

しかし、そうでない人(選挙区の例のDさんなど)にとっては、広い市場に出ることは、自分より強い競争相手に出会って敗退するリスクになるわけです。

これから外国語を学習しようとしている人は、実力のある人に限定されているわけではありません。その場合は、マーケットの規模が大きいという理由で英語の方が有利だとは言えない、ということになりませんか。

そして、マーケットの規模が関係ないのでしたら、やはり質が問題になります。その場合、購買力の高いマーケットで闘う方が、購買力の低いマーケットで闘うよりもリターンは多くなるはずです。言語別に見れば、それは英語でなく日本語ということになるわけですよね。


> まあ、トピの話では、日本語より英語のほうが確実にお金を稼ぐ機会は広いよということです。

ここの部分は、「英語は機会も広いが競争相手も多いので、リスクが軽減できるのは実力のある人限定だよ」と言い換えてもいいのですよね?


カツさん。

おっしゃるとおり「実力がある(そして運のない)受験者」に限定して話をしていたつもりではありませんでした。「万人にとって」でもいいのですが、「学習言語を選ぼうとしている人々」を前提にしていたつもりでした。言語別マーケットでの有利さについて話していたので、そういう限定がつくことは考えていなかったのです。

整理してくれてありがとうございます。
> しかし、そうでない人(選挙区の例のDさんなど)にとっては、広い市場に出ることは、自分より強い競争相手に出会って敗退するリスクになるわけです。

問題は、本人自身も自分がDさんの立場であるということを知ることができない点でしょうね。

「世界では、より広い市場では通用しないけど、ここでだけ通用する。」そんな人なら、自分が優位に立てる場所にいるのは賢明です。

そんな人は、広い市場に出られませんよね。
じゃ、それで安泰か。
違いますよね。
自分が今いる市場に、自分より強い人が参入してくる可能性もあるのです。そのとき自分はナンバー2になります。

もし、その市場が、一人のみを要求する規模であれば、自分より実力のある人の新規参入は自らの失職を意味します。

しかし、もう少し規模が大きい市場なら、パイの一部は奪われても、独立は保てるかもしれません。

いずれにせよ、真の実力なくしては今後の社会は勝ち抜いていけません。競争の中で、自分が優位に立てる方法を探すことは必要ですが、何よりも、絶対的な実力を養成するのが確実です。

井の中の蛙は、蛇さえ来なければ平和ですが、蛇が入ってきたら、真っ先にえさになります。

> ここの部分は、「英語は機会も広いが競争相手も多いので、リスクが軽減できるのは実力のある人限定だよ」と言い換えてもいいのですよね?

少しうがってみていませんか。
実力のある人にとってリスクが低減するという魅力は、「集団が大きくなれば、努力に比例して報われる可能性がより高くなる」ことで、まさに、「公平」の概念です。
これは、実力がない人でも、努力に応じてそれなりに、なんとかなることでもあります。

実社会では、先の例のDさんが、最後まで議席を守れる可能性は低いです。だから、パパさんは視点が少し違うみたいです。

自分自身はBさんですか、Dさんですか。
パパさんが教えている学生はBさんですかDさんですか。
あくまで、Dさんであると思うなら、日本語(小さな市場)のメリットがあります。ただ、一般論では、より大きな市場(英語)が安定しています。
パチモンさん、こんにちは。

> 問題は、本人自身も自分がDさんの立場であるということを知ることができない点でしょうね。

その通りですね。
そして、それはBさんにも言えます。つまり、自分が広い市場にあっているのか、小さい市場にあっているのかは分からないのです。

ということは、市場の広さではなく、平均購買力などの市場の「質」を考えることが重要になります。そして、今までのところ言語別に考えると、日本語が最も購買力のあるマーケットということになります。これは、多少ともインターネットに親和性のある日本語学習者にとって非常に大きなインセンティブになりますよね。


> 自分自身はBさんですか、Dさんですか。

えーっと、Aさんじゃいけませんか? (^^)


> パパさんが教えている学生はBさんですかDさんですか。

これは大切なポイントだと思いますが、どんな教師もA,B,C,Dさんのそれぞれと同時に教室で向き合うことになっていると思います。(もっとも、日本語教師の場合は、既に言語を選んでしまっている学生と向き合うわけですが)

そのうち、Aさんは大きい市場でも小さい市場でも勝てるし、Cさんは大きい市場でも小さい市場でも勝てません。つまり、結果は変わりません。しかし、Bさんは大きい市場で勝て、小さい市場では負ける。Dさんは逆に大きい市場では勝てないが、小さい市場なら勝てる。

つまり、ここまでのお話では、市場の規模によっては、成功するかどうかの確率は変わらないことになります。Bさんにとっては広い市場の方が有利だが、Dさんにとっては不利。自分がBさんかDさんか分からない段階では、市場の規模によって成功する確率は変わらず、どちらが有利だとは言えない。

こういうことは多少数字になれている人なら、わざわざ計算しなくてもすぐに分かることですよね。パチモンさんは『経営学』という著書まで著されている方なので、「競争率は同じでも広い市場の方が有利」「範囲の広い方が得」と断言されていたときに、専門的な研究によるデータでもあるのかと期待しているのですが、なかなか教えてくれません。
> パチモンさんは『経営学』という著書まで著されている方なので、「競争率は同じでも広い市場の方が有利」「範囲の広い方が得」と断言されていたときに、専門的な研究によるデータでもあるのかと期待しているのですが、なかなか教えてくれません。

私はマーケティングの顧客満足とセグメンテーションを事例で考えるパチモンの部分を執筆したので。

だから、上で書いたような、子供にもわかる(最近の大学生の学力を考えて、教養課程レベル)で、簡単な例を出しました。

まあ、パパさんの学生が日本語を選んだ時点でDさんのようだとしたら、それでいいんじゃないですか。

と、ところで、モンゴル語も日本語や韓国語と類似した膠着語なんですよね?よく知らないんですが。
だとしたら、母語別の収入の問題より、英語より短期間でビジネスレベルまで習得できるというメリットのほうが大きいと思います。日本人の頭で英語を10年やっても、大してうまくなりませんが、ドイツ人が英語を学べば我々の10年分を6ヶ月で学びきれます。
日本人が韓国語を学ぶときも、他の外国人の2-3年分を6ヶ月で習得できます。

モンゴルの学生にとって、英語を学ぶより日本語を学んだほうがお金になるとしたら、日本人が金持ちか、英語を話す人のほうが市場が大きいかというより、どちらの原語であれば、お金になるレベルになれるかが大事でしょうね。

日本も今や弱者切捨て。
世界競争は弱肉強食。
BさんかDさんかわからなくても、Dさんはいずれは淘汰されるのが世の中の流れです。
こんばんは。

上での議論は、参入者数と採用枠の比率(競争率)が同じだという前提でのお話ですね。競争率が同じなのですから、市場の大小によって全体としての結果が変わらないのは、当然と言えば当然です。

(大きい市場の方が、実力相応の地位につける可能性が高い、という点で、より公平だと私は感じますが)

もっと重要なのは、実際に本当に競争が激しいのは一体どちらか、ということだろうと思います。

英語と中国語の話が出てきましたが、競争の激しさ、というのは色々な要素が絡んでいるでしょうから、私には手に負えません。

そこで、以下、トピの本題に戻って「ブログを作ってアフィリエイトやアドセンスで主な収入を得る途上国の人たち」の場合について、考慮すべきだと思われる点を挙げてみます。
(既出のご意見と重複する部分もあります)

まず、どうあがいても、日本人の購買力の総和以上にはパイが増えない、という点が問題でしょう。

日本語サイトの市場は、アフィリエートやアドセンスも含め、事実上日本国内の日本人を対象にしていると思われます。この点、英語であれば、その対象はかなりの広域に及ぶでしょうし、話者人口面でも日本語とは桁違いです。
(中国語も、人口という点では将来性があります)

それに、アフィリエートやアドセンスの類の広告は、クリック数や、それによって上がった売り上げが命ですから、当然市場の規模が大きい方が有利でしょう。

(「英語の場合はマーケットも広いですが、競争相手も比例して増加している」というみどごんパパさんの前提に立つなら、競争率は一定なわけですから、「平均」や「質」というのは、あまり重要な要素ではないと思います。)

仮に英語市場のほうが現時点で競争が厳しいとしても、日本は人口の面で先細りの国ですので、楽観はできません。日本語母語話者が減っていくのは確実です。

どちらかと言えば、日本への出稼ぎ・移住の機会の増加に期待したほうがよいような気もします。

さらに言えば、日本語を学習して、日本語で魅力的なコンテンツを発信し続け、そこを通じてモノを購入させる、ということが現実的かどうか、ということです。

日本語母語話者は、まだまだ「日本語は私たちのもの」という意識が強く、非母語話者の日本語に対する許容度が低いように思います。

その点、英語なら世界的なバリエーションもあり、非母語話者も積極的に発信するという土台が既にあります。おまけに非母語話者も消費者に含まれますから、まだマシでしょう。

いわば、日本人の言語意識が参入障壁になる可能性が高いのではないでしょうか。

日本語にそこまで習熟して、魅力的なコンテンツを発信し続ける、というのは、かなりの努力と才能が必要でしょう。特に、CさんやDさんのような人には厳しいと思います。

以上、長々とすみません。
カツさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

> それに、アフィリエートやアドセンスの類の広告は、クリック数や、それによって上がった売り上げが命ですから、当然市場の規模が大きい方が有利でしょう。

市場の規模が大きいと、競争者が同じだけ増えても有利だということですか? 確かに既出の意見と重複していますが、これは広い市場でも小さい市場でも成功する確率は同じということになりますよね。分子が増えた文、分母も増えるんですから。

何か違う視点からおっしゃっているのでしたら、もう少し説明していただけませんか。よろしくお願いいたします。

そのほかの点につきましては、また後ほど。
カツさん、こんにちは。
市場の規模に関する部分についてはコメントが必要かどうか分からないので、とりあえず他の部分について。

> さらに言えば、日本語を学習して、日本語で魅力的なコンテンツを発信し続け、そこを通じてモノを購入させる、ということが現実的かどうか、ということです。

まず、アドセンスの収入の仕組みですが、「購入させる」のはリンク先のそれぞれの販売サイトです。リンク元はその商品に関する売り込みは全くしないでいいのです。おっしゃるとおり、読まれるコンテンツを作る努力は必要ですけどね。

で、要するに購入させるのは別にして、「アドセンスを通して収入が得られるコンテンツを作るのがどれほど大変か」がカギになるわけですよね。私はこれに関して検証のための実践を始めたばかりでご紹介できるほどのデータがないのですが、カツさんは何かデータをお持ちですか。

ちなみに、検証はここでやっております。
http://mongolia.seesaa.net/
アドセンスを張っているだけの普通の日記ですが。


> 日本語母語話者は、まだまだ「日本語は私たちのもの」という意識が強く、非母語話者の日本語に対する許容度が低いように思います。

これはブレインストーム的におっしゃっていますか。もちろん、mixiは学会ではなくて雑談でも何でもありですから、思いつきでもいいんですが、もし何か具体的なデータをお持ちでしたら、私にとっては参考になると思いますので、ぜひ教えてください。

ちなみにソフトブレーン社は宋さんという中国人が社長ですが、彼は日本語で何冊も本を書いていて、その多くがベストセラーになっています。アマゾンのリストをご紹介しますね。ここでは彼の著書が10冊リストアップされています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/250-9174343-1722618?%5Fencoding=UTF8&search-type=ss&index=books-jp&field-author=%E5%AE%8B%20%E6%96%87%E6%B4%B2
少なくとも、これらの本が有料で売れる程度には、私たちには非母語話者の日本語に対する許容度はあるわけです。無料のコンテンツなら、もっと許容度は高いでしょう。

私としては、まあ名前は挙げませんけど「中身がほとんどないのに日本語が少し話せるだけでテレビに取り上げられる外国人」をたくさん見ているし、中には「ここが変だよ日本人」みたいな番組もありましたから、あまり心配はしていません。(なお、宋さんは、きちんとした中身のある方だと思っています)
>みどごんパパさん

> 日本語母語話者は、まだまだ「日本語は私たちのもの」という意識が強く、非母語話者の日本語に対する許容度が低いように思います。

こういった感じの調査は,たしか文化庁国語課が毎年行っている調査の1項目として聞かれているか,国立国語研究所も何か調査を行っているかもしれません。

文化庁国語課,もしくは国研のHPに行くと何か情報が出ているかもしれません。

うろ覚えで申し訳ありません。
みどごんパパさん

こんばんは。
市場の規模云々についてはおっしゃるとおりです。
論理が破綻していました。失礼しました!

ただ、いずれにせよ、仮に競争率が同じであれば、購買力の総和が問題であって、「平均」や「質」はあまり関係ないので、あえて日本語を薦める理由にはならない、という考えは変わりません。

それから、他の方からも既にご指摘がありましたが、
日本人の平均購買力が高いか、という点についても、物価高を計算に入れれば、そうでもないようです。

購買力平価による1人当たり実質国内総生産↓
http://www.stat.go.jp/data/sekai/pdf/03.pdf
(実際にネット経由でモノを買う「購買力」を直接示しているわけではありませんが、参考にはなると思います。)

・・・
「日本語が私たちのもの」という意識について触れている人は多いと思いますが、以下のものが論点をいろいろ取り上げていておもしろいと思います。↓
http://kurosio.mine.nu/21web/dat/Litera3-1-2.pdf

・・・
>まず、アドセンスの収入の仕組みですが、

 すみません。私が書いたのはアフィリエートのことです。
 分けるべきでしたね。

・・・
>ちなみに、検証はここでやっております。
>http://mongolia.seesaa.net/
>アドセンスを張っているだけの普通の日記ですが。

見たところ、みどごんパパさんご自身のブログのようです。
日本語学習者がお金を稼げるか、という話とはあまり関係がないような気がしますが・・・。むしろ、これで証明されるとしたら、母語話者の強さなのではないでしょうか?

それから、「日本語で日記を書くだけでモンゴル人日本語教師が食っていける額の収入が得られるかを検証するブログ。」とデカデカと書いてしまったら、検証の意味があまりないのではないでしょうか。

・・・
>少なくとも、これらの本が有料で売れる程度には、私た
>ちには非母語話者の日本語に対する許容度はあるわけです。

その宋さんという方が仮にある程度の年齢になってから日本語学習を始めた方だったとして、本を書くにあたって、母語話者によるチェックを受けていないのでしょうか?
だとしたら、日本の出版業界もやるなあ、と歓迎したいところです。

なお、最後にテレビについてですが、テレビは外国人の「外国人らしさ」を売りにしているのだと思います。
(『テレビと外国イメージ メディア・ステレオタイピング研究』(勁草書房)が、「ここがヘンだよ日本人では」についても、アフリカ人などの外国人が、どんな役割を担って出演しているかについて分析されていますのでご参照ください。)
これができるのは、視聴覚メディアのテレビだからこそ、とも思えるのですが・・。書きことばでも同じかどうかは疑問です。(データはありませんが。)

以上、批判的な書き方もしてしまいましたが、お許しください。途上国の人々に日本語学習を薦めるには、あまりにリスクが高いご提案だと思ったのでいろいろ言いました。

論理破綻・舌足らずな点があったことはお詫びします。
では、失礼します。
みどごんパパさん
おはようございます。

>で、要するに購入させるのは別にして、「アドセンスを通して>収入が得られるコンテンツを作るのがどれほど大変か」がカギになるわけですよね。私はこれに関して検証のための実践を始めたばかりでご紹介できるほどのデータがないのですが、カツさんは何かデータをお持ちですか。

この部分に関して、批判だけしてしまいました。すみません。自分のデータはありません。

実際に途上国の人が第2言語として書いたブログあるいはその他のコンテンツで、それなりの収入が得られるとしたら、それはすばらしいことだと思います。
成功例がありましたら是非教えてください。
カツさん、こんにちは。

> ただ、いずれにせよ、仮に競争率が同じであれば、購買力の総和が問題であって、「平均」や「質」はあまり関係ないので、あえて日本語を薦める理由にはならない、という考えは変わりません。

うーん、「購買力の総和」というのは「市場の規模」とは違うのですか?
それから私の言う「質」というのは要するに「金持ちが多い市場と貧乏人が多い市場」という違いなんですが、これがリターンに関係ないということなんでしょうか。


> それから、他の方からも既にご指摘がありましたが、
> 日本人の平均購買力が高いか、という点についても、物価高を計算に入れれば、そうでもないようです。

まったくその通りです。私もそれは一度も否定していません。
しかし、その比較は日本で生活している人には意味を持ちますが、物価の安い途上国に住んでアドセンスなどで生計を立てる場合には、該当しないと思いませんか。収入は外貨で、支出は現地通貨で、となるのですから。インターネットが普及した今の経済を考えるには、今までの概念(円は必ず日本で消費されるとか)は見直す必要があると思います。

というか、この辺は「ウェブ進化論」などで梅田望夫なども主張しています。アドセンスはgoogleによる富の再分配で、経済格差の是正だそうです。なかなか刺激的で面白い本ですよ。


> 「日本語が私たちのもの」という意識について触れている人は多いと思いますが、以下のものが論点をいろいろ取り上げていておもしろいと思います。↓
> http://kurosio.mine.nu/21web/dat/Litera3-1-2.pdf

この資料、拝見させていただきました。日本語教育の政治性を隠蔽している一部の論者などには私も常に違和感を覚えていて、そういう意味では非常に勉強になりました。

たぶん、このトピを読んでいる人の中で、実際にあのPDFをダウンロードした人はかなり少ないんじゃないかと思いますので、ここで議論するのは気が引けるのですが、せっかくご紹介いただいたので、以下にコメントします。

まず、最初に批判されている土屋道雄氏は、この現代に旧仮名遣いで論文を書いている国粋主義的な超保守派ですから、あれが一般的な日本人の価値観ではないことは同意していただけると思います。

後半、西尾さんや梅棹さんが批判されていますが、須田さんが言っているのは以下のようなことですよね。

「逸脱した日本語を認めよう」といっても「日本語」と呼ぶ限りそこには同一性があり、同一性があるということはそこから排除される部分があることに変わりはない。排除しているのに寛容とは矛盾している。

まあ、私はこういう観念的な議論にはあまり興味がわかないのですが、とりあえずここではその主張を認めておきましょう。ただ、こういう議論は、実は英語に関しても、全く同じように当てはめることができるということだけは指摘しておきたいと思います。

「英語は日本語に比べて多様だ」と主張するとき、そこには「英語」という言語の同一性を認めているのですから、それ以外の、つまり「カタカナ表記の英語などは英語として認めない」という排除の論理が働いていることになります。

須田さんの論文は、興味深い部分もありましたが、少なくとも「日本語話者は英語話者に比べて非・母語話者の発話に不寛容だ」という主張ではないように思います。


>  すみません。私が書いたのはアフィリエートのことです。
>  分けるべきでしたね。

アフィリエイトに関しては、「それに合った内容を自分で選ぶ」という部分で面倒くさいと思っております。その現実性は、確かに全面的に受け入れるべきとは思っていません。アドセンスは別ですが。

ところで、私のブログも見てくださったようで、ありがとうございました。
あれはまだ始めたばかりの段階ですので、ご指摘の点も含め改善したいと思っております。


> その宋さんという方が仮にある程度の年齢になってから日本語学習を始めた方だったとして、本を書くにあたって、母語話者によるチェックを受けていないのでしょうか?

宋さんははじめの頃「成人以後に来日して上場した唯一の経営者」などと言われていましたので、少なくとも帰国子女とか在日華僑ではないことは確かです。母語話者のチェックはあるかもしれませんね。ただ、少なくとも「外国人だから」という事実による拒否反応がないのは事実でしょう。


> なお、最後にテレビについてですが、テレビは外国人の「外国人らしさ」を売りにしているのだと思います。
> (『テレビと外国イメージ メディア・ステレオタイピング研究』(勁草書房)が、「ここがヘンだよ日本人では」についても、アフリカ人などの外国人が、どんな役割を担って出演しているかについて分析されていますのでご参照ください。)
> これができるのは、視聴覚メディアのテレビだからこそ、とも思えるのですが・・。書きことばでも同じかどうかは疑問です。(データはありませんが。)

宋さんの著作リストを読んでいただけなかったようですが、彼の著作はまさに「外国人らしさ」を売りにしています。「ここが変だよ日本の経営」とか。「書き言葉でも同じかどうか」はこの辺からでも明らかではないでしょうか。


> 以上、批判的な書き方もしてしまいましたが、お許しください。途上国の人々に日本語学習を薦めるには、あまりにリスクが高いご提案だと思ったのでいろいろ言いました。

実は、批判は大歓迎です。誰かさんのような根拠のないものは別ですけど、カツさんはきちんと議論のできる方だと思っていますよ。

ところで、この「リスク」とは「日本語学習にかかる時間と費用」と考えてもいいでしょうか。ブログ自体は無料で作れるし、モンゴルのような途上国でも大学などで学生や教員は無料でネットにアクセスできるので。

では、今日はこの辺で。
みどごんパパさん

おはようございます。

>うーん、「購買力の総和」というのは「市場の規模」とは違う のですか?
>それから私の言う「質」というのは要するに「金持ちが多い市 場と貧乏人が多い市場」という違いなんですが、これがリター ンに関係ないということなんでしょうか。

みどごんパパさんの、「購買層の人口という点ですが、言語別に比較して「顧客が多い」ということは、それに比例して競争相手も多くなるということですよね。中国語圏でも英語圏でも。」
という記述から、競争率は一定だ、という前提かと思っていましたので、そう書きました。となると、あえて先細りの可能性の高い日本語を薦める理由は特にないわけです。
いずれにしても、競争率が一定という前提で議論すること自体、あまり意味のないことだとは思いますが・・・。


>須田さんの論文は、興味深い部分もありましたが、少なくとも「日本語話者は英語話者に比べて非・母語話者の発話に不寛容だ」という主張ではないように思います。

そうですね。直接的にそれに言及しているとすれば、梅棹さんの発言が典型的ですね。それとて、研究者がそう言っているだけだとは言えますが。実証的なデータが見つかったら、またお知らせしたいと思います。

・・・・
「ただ、少なくとも「外国人だから」という事実による拒否反応がないのは事実でしょう。」
という点についてですが、
私が、日本語母語話者が寛容ではないのではないかと言っているのは、「外国人」、ではなくて「外国人の使う「正しくない」日本語」という点です。

・・・
>ところで、この「リスク」とは「日本語学習にかかる時間と費用」と考えてもいいでしょうか。

そうですね。それから、あまりその方面での成功の夢を見すぎると、落胆も大きいだろう、ということです。ほかの理由があって日本語を学習するならいいとは思いますが。

いずれにしても、勧める前に実証しようとなさっているようですから、やはりそれがいちばんだと思います。

あと、GOOGLEによる富の再分配、というのはおっしゃる通りですね。ホットメールなどの無料のメールサービスについてもそれは当てはまりますよね。

それでは、失礼します。
カツさん、こんにちは。
おつきあい、ありがとうございます。

> >うーん、「購買力の総和」というのは「市場の規模」とは違う のですか?
> >それから私の言う「質」というのは要するに「金持ちが多い市 場と貧乏人が多い市場」という違いなんですが、これがリター ンに関係ないということなんでしょうか。
>
> みどごんパパさんの、「購買層の人口という点ですが、言語別に比較して「顧客が多い」ということは、それに比例して競争相手も多くなるということですよね。中国語圏でも英語圏でも。」
> という記述から、競争率は一定だ、という前提かと思っていましたので、そう書きました。となると、あえて先細りの可能性の高い日本語を薦める理由は特にないわけです。
> いずれにしても、競争率が一定という前提で議論すること自体、あまり意味のないことだとは思いますが・・・。

まあ、どこの市場も競争者の率が同じ、というのは、かなりアバウトな議論ですよね。それは、全くその通りだと思います。ただ、「市場の規模が大きいと有利」というのは、それにさらに輪をかけてアバウトな話です。だって、どの市場も競争者の数が同じなんてことはありえませんから。要するに、「数が同じ」よりは「率が同じ」の方が少しは精度が高いのではないかと思うわけです。「日本の人口先細り」の問題も、「日本の人口全体が先細りしても、人口の中の競争相手の数だけは変わらない」という前提でお話しなさっているように感じますが、私にはちょっと違和感があります。

もし、英語話者でネットで購入をする人数(もしくは金額)と、アドセンスを張っている英語のサイトの数などがあれば(もちろん、日本語に関しても同じ数字が必要ですが)、もう少し厳密な話はできますが、ちょっとそういう数字がないもので、私には計算できません。(どなたかご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください)

ただ、以下のようなことはいえると思います。
日本では、英語でブログを書いている人は、日本語だけでブログを書いている人よりも多少、知的レベルが高いのではないでしょうか。つまり、競争相手としては日本語ブロガーよりも手ごわい。それはおそらく日本だけではなくて、いろいろな国々で競争力のあるブロガーが英語マーケットに参入していると思います。まして、英語の場合は同じ言語内でも経済的格差が非常に大きいですから、アドセンスで収入を得ようとするインセンティブは日本語よりもはるかに高い。つまり、競争者の率は日本語よりもずっと高いのではないでしょうか。

ということは、日本語は市場の規模に比べて競争相手が少なく、また競争相手のレベルも低く、それでいて顧客層は英語市場よりもお金持ち、ということになります。これってスゴイじゃないですか。自分で書いていて、何だかコーフンしてきました。


> >須田さんの論文は、興味深い部分もありましたが、少なくとも「日本語話者は英語話者に比べて非・母語話者の発話に不寛容だ」という主張ではないように思います。
>
> そうですね。直接的にそれに言及しているとすれば、梅棹さんの発言が典型的ですね。

梅棹さんは「日本もすでに英語のようになりつつある」と書いていたように記憶していますが、数年前の時点ではまだ同じレベルではないという認識だったかもしれませんね。


> ・・・・
> 「ただ、少なくとも「外国人だから」という事実による拒否反応がないのは事実でしょう。」
> という点についてですが、
> 私が、日本語母語話者が寛容ではないのではないかと言っているのは、「外国人」、ではなくて「外国人の使う「正しくない」日本語」という点です。
>
> ・・・

ああ、なるほど。そういうことでしたか。

編集が日本語をチェックするだろうと書いたのは、実は日本語が母語の作者でも同じですから、別に宋さんの日本語レベルが低いだろうと思っているわけではありません。

ただ、我々がここに書いている日本語にも、出版される文章に比べればはるかに多くの「正しくない」日本語が含まれているわけですが、普通の日本人は普通に読み流していますよね。私が想定しているのは、その程度の日本語です。

ブログだったら、アクセントの不自然さは分かりませんし、肌の色も分かりません。日本語で書いてあって、名前が「とんちゃん」とかそういうハンドルになっていたら、多少不自然な点があっても、ある程度のレベルの日本語だったら、ほとんどの人が見逃すでしょう。そういうレベルは、それほど到達困難だとは思っていません。

実は私もIT関連のエンジニアとメールでやりとりしていて、何も違和感がなかったのに会ってみたら中国人だったというようなことはあります。あとからメールを読んでみたら確かに母語話者っぽくないところもあるんですが、やりとりしているときは日本語力チェックよりも仕事の内容が優先ですから、まったく気がつきませんでした。

そういうことは、実はmixi内でもちょくちょく起きていると思いますよ。


> >ところで、この「リスク」とは「日本語学習にかかる時間と費用」と考えてもいいでしょうか。
>
> そうですね。それから、あまりその方面での成功の夢を見すぎると、落胆も大きいだろう、ということです。ほかの理由があって日本語を学習するならいいとは思いますが。

なんか、ネガティブですねー。

何事に関しても、夢を見すぎたら落胆は大きいでしょう。それは当然です。しかし、夢を見ないよりはずっといいし、その夢が実現すればサイコーですよね。「大リーガーになれないかもしれない」ということを野球を始めるリスクと考えて「だから野球はしない方がいい」と考える人はあまりいないと思います。確かに、大きな夢を見なければ大きな落胆を味わうことはありません。でも、それでいいんでしょうか? その程度のリスクを「あまりにリスクが高い」と考えていたら、できることが非常に制限されてきてしまうと思いますが。

そういえば、私も非常にリスキーな人生を歩いているように見えることがあるようです。このあたりは人生観の違いかもしれませんね。でも、リスキーな人生って楽しいですよ。
まあ、だんだんパパさんの言いたいことがわかってきたんですが。

結局、日本語の上手下手より難しい課題があるんですよ。
パパさんがそれを実証しようとしているとかで、成功したらフランチャイズででもさせていただければと思いますが。

私は日本語ができても、そういう方法でお金を稼ぐ能力がありません。

昔、どこぞのアホが、「英語さえできればいくらでも仕事がある」といいました。父は、それを否定しました。「英語ができるだけで仕事があるなら、イギリスの失業率が日本より高いはずは無い」と。もっとも、統計の取り方も違うんですが。
日本語ができるだけで仕事があるなら、日本にもフリーターがこんなにいるはず無いです。もっとも、ニートというくずは、働く意欲すらないので、能力以前の問題ですが。

パパさんが、「アフィリエイト日本語」とか、「金持ちになる日本語」って講座を開設したら、きっと先発の利で教祖的存在になってお金持ちになれますよ。

ところで、モンゴルって、日本人学習者はどれくらいですか。比較的親日な国と伺っていますが....。
失礼ながら、大卒労働者の平均賃金とそこの日本語教師の待遇とか、差し支えない範囲でお聞きできればと思います。私は、韓国専門なので、単なる好奇心での質問として恐縮ですが。
みどごんパパさん
こんばんは。

>「日本の人口全体が先細りしても、人口の中の競争相手の  数だけは変わらない」という前提でお話しなさっている  ように感じますが、私にはちょっと違和感があります。

母語話者の数は減っていく可能性が高いと思います。競争相手の数云々ではなく、言語全体の話です。競争条件が同じなら、英語と中国語を選んだほうが無難です

ただ、日本市場の競争が英語に比べてまだ激しくない、となると話は別ですね。そのへんのご説明はなるほど、と思いました。 

>なんか、ネガティブですねー。
>何事に関しても、夢を見すぎたら落胆は大きいでしょう。それは当然です。

「ネットで稼げるかもしれない」というだけの理由で、生活がかかっている人に日本語学習を勧める気にはなれない、という程度の意味です。

どうも文脈からすると
日本に留学したり駐在したりする機会のある人ばかりが対象ではないようですし、それに、能力的に劣る人も含めて考えておられるようでしたので、なおさらです。

その程度のリスクはとったほうがよい、というのは、自発的にやる場合ならもちろん私もそう思います。

(私も日本語教師のはしくれですので、学習者が増えてくれること自体はやはりうれしいです。)

それでは。
パチモンさん、こんにちは。
お返事が遅れてしまいまして、申し訳ありません。

まあ、もちろん、日本語が話せるだけでアドセンスで食っていけるとは思いません。まず、母国語でブログを書けない人が外国語なら書けると言うことはあり得ませんしね。

ただ、日本でアドセンスだけで食べていこうとすると多大な努力が必要だと思うんですが、モンゴルで食べていくだけの額というのは、日本に比べればはるかに低額で済みます。もう半年以上前の数字になりますが、モンゴル人の平均所得は140ドル程度でした。公立の小中学校の日本語教師だと、60ドルぐらいがほとんどですね。そういう人たちの生活の足しになって、安心して日本語教師を続けていけるぐらいの額なら、何とかなるのではないかと思うのです。


カツさん、こんにちは。

> 競争条件が同じなら、英語と中国語を選んだほうが無難です

この「競争条件が同じ」というのは、「競争相手の率」ではなくて「数」が同じなら、という意味ですよね? その場合は、もちろん市場が大きい方が有利であることに異論はありません。
みどごんパパさん
お久しぶりです。

現時点で競争率が同じという条件であっても、
言語自体の将来性としては、というぐらいの意味です。
また、悲観的だと言われてしまいそうですが・・(^_^)

ただ、仰るように、先行者利益がある、ということであれば、日本語市場でアドセンスをうまく使う、というのは魅力的ですよね。
続けて書き込み、失礼します。

アドセンスで儲けるためだけに日本語を勉強する、ということであれば、私は上のような反応をすると思いますが、現実にはそういうことは考えにくいですね。極端な話を書いてしまいました。

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