「神様のレシピ」コミュのレシピ８

続きものです。
レシピ１からどうぞ↓
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「いじめ」


なんて、そんな言葉で済むのでしょうか。


これは、れっきとした
犯罪です。









でも、犯罪だけど















誰も助けてはくれないという現実が
そこにありました。










最後の砦は
家族になると


今後の話でもでてきますが・・・


どうか


どうぞ


そのことは、世の親御さんたち


覚えておいてください。
プレッシャーかけてごめんね。
でも、本当の話です。









もう、どんなに、泣くまいとは決めていても

次から次へとこみ上げてくる涙を
止める事は、できませんでした。



そこまでするの？

人が、人に・・・




バイクに乗っていた相手が誰なのか
いまだにわかりませんが
その場に居合わせた人間ではっきりとわかっているのは
やくざの息子で不良との付き合いの深い、佐川（仮名）。

他の学校からきた（バイクできたから高校生だと思います）不良仲間と、その光景を愉しんでいました。



一体何がおもしろくて

無抵抗な人間に

こんな仕打ちができるのでしょう。



いじめっていう言葉が嫌い。

いじめの定義が広すぎて

傷ついた気持ちに順位も何もないけど



でも、学校で犯罪まがいなことがおきたって
「いじめ」で「学校の問題」と
済まされてしまうのは、納得がいかない。


学校が無法地帯。
それで、いいわけがない。






誰に嫌われようとも

愛しい我が娘が

バイクで引きずられていて



それを目の当たりにしたお母さんはどんな気持ちだっただろう。











お母さんは、命がけで
それを止めに入りました。




「なにするのよ！」




必死の形相で止めに入った
お母さん。
予想外の乱入者だったのか
それとも、めんどくさいことになると思ったのか

やつらはその場から
さっさと逃げていったそうで・・・









お母さん



お母さんが無事でよかった。









このときのことを

思い返すと、本当に震えがきます。




もし一歩でも
お母さんの介入が遅かったら・・・


圭ちゃんは
もっと酷い怪我をおっていたでしょう。

最悪の事態も考えられます。




もしもやつらが
お母さんにむけて、何かしてきたら・・・


それだって、考えられない事ではないんです。





どうして校内で

こんな事が起こって



誰も助けてくれないの？



他に大人だっているはずなのに。


先生達は何してたの？？





この事態に気が付いていた先生が
いたのかいないのかはわかりませんが

一人として
気付かなかったということは、ないと思います。


それを目撃していた生徒の親が
心配して、うちにきてくれたり
電話くれたりしたのですから。





ですが




お母さんが、必死でわが子を守り
校内へと逃げ込んで
職員室で訴えても


「私たちはみていなかった。」

「知らなかった。」






「今後気をつけます。」




それで、オシマイ。




ありえますか？


ありえないでしょう。






当然ながら怒りと恐怖のおさまらないお母さんは

見てみぬふりの学校に

何を言っても無駄だと思いなおし


警察へと駆けつけますが・・





ここでもまた

信じられない事を言われます。





「やくざの息子で不良の主犯の佐川（仮名）は
　他にも色んな事件を起こしていて
　われわれもマークしています。

　が


　現行犯でないと、逮捕できない。」






できないの？？？？





愕然とします。


目撃証言はお母さん一人。
学校側は知らぬ存ぜぬで押し通すでしょうし・・・
他の生徒も見ていたとは思うけど
みんな怖かったと思うので
証言を求めるのは、酷というか
難しいかなというか・・・



被害者が、訴えれば
話が変わります。




が。






訴えられない、じゃないですか・・・




圭ちゃんは・・・




訴えられないじゃないですか・・・。





どうやって、訴えればいいんですか？

教えてください。




どうやって、守ってやればいいんですか？

教えてください。







だから


この件に関しては、


泣き寝入りなんです。






学校も

警察すらも


信用できないわけで





残された道は

もう、学校には行かないこと。


それしか、圭ちゃんを守ってあげる手段はありませんから。





お母さんは、
悔しさも悲しさも怒りも
全部全部内側に封じ込め、

圭ちゃんの未来を、守ることを
何よりもまず先に、考える事にしました。



その決断は、正しかったと思います。

怒りに身を任せて
大切なものを後回しにしなくてよかったと。





この点に関して

私は母をとても尊敬しています。



今だってその当時の悔しさに
歯軋りしてますから。我が家。
でも、そのときに先に進む決断をして良かった。






警察に訴えに行ったりしたものですから

学校も大慌てで

菓子折り一つ持って

誤りにきましたが


許せる問題ではないんです。




土下座されたところで



許せる問題じゃないんです。





結局コレでこの学校との関係は終わりましたが・・・




人が、人をいじめていい、理由って

なんですか？



私は、そう問いたい。








　　重たい話でごめんね。まだまだ序章。
　　まだ、続きます。


　レシピ９につづく↓
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