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太極拳最高コミュの咀嚼 3

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3.分泌腺の役割
 分泌腺には大唾液腺と小唾液腺とがあります。大唾液腺には耳下腺、舌下腺、顎下腺があり、唇、頬、口蓋から分泌される小唾液腺と合わせ分泌腺と呼んでいます。これらが一大分泌網を組成しています。
 この分泌腺網は、最初に口に入った食べ物を、体内に取り込むべきか、それとも体外に排出すべきかの第一次判断を行う器官として、判定機関の分析化学実験室ともいうべき、重要な機関であるということができます。
 まず唾液から、科学試薬に相当する分泌液を出して食物と混ぜ合わせ、反応させた分解生成物を舌が味覚として感じ取り、その食物が旨いか不味いかの判定を下します。ここで旨いという判定が出れば、食べてもいいものとして、噛み続けたくなるような仕組みになっています。このように分泌腺網は、生命維持活動の最前線の役割を果たしています。
 咬筋の圧力は90kgありますから、噛めば食物の細胞膜を破壊して、中のエキスを取り出すことができます。その力は歯の裏側にも同じだけかかりますから、この強い力に刺激されて耳下腺、舌下腺、顎下腺が働いて唾液を出します。
 耳下腺は、透明でサラサラした、酵素をたくさん含む漿液腺という分泌液を出します。口蓋 (上顎) や舌の付け根のところには粘液腺が多く集まっていますから、舌下腺、顎下腺からは、ネバネバした粘液とサラリとした分泌液が混ざったものが分泌されます。
 考えてみますと、熱いものを口にしたとき、物理的刺激や、化学刺激によってすぐに吐き出してしまいますが、場合によっては「生かみ」の状態で鵜呑みをしてしまうときがあります。熱すぎて、どうしていいのか分からずに丸のみしてしまうのですが、食物の判定を下さないまま飲み込むというのは、大変危険な行為であるということができます。
 以上のことから、熱すぎるのはよくありませんが、冷えすぎるのもまた、よくありません。上限は体温より15度上まで、下限は15〜20度低め位までを限度にするのが、賢明な食べ方と言えますでしょう。

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