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飯野ロケット研究所コミュの川俣でも今後の対応を検討し始めました

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福島原発事故の影響がいよいよ迫ってきました。隣の伊達郡川俣町や相馬郡飯舘村では、昨日10日、政府から連絡を受け、今後の対応を検討し始めたそうです。

川俣も飯舘も原発から20キロ以上離れていますが、累積の放射線量の数値が高くなっているため、政府は、避難指示を出すことを検討している、と連絡してきたのだそうです。

飯舘は人口6500人の小さな村ですが、「国は1か月以内に全員を避難させてほしい」と村長が語っているようです。

村の学校の校庭では、最高毎時18・2マイクロシーベルトという、周辺より高い数値の放射線量が記録された、とメディアは伝えています。

しかし、この放射線レベルがどの程度の危険性があるのか。避難することの合理的理由はあるのか。避難したあとはどうなるのか、避難はいつまで続くのか、さっぱり分かりません。

科学的に物事を考える知識が基本的に不十分だからです。

と思っていたら、チェルノブイリ事故で放射線被爆治療に関わった経験を持つ、ロバート・ゲイル博士が、週刊ダイヤモンドのインタビューに答えていました。
http://diamond.jp/articles/-/11772

「政府内に放射線に詳しい専門家がいないため、かえって混乱を招くだけの結果になっている。国民が理解できるような方法でデータを噛み砕いて伝えることができていない」

博士の見方からすれば、今回の飯舘村の避難検討は混乱に拍車をかけていることになります。

たとえば、「日本政府が現在、飲料水では放射性ヨウ素が1リットルあたり300ベクレルを超えると好ましくない、というメッセージを国民に伝えている」ことについて、博士はこう語っています。

「この数値は何も目の前のコップに入った水を飲むと危険だ、ということを示しているのではない。20杯飲んでも大丈夫なはずだ。その値以上の飲料水を5リットルほど毎日1年間飲み続けたら、ガンになる確率が1万分の1上がる可能性がわずかにある、ということだ。そういう説明を、自信を持ってできる人間が政府内にいないことが問題なのだ」

原発事故の今後はどうなっていくのか、については、博士はこう答えます。

「もっともあり得るシナリオは、原発を完全に制御できるようになるまであと数ヵ月かかる。1号機から4号機は廃炉が決定的となったが、その方法が石棺(コンクリートで固める)であれば2〜3年はその作業に必要だ。解体撤去には、さらに数十年単位の歳月が必要だ。

 現在避難している周辺住民は、環境を注意深く調査してからの話だが、場所によっては、1〜2年のうちに元の住まいに戻ることができるだろう。チェルノブイリでも、立ち入り禁止区域に指定されている30キロ圏内で現在生活している人たちもいる」

避難先から帰ったらどうなるのか。

「70歳の高齢者でこれまでタバコを吸い続けてきたような人ならば、現状のレベルの放射線によるガンのリスクは微々たるものに過ぎない。高齢者ならば、場所によっては住み続ける選択肢もあり得るだろう」

放射性物質は自然界にも存在します。放射能に限らず、自然界には危険がいっぱいです。危険な自然といかに安全に共生できるか、試行錯誤を積み重ねてきたのが、祖先たちの歴史です。

基準値を超える数値が出たからと右往左往するのではなく、安全性を確保するために、精いっぱい科学的に考え、対応することが、誰よりも為政者たちに望まれます。

以上、2代目の日記「飯野さ、来らんしょ、良いとごだゾィ」から
http://pub.ne.jp/banky/

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