Ｌ・Ａ行政書士の会コミュの◆◇◆Ｌ・Ａの『民法なんてぶっとばせ！−実践演習メルマガ−』3月2号

◆◇◆Ｌ・Ａの『民法なんてぶっとばせ！−実践演習メルマガ−』

行政書士・宅建主任者で受験生を苦しめる民法。
その正体は条文と判例です。問題を解いて解いて、
試験のときに「あ、この肢見たことある！」という
その感覚を増やしましょう！

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（問題１）不動産及び動産に関して次の中に誤っているものがいくつあるか
選びなさい。
Ａ．一筆の土地の一部についても占有が可能であり、その時効取得が認められる
。
Ｂ．建物として登記をなすには完成した建物でなければならない。
Ｃ．一筆の土地を分割して譲渡することはできる。
Ｄ．無記名債権は動産とみなす。
Ｅ．まだ刈り取っていない立稲は観念上地盤と一体であり、別個のものとして
譲渡することはできない。
（１）１つ
（２）２つ
（３）３つ
（４）４つ
（５）５つ


（問題２）主物及び従物に関して次の中から誤っているものを選びなさい。
（１）従物は主物の処分に従う。
（２）建物の抵当権は設定当時建物の常用のため付属させた動産には及ばない。
（３）建物の賃料は建物の法定果実である。
（４）天然果実は、その元物から分離するときに、これを収取する権利を有す
る者に帰属する。
（５）土地の産出物である果実は、その土地から分離するときに他に収取権者
がいるとの立証がないときは、土地所有者の所有に属するものと推定すべきで
ある。


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（問題３）公序良俗に関する次の記述のうち正しいものはいくつあるか選びな
さい。
Ａ．賭博の用に供されることを知ってする金銭消費貸借契約は無効である。
Ｂ．土地付分譲マンションにおいて土地の一区画に駐車場専用使用権をマンショ
ン分譲とは別個に設定する約定は、分譲業者が同一土地から二重に利益を得る
ものであり、公序良俗違反である。
Ｃ．定年年齢を男子６０歳、女子５５歳と定めた修行規則において女子の定年年
齢を男子よりも低く定めた部分が性別のみによる不合理な差別を定めたもので
あり、公序良俗に違反する。
Ｄ．賭博の勝ち負けによって生じた債権が譲渡され、債務者が意義をとどめない
で承諾した場合でも、債務者は原則として公序良俗違反による無効を主張できる
。
Ｅ．法律行為が控除に反することを目的とするものであるとして無効になるかど
うかは、法律行為がされた時点の公序に照らして判断すべきである。


問題４　任意規定と異なる意思表示について次の記述のうち、誤っているものを
選びなさい。
（１）食肉の売買契約をした者が、食品衛生法による営業許可を受けていない
としても、同法は単なる取締法規に過ぎないから、取引は無効ではない。
（２）証券業者が、証券取引法４９条に違反して委託証拠金なしに信用取引に
より株式の売買をしても、証券会社と委託者との間の契約の効力に影響を及ぼ
さない。
（３）重要文化財の所有者が文化財保護法４６条１項に違反して第三者に有償
譲渡しても、その効力に影響はない。
（４）現金自動支払機によりキャッシュカードと暗証番号を確認して預金の払
戻しをした場合、預金者以外の者が払戻しを受けたとしても責任を負わない旨
の免責特約は無効である。
（５）法律行為の当事者が法令中の公の秩序に関しない規定と異なる意思を表
示したときは、その意思に従う。


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