FOOTBALL　CLUB　「Liverpool 」コミュのシャビ・アロンソ、キャラガー。

■シャビ・アロンソ：「イスタンブール？もう忘れよう。僕らはあまりにミスしすぎた」

「ミランはよりバランスが取れているけど、僕らも強くなった」

キャラガーは地元紙で「イスタンブールでの喜びが僕らの指針となる」と語った。同点ゴールを決めてミランに衝撃を与えたＭＦシャビ・アロンソは、そのイスタンブールでのヒーローの１人だ。「イスタンブールでの出来事は素晴らしかった。でも、僕らは前半終了時にミランに３－０とリードされたことを忘れてはいない。その後は信じられないようなことが起きたけど、あのミスはまだ忘れられないんだ。決して繰り返してはいけないことだよ」。

－２年間で何かわかりましたか？説明はできたのでしょうか？

「ハーフタイムのとき、非常に複雑な状況なのはわかっていた。でも、ベニテス監督は適切な言葉を言い、交代（フィナンに代えてハマン）を行ったんだ。それが試合を変えた。あとは、サッカーの謎ということさ」。

－勝利以外に、あの５月２５日について忘れられない記憶はありますか？

「３－０とされたときの、僕らのファンの応援だね。僕らに同点劇の力を与えてくれたのは彼らだったんだ。彼らがいなかったら、実現できなかったと思う」。

－現在のミランはイスタンブール当時より強くなっていると思いますか？

「よりバランスがとれているね。シェフチェンコとクレスポがいなくなったけど、ピルロはいぜんとして恐るべき存在だし、アンブロジーニは中盤を統率している。ガットゥーゾと共に、カカーとセードルフにより自由な仕事をさせているんだ」。

－では、リヴァプールは？

「僕らも強くなった。より経験を積んで、こういった大事な試合を戦うことにも慣れているんだ」。

－ミランのどこが好きですか？

「ピッチ上で何をすべきか、いつもわかっているところ。決してロングボールを放ることはせず、冷静さを失うこともない。カカー？彼が違いを生んでいるね。どうやってマークするか？たくさんプレッシャーをかけ、時間を与えないようにしないといけない。彼はボールを受ける前のプレーが“フェノーメノ”なんだ。本当に多くのプレッシャーをかける必要があるだろう」。

－バロンドールにはふさわしいでしょうか？

「僕なら彼にあげるね」

－ミランにとっての悪夢、あなた方にとっての夢。アテネでの決勝に、イスタンブールでの一戦はどういう影響をどれくらい与えるのでしょう？

「あの試合のことは僕らも彼らも覚えている。ずっと忘れないだろう。でも、もう過去のことなんだ。もしもＰＫ戦になったら、僕らに有利になるというだけだよ。でも、ＣＬ決勝でまたあんな試合になったら、どんな気分になるか想像できないよ」。

■キャラガー：「今回は先行したい」

経験を糧に調整中

リヴァプールに所属するＤＦジェイミー・キャラガーは、２年前の自分たちの経験がＣＬ決勝の舞台で役に立つと語る。

「僕たちが２００５年にミランと対戦したとき、試合でたくさんの新たな経験をしたんだ。もちろん、その前にもビッグゲームを何度もこなしてきた。しかし、あの試合以上のゲームは僕たちのキャリアにはない。決勝の前に長い準備期間があるね。その準備についても、かつての経験は参考になるんだ」。

「イスタンブールで起きたことを忘れてはいけない。僕たちも最悪の状況を知っている。たとえ２－０になったって、誰も試合が決まったなんて思わないよ。決勝でできることについてはわかっている。だけど、今回は先行したいね。自分たちが難しくなる状況は避けたいと思う」。