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☆文芸表現部「O2夢」(オツム)☆コミュのサロンへの憧憬・その一

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わたしが、スペース☆ウズマキをはじめよっかな?と思った原体験。
あれが忘れられず、もう一度あれを味わいたいと思った空間・・・

クラブ@水商売なんだけど、
前に、人と話していて「それって・・・水商売つかサロンよね」と言われた。

サロン(仏:Salon)

フランス語で宮廷や貴族の邸宅を舞台にした社交界をサロンと呼んだ。主人(女主人である場合も多い)が、文化人、学者、作家らを招いて、知的な会話を楽しむ場であった。

ーーーーーー

最初にバイトした水商売のお店。
赤坂あたりで、会員制で。

こぢんまりした店、
わたしドレスやら何も持っていなかったけれど、
ドレスもアクセも貸してもらえた。
(持ち帰り不可の、本物の宝石とか身につけさせてもらえた)

ケバいのはダメで、居た女の人は、オペラ歌手、
もとバリバリの証券レディ、乗馬が趣味の茶道の先生など
東大の女の子とか(処女で美人で・・・・)

営業とかノルマ?やらなく、
ほんとうにおもしろかった。
語りつくせない、あの濃いぃ空間。

東大の初期の寮での生活の馬鹿話をしてくれた、放送会社のお偉いさんとか
(涙ぐむくらいプラトニックな、戦時中の初恋話とか)
すごい建築家、ほんものの(?)霊能力者が来たり

すごい偉い人が、ニコニコしながら、田舎?でとってきたサトイモを
厨房で調理してみんなに振る舞ったり
それが、とっても嬉しそうで

とても稀有な空間だったと思う

のちに首相になった人とかも常連で
(でも、その人は、わたしじゃなく、
おっとり色白、細い目の女の子がタイプだった)

毛穴と言う毛穴からマツタケの匂いがするほど食べさせてもらったり
天皇家に出す、つくしのお寿司を始め、美味しいものいろいろいただいたけど
一番おいしかったのは、会話だった。

「男っていうのはね、どんなにガサツで威張り腐っていても
あなたは紳士、あなたは素晴らしい人と接し続ければ
プライドがうずいて、いい男にならざるを得ないものよ」

そこのママっていうのが、日本人離れした、
猫的な美人で超変わり者で聡明で
ちょっと常人離れしていた

(あれが必要、とか、いつ休みをとりたい、とか言い出す前に、
ふっと先取りして、あれはああしましょう、と言う、予知能力者みたいに。
何か話しかけようとする前に、ふっと振り返って「えっ?」とか)

わたしはそのママに、めちゃくちゃいろんなことを教わって
(向こうはもう、生きていたとしても、
わたしのことなど忘れきっているだろうけど)
それは今でも守っている(と思う)

あなたもちょっと普通じゃないから、心の扉の開け方を気をつけた方がいい
妙な能力があるから、それを研ぎ澄ます気がないなら
ぴったり閉じておいたほうがいい(オカルト関係?)など

あなたは一般受けはしないけど、
アタマがよい人ほどあなたを面白がるから、
そういう人であなたを深く愛する人を見つけなさい。
あなたを型にはめようとする人、向いていないことをさせようとする人とは
その人がどんなに魅力的でも、なるべく距離を置いて。
誰にも理解されないときがあっても、気にしないで、がっつかない。
などなど

奇抜すぎて他の子には似合わなくてあげられなかった、という
服やらアクセもいただいたりしたり。
それが、どれほどのことなのか、当時はまるきり分かっちゃいなかった。


いろいろ状況が変わり、ちゃんとバイトするのが難しくなって
無給でいいから、思いついた時にここに来させてくださいと言ったけれど

「そうよね、あなたには、すべてが遊びなのよね。
あなたは仕事と思ったら、とたんにつまらなくなる。
でも、お店はそうはいかないし、他の女の子にしめしもつかないから、
無給でも、気が向いた時に遊びに来るって言うのはダメよ」

と言われてしょぼんと撤退・・・・・。

決まった曜日に、同じ場所に行くのも苦痛だった、いびつだったあの頃。
ハイヒールに羽織で、アタマに金のボールペンや刀を刺していた頃。


その後、わたしはふらふらNYに遊びに行っちゃったりして
それっきりになっちゃったけれど。


・・・そこでバイトできたきっかけは、
画廊の受付のバイトに申し込んだから。

そこのオーナーさんが画廊もやっていて、
そこで気にいった女の子を、クラブにスカウトしていた。
水商売で募集をかけると、すれた人しかこないから、
稼ぎたい人しかこないから、と・・・

たしかに、ノルマとかない分、そこまで高額のバイトではなかった気がする。
週に三日とかだと、それで食べていくのは無理よね。


大学の時にそんなバイトしちゃったおかげで、
良くも悪くも、ふつうに就職する気とか、なくなってしまった。

でも、まるで後悔していないし、
学んだことはたくさんある。

夜毎の濃いい空間。
誰も、ガツガツもギスギスもしていなくて、
ふっと川端康成の話から、宇宙の神秘の話までシフトできる面白さ。
音楽も低めで、会話が主体。

ママも、自分の好みの、面白い会話がしたいから、店を始めた、と。

「会話っていうのはね、一番の芸術なのよ。
グラスに浮かんだ氷の一部しか上に出ていないように、
素敵な会話を瞬時にできるには、どれくらいの裏打ちが必要か…」


この時期の話をすると、そんなの水商売じゃない、
(電話やら、なんの営業努力もしてなかった・・・・)
文壇パーとも違う、サロンだと。

それが成り立っていたのは、ママの魅力ありき、それに尽きる。
学がある、学歴すごいとかではなく、あの好奇心、あの吸収力・・・

おごらず。しったかぶらず。おもねらず。
ホントのことしか言わず、それで愛されていた。
それって、ものすごいことだと思う。

わたしにそのマネができるか?と言ったら、そりゃ無理だ。

しかし、勝手にあこがれて、アレンジして、それくらいなら??

自分の好みの人たちを集めると言う、それはたしかに、
ものすごい贅沢だ。

出無精でヒキコモリのわたし、

だけど好奇心旺盛で、
面白い人ハンターのわたし・・・
いつか、気まぐれに、そんなサロンが開けたらな、と思わないでもなかった。

浮世離れしている?現実的じゃない?
もちろん、そう。

四六時中わたしと居たら、
たいていの人はヘキエキor混乱するでしょう。
でも、たまさかにお会いしてお話する分には、
それほど破壊的でもなく、けれど退屈でもなく、面白いのでは。

わたしが、たまーにサロンを開いたら、人は来てくれるかしら。
ネタはその都度、興味のあること。

筒井康隆作品のトラウマについて、
人生で三番目に恥ずかしいことを語る会。
えっと、ガン治療?光る細胞について、専門の人に話してもらおう。
ピンク書道。シャーロッキアン大集合、など。

ふつうにバーとか、ライブとかはしないと思う・・・・・・、
そういう場所はほかにいくらでもあるし、
そういうイベントには、わたしも、外に遊びに行きたいし。

わたしも、頑張れるのは、週に一・二回だろうし。
もともと、がんばる、はたらく?のは好きじゃない。


それでも、わたしが憧憬しているのは、
座っただけで何万という守られた環境
(誰もオレオレではない、そこで話したことは持ち出し不可)での
あの心地よい空間、低い音楽の流れる場所で繰り広げられる
会話の妙、おもしろさ、
シャイな人でも大丈夫なまったりさ、
ほかでは猛々しく自己顕示欲のカタマリのような人も
ちょこんと座ってお話できる気持ちよさ・・・・

できるかなあ。

もちろん、座っただけで何万の世界ではない
(女の子の接待とかないし、場所も赤坂とかじゃないし)
参加費は千円〜数千円、ふつうにかわいく参加できる範囲。

たぶん、一度に四〜七人くらいしか無理、わたしのキャパ的に。

やれたらいいなあ。できるかな?

そんなことを考えています。

現実で頑張っている人、闘っている人、かっこつけている人、
かっこつけられないでいるひとが、
それぞれ、荷をおろして、気張らずに楽しめる場所。

せっかく川崎くんだりまで来ていただくのだから、
面白いテーマなりあったほうがイイ。
楽しく終結できたら、それで大満足。

そんなサロンを作ってみたいけど、

でも、このご時世、そしてわたしの気まぐれ性格。金銭的にザル。
水仕事は極端にダメで、洗濯物も手袋してやっているわたしが飲食
・・・・・
大丈夫なのかしらん・・・

・・・・・・・

まあ・・・・・まずは、川崎ハロウィンなんだけど。


コメント(1)


このお店に関しては、時期は短かったけど、
ものすごく思い出がある・・・・

ロングドレスでお触りとかもなく、
「ご両親を連れてらっしゃいよ」とお店のママは言ったけど
正直に、水商売のバイトをしていると言ったら
親には、熱いお茶をぶっかけられて、泣かれた・・・

・・・・それでもヤメないと言ってたけど

のちに、娘が、まつ乃家芸者になっちゃって、
その心中は、こわくて、とても聞けないよ・・・・

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