カバラ -kabbalah, Qabbalah-コミュのカバラについて【その1】

起源については定説がない。平たく言えばユダヤ教の神秘的側面を司る教えであり、主に瞑想を通して、個人の霊性を高めるために利用する体系である。

精神世界は高いレベルからから低いレベルへ４つに分類されると考え、それぞれの世界に「セフィロトの樹」（生命の樹）がひとつあると考えられている。
セフィロトとは「セフィラー」の複数形。「セフィラー」は生命の樹に１０づつ付いている。
基本的には一番上に存在するセフィラーが高尚な世界で、一番下が現実の世界である。

始めに完全な無の世界、アインからアイン・ソフが、アイン・ソフからアイン・ソフ・アウルが生まれ、アイン・ソフ・アウルから始めの点である、アツィルト界（最上級の界）のケテル（最上級のセフィラー）が現れた。アイン→アイン・ソフ→アイン・ソフ・アウルと進むに従い光が強まり、具体化（物質化）してくる。

四世界（上から）
・アツィルト界・・・・神の世界・神名、元型・四元素の火
・ブリアー界・・・・・大天使の世界、創造、四元素の水
・イェツィラー界・・・天使の世界、形成、四元素の風
・アシャー界・・・・・悪魔の世界、物質・活動、四元素の地

神秘学では地球上は修行のために降りてきている場所だと考えるため、肉体（物質）を持つ人間は一番低い世界にいると考えられている。

写真の１から１０の円がセフィラーであり、それぞれをつなぐ道はパスと呼ばれる。パスは２２本あり、タロットカードに対応しているという説がある。そのため１本のパスに一枚の大アルカナが当てはめられている。またセフィロトには、１が小アルカナのエース、２が小アルカナの数札の２の四枚、・・・と対応している。
セフィラーは１が神の世界であり、順に下がって１０が人間界の地球を表している。１から２が流出し、２から３が流出し・・と考える。

セフィラー
１・ケテル（王冠）・・・・・全ての始まり。宇宙全体が対応している。
２・コクマー（知恵）・・・・男性的能動的能力、父親。１２星座が対応している。
３・ビナー（理解）・・・・・女性的受動的能力、母親。土星。
４・ケセド（慈悲）・・・・・憐憫、恵み。木星。
５・ゲブラー（峻厳）・・・・力、戦い、勇気、残酷、破壊。火星。
６・ティファレト（美）・・・樹の中心にあるため、調和や均衡を表す。太陽。
７・ネツァク（勝利）・・・・本能、成就。金星。
８・ホド（栄光）・・・・・・知性、名誉。ヘルメスの神と縁が深い。水星。
９・イエソド（基礎）・・・・基盤。エーテル体。月。
１０・マルクト（王国）・・・物質界、現実界。地球。

イラスト中の縦に走る三本の柱にも、意味や名称がある。

-左の柱
ヘルメスの小径、またはJACHIN（ヤキン）
色は黒。「西洋の秘儀の教え」の創始者といわれる、ヘルメス・トリスメギストゥス（極めて偉大なる者）にちなんで名づけられた。勤勉な研究の径。または男性的、能動的な力。

-右の柱
オルフェウスの小径、またはBOAZ（ボアズ）
色は白。幸福と民衆音楽の保護者であるオルフェウスにちなんでこう名づけられた。
自然を愛し、規律や拘束を受け入れない人々の小径。または女性的、受動的な力。

-中央の柱
神秘家の小径
色は黄金。挑むには最も難しく、神に対して自己を犠牲にして献身する小径。
均衡を表す。

カバラ体系の三大教典として、
・セフェール・イェツィラー（形成の書）
・セフェール・ハ・ゾハール（光輝の書）
・アポカリュプス（黙示録）
が挙げられる。

コメント(19)

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[1] mixiユーザー 06月20日 13:23

すでにありますね。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=57402

[2] mixiユーザー 06月20日 20:01

そうなんですよ。
見付けてひやりでした。

[3] mixiユーザー 06月20日 20:11

いつもはニヤリの酉さんが！！！

[4] mixiユーザー 06月21日 14:35

ええ。
どうしようかと思います。
数で抜くしかないですね。

[5] mixiユーザー 06月21日 14:43

なんの数ですか？
メンバーならもうすっかり負けてますよっ！！

[6] mixiユーザー 06月29日 13:58

ここからです。

[7] mixiユーザー 06月29日 14:39

強気ですね。根拠なく。

[8] mixiユーザー 07月08日 15:27

「ツ・ヨ・シ」（作詞/作曲　酉氏）

ゲィッ！！？？

[9] mixiユーザー 07月10日 12:02

チ・ュ・ン・コ　love　（マチコマキ著）

[10] mixiユーザー 07月13日 11:47

.......

コラッ

[11] mixiユーザー 07月13日 14:02

ﾐﾂｶｯﾀ

[12] mixiユーザー 08月25日 03:05

ﾔﾍﾞｪ

[15] mixiユーザー 05月10日 21:07

> 酉（小6）さん

こんにちは！

管理人さんのお書きになるトピックは、「ああ、これが普通の人の認識なのね」って、普通に読めるのです。

最近、活動的な方が居て、私は「だから何？」って感じています。「大きなコミュだからかな？」と思って、もうひとつのコミュを抜けたのですが。

では、更なるご活躍を見守っていることにします。

[17] mixiユーザー 05月12日 20:26

> shipさん

ひやかしじゃないです。なので、周囲の許す限り、マジメに討論することにします。

しかし、ならば、新しくトピックを立てて欲しかったです。酉（小六）さんが一生懸命書いたトピックだから、気を使いたい。

shipさんは、酉（小六）さんを嫌っているのでしょうか？

それと、「カバラを悪用する人が居る」と、要約すると、そう言うことですか？「その人物たちは、カバラに対して、そのような解釈しか出来ていない」って、私の理解で正しいですか？

ならば、嘆かわしいことですねぇ。

[19] mixiユーザー 05月13日 20:54

> shipさん

「誰かを傷つけるために、誰かをダマすために、カバラを使う」としたら、それは、悪用と（私は）感じます。

カバラは、『（東洋的言い回しならば）陰陽の法則』を説いています。ただそれだけなので、善悪の両方に応用が可能です。

『陰陽の法則』ですから、当然、陰が強ければ、陽も強くなる。悪用すれば、善によって制される。「いつ頃、制されるか？」は、神のみぞ知るですが…。

神の怒りを買ったら、その時でしょうね。知らないなら知らないで赦されるけど…。「知っている。それを悪用した」では、神の怒りを買いますよ。（ユダヤ人は、それ故に、神の怒りを買いやすい。）

同じ悪いことをするなら、カバラの名を出さずにやるのが賢いようです。

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