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太極拳最高コミュの簡化二十四式太極拳  101

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(2)手法

 その昔、手法の八法と歩法の五法を合わせて、十三勢といわれていました太極拳の手法の八法を、武禹㐮の太極拳論に基づいて検討してまいりましょう。
 
?掤 (ポン)
 胸前に片方の手の平を内側に向けて腕を横たえて構え、手の甲で相手の攻撃を受けたり、払いあげたりする防御の手法です。これは攬雀尾の最初の姿勢で、相手の力を一時的に受けて押し返す動作ですが、相手の力をまともに受けるのではなく、一旦引くようにして緩衝させて受けるものです。
 つまり、相手の力を発揮させないようにする動きで、もう一方の手は、相手の動作にいつでも対応できるように待機させておきます。この技は全身の力の集中点を手の甲に持っていきますが、ただ単に受けるだけというのではなく、相手の技によって変化させるということを忘れてはならないでしょう。
 太極拳の諺に「八法掤為首」八法は掤をかしらとするとありますが、掤が八法の最上位にあるという意味ではなく、掤勁の実質的な重要さを強調したものです。掤は他の七法にも、また太極拳の全ての動作に内蔵される最重要の勁という意味です。
 太極拳釈名によれば、掤は八卦の坎 (かん) で北方を意味し、水を象徴し、人体では「会陰・えいん」に相当します。会陰は性器と肛門の中間に位置し、任脈の終点として重要なツボで、ここも水を象徴しています。「会陰」は陰の集まりを意味しており、後頭部の「百会・ひゃくえ」と相対するものです。
 「如水負舟行」水が舟を載せて行くが如し、という掤勁の解釈がありますが、それは、水は何万トンもの大きな船を浮かせるという、難しい流体力学を説くものではなく、逆に指一本で水を割ることができるという、ごく日常的なことの意味なのです。

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