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中国現代文学・当代文学コミュの老舍《四世同堂への一部分への違和感について。、

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久しぶりに、(かなりになります。)投稿したいと思います。

  私は今「老舎」の「四世同堂」を中国語教室で読んでいます。

最近、この4月から、加わった教室です。このテキストを使って、何年も前か

ら読んでいて、私は、下巻のしかも終わりのほう79章ぐらいから参加してい

ます。

 皆さんにご意見を伺いたいのです。この81章に、「作营妓」という句が出

てきます。 どういう場面かというと、日本戦占領下の北京(北平)

で、胡同(この小説の主な舞台ーこの中の祁家の4世代に渡る人々の、

崩壊の物語ー)に入ってきた日本人の一家ー1号に住むーの老婦人が、特

異な存在として描かれます。 

  英語が話せて、日本の占領に、疑問を持っている女性です。彼女の息子

が北京で、徴兵され、戦死します。二人の小さな息子が居ます。この女性の

孫です。しかし、この嫁は、生活のために、「作营妓」(従軍慰安婦になった)

というのです。老婦人はこのことを、悲しみながら、「瑞宣」(この小説の事実

上の主人公)に、語ります。そのことを知った、「瑞宣」の妻「韻梅」が、彼女

に対して、同情心を持ちます。

 この件で、私は「やや違和感を拭い去れないのです。

 日本軍が、占領下の北京で、戦死した男の妻(未亡人)を、「営妓」にする

のだろうか?という違和感です。「小説だから、フィクションはあたりまえ、効

果があれば、いいんじゃない」という教室内の多くの意見です。また、「生活

のために、そうなるのを選ばざるをえなかたんじゃない」という意見も有りま

した。

 しかし、私には、作品としても、どうも、そこまで描くことで、「日本軍の残酷

さ」を浮き彫りにするの?という違和感が拭い去れません。「事実として、こ

ういうことが有り得たのか」が、知りたくて、「北京の日の丸」等の本を読んで

みました。「従軍慰安婦」(吉見氏著)も目を通しました。しかし、よく分かりま

せん。「歴史的事実」と、「小説のフィクション」の違いは分かっていても、そ

れでも、「うーん」となります。どうか皆さんご意見を下さい。勿論「四世同堂」

を読んでいらしゃらなくても −−。

  因みに、「四世同堂」三巻(饥荒)は、アメリカで書かれたものです。 

1949年に中国に帰った老舎が雑誌「小説月刊」に、発表したものです。し

かし、後半13章は、削除されていました。

  ご存知のように、文革の早い時期、1966年8月23日、老舎は红卫兵に

激しい集団糾弾を受るー粛軍、端木洪良らとともにー。翌、24日失踪。25

日連絡を受けた夫人が太平湖畔で死体で見つける。

  こういった痛ましい老舎の死後、その部分が見つかり、1979年、今の

ような完全版が読めるようになったのです。 


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