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太極拳最高コミュの簡化二十四式太極拳  93

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?次いで下半身です。
 両膝を少し曲げ、腰を落として二本の弓を作ります。このとき膝は、爪先より前には出さないようにします。これで都合五本の弓が出来上がります。からだ全体を支える下半身には、筋肉全体の七割が具わっています。特に大腿部に集中しています。
 大腿部の構造を見てみましょう。大腿骨を吊っているのは腸腰筋です。腸腰筋は大腰筋と腸骨筋から成っています。大腰筋は胸椎12番と腰椎の1〜5番から大腿骨の最上部、大腿骨頚に接続しています。さらに恥骨から恥骨筋という具合に、最も深い部分で大腿骨を吊っています。
 これが深層筋です。一流のアスリートたちが一番鍛えたい筋肉です。それをどうしたわけか太極拳の人たちは当然のことのようにしてのけています。深層にある筋肉には血管が豊富で、赤い色をしているところから「赤筋」とよばれています。持続力に富んでいて、反応が鈍い所から遅筋という別称もあります。
 多くの人たちがフィットネスクラブで体を鍛えているのは、上記の赤筋とは異なる表層にある瞬発力を発揮する筋肉で、血管が少なく白い色をしているところから「白筋」と呼ばれています。陸上競技でいえば白筋は短距離走、赤筋は長距離走ということができます。
 太極拳術十要の中に「分虚実」とあり、下半身は殆どが「実」を受け持っていますが、その実を担当する下半身同士でも虚と実を分けることになります。弓歩のときの前足は約七割ほどの体重がかかって「実」、一方の後足には約三割の体重がかかって「虚」という具合です。
 太極拳論の最初の部分に「凹凸させることなかれ」「断続させることなかれ」に続いて、その根は脚にあり、腿に発しとありますように、勁の根本が脚にあって太腿から発するものである、と、下半身の使い方によって頭の位置が上下することのないように、足の運びによって技が途切れたりつながったりすることがないように(手も関係していますが)、といっています。
 太極拳は片足のスクワットであると思っています。片足に重心をかけたまま旋回したり、片足に体重をかけて低い姿勢を取ったりしますが、基本的には、最初の起勢で自分なりの腰の高さを決め、その高さを保ちながら収勢までを舞い切ります。
 この中腰の姿勢が、大腿筋に刺激を与えることで脳の活性化につながっています。

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