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大自然【宇宙の法則】活用しょうコミュの中村天風さん

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私の 春風 の由来の 天風さん

検索してみました 29件
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ネット検索してみました
http://search.yahoo.co.jp/search?p=%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%A4%A9%E9%A2%A8&vs=ja.wikipedia.org&ei=UTF-8
中村天風のプロフィール
中村天風は、わが国歴史上空前の激動期ともいえる時代に、日清・日露戦争で軍事探偵として、言語に絶する危機の中で命を賭して活躍されました。
勇気と胆力に加えて、古今東西の文化知識に関する造詣も深く、英語、中国語に精通、またコロンビア大学で医学博士の学位をとるというスーパーマンでもありました。
ところが当時、不治の病といわれた弄馬性肺結核に冒され、救いを求めてアメリカ、ヨーロッパ、インドなど、世界の3分の2の地域を遍歴しました。しかし、各地で教えを請うた「知識人」は、なんの救いも与えてくれませんでした。
絶望の果てにあったとき、天風が出会ったのはヨガの哲人カリアッパ聖者でした。彼についてヒマラヤの奥地カンチェンジュンガに入った天風は、谷底の激流の下にある巨岩の上で、最後の瞑想を続けました。
そして辛苦の行の中から、天風は人間生命の根源をつかみとり、宇宙の神髄ともいうべき哲理を会得しました。
天風の教えは、彼自身の血が出るような努力の果てに、自ら体験し、悟った玄妙の境地から出たものです。
そこには、悩みをもつ人とともに悩み、心が傷ついた人をやさしく抱き上げるような、人間味にあふれた愛情が穏やかに漂っているといいます。
なお、大仏次郎の名作「鞍馬天狗」の主人公、天狗こと倉田典膳は、軍事探偵時代に神出鬼没の活躍を見せた天風をモデルにしたといわれます。

大道講話を始めるまで
私が、天風を本当にすごいと思ったのは、鈴村進「中村天風・勝ちぐせのセオリー」の中の次の文章を読んだときです。
軍事探偵として息詰まるような活躍と、それに続く瀕死の難病に耐えた天風は帰国後、薦められて東京実業貯蓄銀行の頭取をはじめ、5つの会社の重役を務めた。その一つである大日本製粉は、後に正田家の経営する日清製粉と合併した会社である。
そのうち体調が怪しくなってきた。昼も夜もぜいたく三昧、道楽三昧、東京に家を5つも持ち、そのほかに江ノ島、葉山、大磯に別荘を持ち、自宅に帰るのは月に1度くらいであった。金を湯水のようにばら撒いて、人から見れば実に羨ましい身分だった。
しかし、本人はだんだん憂鬱になっていた。何のために俺はこんなことをしていなければならないのだ、と思えば思うほど、毎日が苦痛の連続になった。
そんなあるとき、夫人の従兄弟夫婦がノイローゼ気味なので、人生体験談とでもいうような話を聞かせてやってもらえないだろうかという依頼を受けとった。
彼は気軽に引き受け、そのとき同席した数人の知人も加えて、みんなの前で「人生は、本人の心の持ち方次第で幸せになることができる」という話をした。
聞いた人が感動した。天風の数奇な体験から生まれた強烈で、斬新で、しかも滋味あふれる人間本来の在り方を追求した講話に胸を打たれた。
彼らは是非もう一度聞きたいと頼んだ。5日ほど後に第2回目が開かれた。このときも聞いていた人は感銘した。
ここで天風は気づいた。
「俺はみんなに頼まれてこうして話をしているのだが、みんながこんなに喜んでくれる。それを見ている俺のほうがもっと楽しいよ。心にも体にもまったく負担がない。宴会と違って少しも疲れない。こんな楽しいことが世の中にあったのだ!」
このときの心境を彼は「湯上りのようないい気持ち」と表現している。カネなんかいくら儲けたって面白くない。却って自分の心を傷つけ、命を縮めるだけではないか。
そして彼はついに夫人に明かした。
「オレ、会社や銀行の仕事やめるよ」
彼は自分の考えを詳しく説明した。夫人は驚いたが、最終的には夫の考えを理解し、温かく励ました。そして夫婦は一週間で身辺を整理してしまった。
大正8年6月8日、焼きむすびを腰に下げ、わらじ履きの天風は、朝9時に上野の精養軒の前に立つて、辺りを散歩している人に向かって話し始めた。ここから彼の大道講話が始まったのである。午後はどこにしようか。電車に乗って何となく芝公園で下車した彼は、増上寺の大隈重信の銅像の前に立って通行人を相手に話し始めた。
当時このような街頭演説などなかった。通りがかりの人たちは、気味悪そうに眺めるだけであった。結局、午前の話を聞いた人は10人、午後の聴衆は5人だった。
それでも天風は満足だった。それから雨の日も風の日も毎日ここへやって来て話し続けた。聴衆は少しずつ増えていった。
人を喜ばせることが、自分の人生の楽しみになる。これは彼にとって最高の「楽しい欲望」だった。
これは確かに異例な生き方である。見方によっては、ひねくれたつむじ曲がりの考え方のようにも見える。だが、実は彼はいちばん素直でわかりやすいことを実行したのだった。
誰でも人にやさしく、親切にしたい。それが相手に受け入れられれば嬉しい。人間は本来そういうやさしい存在である。人を喜ばせれば、自分も楽しい。自分の欲望を「人を喜ばせること」にすれば、そのまま楽しい欲望になる。これを自分の毎日の生活の上で実行してみようではないか。そのときから、あなたの人生は必ず楽しくなるはずである。
人から恵みを受けたときよりも、人に恵んだときのほうが何倍も楽しい。この心理に宗教的な解釈が加えられて、物乞いに恵むときには、恵む人がお礼をいうという習慣のあるところもある。考えてみればまさにそのとおりである。
「あなたが私の施しを受けていただいて、お陰で私は楽しくさせてもらいました。ありがとう」
この気持ちは、施しに対する報いや報恩などはまったく求めない。相手から感謝されようとも思っていない。そういう完全なる一方通行である。だから尊い。だから純粋である。
もっと掘り下げて考えれば、単なる一方通行ではない。施す人と施される人との間は確かに一方通行であるが、それの何倍、何百倍もの恵みを彼は天から還元されているのだ。これを感謝しないわけにはいかない。
恵むことは恵まれること、施すことは施されることである。欲望は完全に楽しいものになる。
この項は鈴村進「中村天風―勝ちぐせのセオリー」三笠書房より

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