ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

太極拳最高コミュの五行物語 20

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5.腎
 腎は腰部にある左右一対の臓器で。腎とは命門 (めいもん) を包括した概念ですが、命門の位置については諸説があります。
1.難経 (なんぎょう) などに見られる、左右一対の腎の内、右腎をいう。
2.趙献可 (ちょうけんか) の医貫 (いかん) などに記される、命門は両腎の間 (臍の眞裏) にあるとするもの。
3.虞博 (ぐはく) の医学正伝などの、両腎の総称として命門をとらえるもの。
 このほか包絡命門説、動気命門説などかあります。命門は太極拳を鍛練するときの重要な部位の一つです。「命門は相火なり、相火は君 (君火すなわち心火) に代わって事を行う。ゆえに小心という」 といわれている。張景岳 (ちょうけいがく) はこれを 「命門は元気の根であり、水火の宅である。五臓のいずれの陰気もこれがなくては滋養されないし、五臓の陽気もこれなしに発動することはできない」 と説いています。また趙献可は医貫の中で命門を走馬灯の中の火に例えています。
 命門と他の臓器との関係を、陳士鐸は石室秘録の中で次のように述べています。
「心は命門を得てはじめて神明を司ることができるようにな  り、物に応ずることができるようになる」
「肝は命門を得てはじめて謀思 (ぼうし) する」
「胆は命門を得てはじめて決断する」
「胃は命門を得てはじめて受納する」
「脾は命門を得てはじめて転輪する」
「肺は命門を得てはじめて治節する」
「大腸は命門を得てはじめて伝導する」
「小腸は命門を得てはじめて布化する」
「腎は命門を得てはじめて作強する」
「三焦 (さんしょう)  は命門を得てはじめて決涜 (けつどく・溝を切り開いて溜まった水を通す) する」
「膀胱は命門を得てはじめて収蔵する」
 とありますように、五臓六腑のすべての機能は、命門のエネルギーによって作用しているということになります。元気は命門に分布しています。その源は道教では丹田にあるといい、難経では命門にあるといいます。
 内経 (だいけい) ではその位置を胸椎の七節目の傍ら、中に小心ありといわれるところにあるとしています。体の陰陽のバランスは、ここに依存していて、呼吸がうまくできるのも命門が関係しているとされています。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

太極拳最高 更新情報

太極拳最高のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。