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太極拳最高コミュの簡化二十四式太極拳 22

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9.相連不断

 太極拳の場合には「技」あるいは「型」のことを「套・とう」といいますが、その套を連続させることです。途中で途切れたり、凸凹したりすることのないように、水の流れのように流暢 (りゅうちょう) につなげることです。別の言葉で言い表しますと「連綿不断」という表現になります。流麗に優雅に舞いたいものです。
 武禹㐮 (ぶ うじょう) が著した太極拳論には、凹凸するところのないように (毋使有凸凹処)、断続するところがないように (毋使有断続処) とあり、その後に太極拳は長江や大海原のように滔々として絶えることのないように (長拳者、如長江大海、滔々不絶也) と、言い表しています。
 太極拳は胸の前にボールを抱える「抱球・ほうきゅう」を太極拳の原型としていますが、これは太極を表すとすれば「円」になるところからの発想で、胸前に太極を抱え込むという壮大な着想であるといえます。
 太極拳経の冒頭に「太極は無極を生じ」とあり、更に続けて「動静の機、陰陽の母なり」とあります。太極といいますのは混沌に包まれた世界のことで、荘子の寓話にもありますが、中央の帝である混沌に世話になった北海の帝の忽 (こつ) と、南海の帝の儵 (しゅく) が、竅 (きょう・穴) を持っていない混沌に七竅を穿つという話です。人間の「知」の限界を明らかにし、知に基づく人為の愚かさを戒めたものです。脱腺しました。
 申し上げたいのは、陰陽を包摂した太極の概念で、未だ表面に表れていない動、静を型として表面だてる場合、長江や大海のように滔々ということです。
 この項の最後の方に「運勁如抽出糸」、勁を巡らすには糸を引き抜くようにとありますから、その目的に沿うために、気の運行を滞らせないように脈々と太極拳を舞いたいものです。
 相連不断の原文です。
 外家拳術、其功乃后天之功、故有起有止、有続有断、旧力已尽、新力未生、此時最易為人処乗。太極用意不用力、自始至終、綿々不断、周而復始、循環无窮。原論所謂「如長江大河、滔々不絶」。又曰「運勁如抽絲」、皆言其貫串一気也。

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