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澁澤龍彦コミュの澁澤龍彦談義

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昨晩はうれしい驚きが重なった。ぼくの鎌倉の行きつけの飲み屋に「ヒグラシ文庫」という店がある。この店のヒグラシの看板を描いたのが、拙著「職業外伝」の表紙を描いてくれた牧野さんだったのだ。マスターと牧野さんは古くからの付き合いがあって、ときどき店にも来るとか。今度お目にかかれるといいな。

さらにはしごして、これも行きつけの「よしろう」という店に行った。ここは鎌倉らしい雰囲気のある店。ママと話しているうちに驚きが頂点に達した。ママの親父さんは秘田余四郎というフランス映画の字幕翻訳家で、映画史上に燦然と輝く数々の名画を訳した人だった。小説も書き、直木賞候補にもなったことがある。

ぼくは大学はフランス文学科に行ったのだが、仏文を志した理由は澁澤龍彦とフランス映画に傾倒していたことが大きかった。秘田さんと澁澤龍彦は親交があって、澁澤さんのエッセイ「私の戦後追想」という本の中にも、その交遊が書かれている。ママも澁澤さんを大学生の頃から知っているそうで、澁澤龍彦談義とフランス映画の話で盛り上がってしまった。ちなみにぼくは澁澤さんの奥さんと親交がある。

先ほどネットで調べていたら、ウィキペディアに秘田余四郎の名があり、「シベールの日曜日」も訳したと知って、さらに驚いた。「シベールの日曜日」はぼくの最も好きな映画で、後にも先にも自分の中でこれを超える映画は出ていない。なんという偶然なのだろう。
鎌倉に住んでいると、たまにこうしたステキな出会いがあるからうれしくなる。
ママもフェイスブックをやっているそうで、先ほど友達申請をしておいた。
ウィキペディアから秘田さんの訳した映画を転載。
皆さんも必ず見たことのある映画です。

罪と罰(1935年)
うたかたの戀(1936年)
我等の仲間(1936年)
旅路の果て(1939年)
天井桟敷の人々(1945年)
第三の男(1949年)
禁じられた遊び(1952年)
恐怖の報酬(1953年)
赤と黒(1954年)
フレンチ・カンカン(1954年)
リラの門(1957年)
モンパルナスの灯(1958年)
黒いオルフェ(1959年)
シベールの日曜日(1962年)
ピアニストを撃て(1960年)
去年マリエンバートで(1961年)
かくも長き不在(1961年)
リオの男(1964年)
シェルブールの雨傘(1964年)
ロシュフォールの恋人たち(1967年)
太陽がいっぱい

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