現在ジャーマン・メタル・シーンを牽引するバンドのひとつとして君臨するEDGUY。そのシンガーでありソングライターであるトビアス・サメット。 彼がソロ・プロジェクトの構想を練り始めたのは1999年、EDGUYが「THEATER OF SALVATION」に伴うツアーを行っていた頃のこと。 「自ら書いた楽曲を多くのアーティストにプレイして貰いたい」という彼の思いは、彼自らが考案したメタル・オペラとして具体的な形となり、 2001年「THE METAL OPERA」がリリースされる。メロディック・メタル・シーンの大物アーティストが多数参加したこのアルバムはヨーロッパで10万枚を超えるセールスを記録、パワー・メタル史上に残る作品となる。それがここ日本でも話題となり、トビアス・サメットの名は一気にシーンに広まる。その効果は彼のメイン・バンドであるEDGUYにまで波及、 「MANDRAKE」では長期のツアーを行うなどの躍進を遂げることとなる。2002年には続編となる「THE METAL OPERA PT.II」をリリース。 前作以上に多くのゲストを招いた本作はまたしても高評価を得た。
その後しばらくはEDGUYでの活動に専念することを公言し、インタビューでも続編を制作する可能性を否定していたものの、 「ROCKET RIDE」でのツアーが終了した後、続編を制作することを発表する。これまで以上の大物アーティストを起用し、 過去最大級に壮大な作品とするべく制作された新作「THE SCARECROW」は2008年1月にリリースされ、 プロジェクトが始まって初となるコンサート・ツアーを行うことが決定、今年のWACKEN OPEN AIRには1日のヘッドライナーを務めることも発表、数少ないワールド・ツアー日程の中、日本でもたった一夜限り公演を行う。
●現在予定中のメンバー Tobias Sammet − Vocals Andre Matos − Vocals Jorn Lande − Vocals Amanda Somerville − Vocals Oliver Hartmann − Guitars / Vocals Cloudy Yang - Vocals Sascha Paeth − Lead Guitars Robert Hunecke − Bass Michael “Miro” Rodenberg − Keyboards Frank Lindenthal − Drums