宇都宮合唱団　mixiコミュのリレー日記⑲

親睦係＆鬼会計の　Hi-ROです。
あー、団費の袋配るの忘れたー！
皆様、来週は団費のご用意をお願いします♪

昨日の練習では・・・
なんとか通して歌えるようになりましたー。
でも、まだまだかなり危うい部分が(/ー￣;)

どうせ歌うならきちんと歌詞の意味や背景を理解して歌いたい！
（じゃないとただのカタカナの呪文のような歌になってしまう・・・）
という訳で、いろいろ調べてみたのでこの場を借りて共有したいと思います。

宗教音楽や教会音楽をもっと楽しむためのページ　から抜粋
http://www.ne.jp/asahi/voce/home/MameChisiki/MameChisiki.htm#%82P%81D%89%B9%8Ay%8A%EE%91b%92m%8E%AF%95%D2

【ミサ(Missa)の語源について】
むかし民衆が集まって行われた教会での祈り（聖祭）は、最後に司教が
「Ite,missa est. イテ　ミサ　エスト（去れ、これにて（集会は）解散する）」と
言い放つ習わしから、「ミサ」と言われるようになりました。

【ミサ曲とは】
カトリックのミサは、固有文(Proprium)と通常文(Ordinarium)で構成されていますが、
「ミサ曲」は、ミサ通常文に統一性をもたせて作曲されたもので、
１.キリエ(Kyrie＝憐れみの賛歌)
２.グロリア(Gloria＝栄光の賛歌)
３.クレド(Credo＝信仰宣言)
４.サンクトゥス(Sanctus＝感謝の賛歌)
５.アニュスディ(Agnus Dei＝平和の賛歌）の５つの典礼文から成り立っています。

【アーメン(Amen)という言葉について】
ミサの最後などに、必ず唱えるのがこの「Amen (アーメン) 」という言葉。
これはヘブライ語で「まことに」「確かに」という意味の言葉です。
やがて「そうでありますように」という意味になりました。

その他にも
【キリスト教と宗教音楽について】
【ラテン語について】
などなど勉強になります！

モンテヴェルディについても書かれてあります。
「モンテ（山）ヴェルディ（青い）＝青山」さん・・・なんだか親しみが湧きますね（笑）

ミサ　通常文(Missa / Ordinarium)　歌詞の日本語訳はコチラ
http://www.ne.jp/asahi/voce/home/Kyoutuu/missa-text.htm

単語ごとの意味が分かるのはコチラ
http://www2.ayu.ne.jp/user/atsukon/page015.html

それと・・・
某合唱団の広報誌に非常にわかりやすい解釈がまとめられていました。
抜粋しちゃいます。マズイかな・・・

●Missa 通常文の内容その１

＝Kyrie＝
Kyrie は以下の3 節です。
1) Kyrie eleison.（主よ，あわれみたまえ）
2) Criste eleison.（キリストよ，あわれみたまえ）
3) Kyrie eleison.（主よ，あわれみたまえ）

「Kyrie」は「主よ」の意味で、「eleison」は「憐れみたまえ」の意味です。
共にギリシャ語です。
イエスが亡くなったあと、弟子たちがイエスの教えを世界に広めようとしたとき、
その教えを伝えるために書き記したものが必要でした。それが福音書に代表されるような文章です。
その際に使われた言語はローマ帝国内で使われていたギリシャ語でした。
その後、ラテン語などに翻訳されて伝えられていきました。
ですから、このKyrie の部分がギリシャ語で残り、他はラテン語であるということは、
如何にこの3 節が大切な言葉であったか、または、如何に頻繁に唱えられていたか、
ということを表していると思います。
この３節からなるKyrie は、それぞれの節を３回ずつ繰り返し、合計９回歌われたそうで、
このように何回も繰り返し歌うということは、深い祈りの歌であろうと想像されます。
また、三位一体を念頭に置くものとも言われています。
※三位一体はキリスト教の根幹的教義の１つ。
　理解する対象ではなく信じる対象としての神秘である(正教会)

● Missa 通常文の内容その2

＝Gloria＝
Gloria（栄光の讃歌）
■この2 行はルカによる福音書の言葉です。
イエスが馬小屋で産まれた時に、羊飼いたちのところに天使が現れ、救い主が生まれた事を告げます。
さらに、天の大軍が降りてきて加わり、神を賛美して次のように言います。
「いと高きところには栄光、神にあれ、／地には平和、御心に適う人にあれ。」（ルカ2:8-14）
(1) Gloria in excelsis deo.
　（天のいと高き所には神に栄光）
(2) Et in terra pax hominibus bonae voluntatis.
　（地には善意の人に平和あれ）
■次に神（主）への賛美が唱えられます。“te”という語は、「あなた」という意味です。
(3) Laudamus te.
　（われら主をほめ）
(4) Benedicimus te.
　（主をたたえ）
(5) Adramus te.
　（主をおがみ）
(6) Glorificamus te.
　（主をあがめ）
■賛美した後、この(7)で感謝の気持ちを歌います。
(7) Gratias agimus tibi propter magnam gloriam tuam.
　（主の大いなる栄光のゆえに主に感謝したてまつる）
■次に、主がどのようなお方なのかを歌います。
主は神であること、そして天におられる我々の王であること。
最後にキリストを長子として、神を信じる者を自分の子であると
認めてくださる「父なる神」であると歌います。
(8) Domine Deus, Rex caelestis, Deus Pater omnipotens.
　（神なる主，天の王，全能の父なる神よ）
■次にキリストのことを歌います。「fili」は「子」という意味ですが、
キリストを示すので大文字で「Fili」と書かれます。
「キリスト(主)は神である」と歌い、次に「Agnus Dei 神の小羊」と歌いますが、
この「子羊」には２つの意味があります。
人間を弱く小さい羊にたとえた意味と、いけにえとしての「犠牲」の意味です。
旧約聖書で、神はアブラハムの信仰をためすために
彼のひとり息子イサクをいけにえとしてささげよと命じます。
アブラハムは神を信じて息子イサクののどを刃物で切り裂こうとします。
すると神からの声がかかり、イサクのかわりに一頭の雄羊が与えられるのです。
このことから、後に人間の原罪の身代わりとして、
自らがいけにえとなるイエスを「神の小羊」と呼びます。
(9) Domine Fili unigenite, Jesu Christe.
　（主なる御ひとり子，イエス・キリストよ）
(10) Domine Deus, Agnus Dei, Filius Patris.
　（神なる主，神の小羊，父のみ子よ）
(11) Qui tollis peccata mundi, miserere nobis.
　（世の罪を除きたもう主よ，われらをあわれみたまえ）
(12) Qui tollis peccata mundi, suscipe deprecationem nostrem.
　（世の罪を除きたもう主よ，われらの願いをききいれたまえ）
(13) Qui sedes ad dexteram Patris, miserere nobis.
　（父の右に座したもう主よ，われらをあわれみたまえ）
■「qui」は関係代名詞で前節(10)の「Domine 主」「Agnus 小羊」「Filius み子」を指し、
キリストのことを表します。父(神)の右に座り、神にとりなしをしてくれるキリストに
「祈り」と「願い」を歌います。
(14) Quoniam tu solus sanctus.
　（主のみ聖なり（あなただけが神聖であるからです））
(15) Tu solus Dominus.
　（主のみ王なり）
(16) Tu solus Altissimus, Jesu Christe.
　（主のみいと高し，イエス・キリストよ）
■「tu solus」とは「あなただけ」という意味で、
「他の何ものをも神としません。キリストよ、あなただけを神とします」という
信仰告白の3 行です。
(17) Cum Sancto Spiritu in gloria Dei Patris.
　（聖霊とともに，父なる神の栄光のうちに）
■聖(sancto)霊(cum)は、調べてもよく理解できません。
三位一体の（主、キリスト、聖霊は一体であるという）考え方で、
「神の属性とはたらきを分け持った、神の一人格」とされます。
イエスの洗礼の際や、マリアの処女懐胎の場面に現れたりして実際に存在するとか、
天使のことを指すとか、一神教であるキリスト教において「神とキリストの同一性」という
問題を解決するための概念であるとか…いろいろな考え方があるようでよく分かりませんでした。
しかし、神とキリスト、そして人間を結びつける大切な考え方であることはいえると思います。
(18) Amen.
　（アーメン）
■「アーメン」とは「その通りです」という意味で、今まで歌ってきたことはすべて
「その通り」「然り」なのだと歌います。

Wikipedia ではアーメンについて次のように述べられています。
古代ユダヤ教会では、ラビが聖書の一句を読み、続けて会衆が復唱することで、
聖書（丸暗記）教育を施した。
しかし、会衆は次第に復唱を省略し「アーメーン!（そのとおり!）」とだけ言うようになった。
これがユダヤ教から派生したキリスト教にそのまま受け継がれ、
神父が祈りの言葉を言った後に会衆がアーメンと言うようになった。

ふぅ。けっこうなボリューム(;^_^A
結局、キリスト教という宗教がどのようなものの考え方をするのか、
歴史的背景、音楽史、そして基本的な音楽を勉強しないと
「完璧」な演奏はできないのだと思いました・・・。

この曲が持つ意味が演奏からにじみ出るように練習していきたいものです。

アンコンまで

あと

練習６回！！
　（特練除く）

では、最後にいつものやつ。

真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり

本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる

を忘れず、「本気」で頑張りますっ！！