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二次元キャラ 考察 研究コミュの第6回 ◆ルルーシュ◆  アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」より

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ルルーシュというキャラクターについて、どのようなキャラであるか、
特徴の箇条書きでも
別作品・別キャラとの比較でも
ルルーシュについて思うことでも
作品という視点からでも
短くても長くても
何でも構いません。

書く物も、書き方も自由です。


ルルーシュが好き、嫌い、どちらでもない方々の視点での考察をよろしくお願いします。


◆◆◆
当コミュニティは様々な意見の方が入り乱れます。ご意見する場合は、その「各立場の人」を否定するようなことはお止め下さい。あくまで「キャラそのもの」の分析でお願いします
◆◆◆

コメント(1)

 ルルーシュ・ランページ(本名ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)

構成「大河内一楼」 監督「谷口悟朗」 作品名「コードギアス 反逆のルルーシュ」


現在この作品は完結をしていない。それを承知の上で話を進めることになる。



★既視感の裏切り★

さて、まず作品について言えることは、この作品は「どこかで見たような」キャラや設定がベタベタと貼り付けられていることだ。人物配置においては50%以上、ガンダムSEEDと同じかも知れない。設定においても「目を見て命令すれば言うことを聞かせられる」という、なんの工夫もない直球ど真ん中のものである。見たことあるキャラが見たことある設定の中で、見たことあるような話を進める。果たしてそれが面白いのだろうか。
だがこの作品はそれだけで大人気アニメに成りえたわけではない。


「見たことあるような」という既視感を逆手に取った作りをしているのだ。


例えばラノベやエロゲにおけるお約束的なシチュエーションである、プール・海水浴・温泉や、キャラでいえば「とりあえず入れておけ」といった感じで組み込まれたツンデレなど、その分野の作品群では入れなければ成立しないといわんばかりにお約束がある。それらは既視感を前提として組み込まれている。「こういう状況やキャラなら安心」であるように作られた結果だ。……アイスクリームを食べる時にはアイスクリームを食べる「口」になっているのと同じで、そこで実は生クリームだった時にはなんともいえない違和感がある。知っている味としてお約束があり、それは作る側も見る側も、分かった上で賞味するのだ。

しかしそれらの作品は爆発的なイメージを与えることが出来ない。「ツンデレ女子中高生が刀を持って、カタカナ造語が飛び交う中、異界から現れたモンスターと戦う話」と聞けば、「ああ、またか」と食傷気味になるのは間違いない。

だが、そこが重要なポイントである。

この作品では、あえてその既視感をあらかじめ与えているのだ。

ルルーシュに与えられたギアスの能力。これは作り手としては一番やりたくないであろう「超ご都合能力」に他ならない。さらに言えば、不死身で神出鬼没なCCはその極みだ。能力だけではなく、ルルーシュは頭脳明晰で、優れた戦略家戦術家である(戦場にて素早く的確な状況判断、リーダーシップなどなど)。
よく考えてみれば分かることだが、それならばルルーシュが地力で知恵を絞り出し、軍隊を操り、成果を得ていくことのほうが爽快感や達成感を表現できたであろう。しかしそれはやらなかった。あえてご都合能力を与えた。これから見るに、やはり制作側はルルーシュを超お約束キャラとして、まず「認識させる」ことが目的であったと思われる。だからこそ認知度の高いガンダムSEEDのようなキャラ配置をなしたとも読める。

冷徹で頭のいいルルーシュは、時折酷く狼狽し、弱みを見せる。他作品ならばそれをギャップとして扱い、「こんなクールなイケメンがおろおろとするなんて」という魅力付けになることがザラだ。だがこの作品において言えば、さらにその先に既視感の裏切りが仕込まれている。

?天才冷徹クール

?弱みを見せるギャップ(妹愛やユーフェミアに対する苦手意識など)

?ユーフェミアの死を自らの責任であることを認め、それによって成長するのではなく、利用し突き進むことを選択

われわれが長く触れてきた?→?の流れは、コードギアスにおいても同じである。これはお約束であるという認識を与えるためで、?では通常「もう戦争はやめよう」「人殺しはいけない」「今までのぼくは間違っていた」などの説教臭い結論へ至ることがほとんどである。しかしコードギアスの場合は?の段階で開き直るという英断にでる。われわれに染みこんだ改心した説教キャラではない、独特のキャラなのだ。

要は、お馴染みのプロセスを踏ませた上だからこそ、この裏切りが大きく視聴者に作用した。?⇒?ではなく、?という「お約束」を挟んだにも関わらず――というところがポイントだ。この裏切りの効果を増大にするために、キャラや設定をお約束でベッタベッタと塗り固めた。

美系キャラだらけのこの作品では、作画演出面においてもその効果を発揮している。感情をあらわにする際には、人間の顔の構造を飛び越えたおぞましい表情をすることもしばしばだ(ルルーシュ、ニーナなど)。美系キャラを崩すと女性ファン男性ファンにお叱りを受けるわけだが、あえてそれらを過剰にすることにより、演出効果へと繋げている。CLAMP&キムタカという、ガッチガチのお約束美系キャラだからこそ、この裏切りも効果があったといえるだろう。

知っている味を楽しませ、さらに刺激の強い後味を染みこませたからこそ、人気が出た作品だと考える。

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